スマートフォンの価格が近年急速に上昇しており、20万円や30万円するハイエンドモデルも珍しくなくなりました。 昔は10万円程度で手に入ったハイエンドスマホが、今では倍以上の値段になっています。これについて、「高すぎる」と感じる人も多いかもしれません。 しかし、ここではスマホの価格がどうなのか、少し述べてみたいと思います。 まず、20万円や30万円という価格は確かに高いと言えます。日常的に使うガジェットにこれだけのお金をかけるのはためらわれるかもしれません。また最近はロー
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉は、狭い世界しか知らずにその中で満足していることをネガティブに捉える表現としてよく使われます。 しかし、このこと自体はそこまで悪いことではないのではないかと思います。世の中には「知らない方が幸せなこと」や「知らなくてもいいこと」が存在するのです。 例えば、SNSが登場する前、多くの人々は自分の狭いコミュニティの中で価値観を共有しながら生きていました。 たとえば、建築業界には左官や大工という職業があります。 平均年収を見るとそこまで景気の良
こういった事例を見ることが多くなりました。 「怒り」「感動」と言ったことを自分の言葉で行うのはとても苦労します。怒っているという文章を書くこと自体、実際真正面から取り組もうとすると労力がかかるものです。イライラした対象について考え続けないとなりませんし、なぜ自分がこの対象に起こっているのか整理する必要があり、そして何よりアウトプットしたことに対しては責任が伴います。 私はこんなに怒っているのに、一生懸命文章を書いたのにSNSで「なにそんな小さなことにむきになってるの?」と言
私のモットー・座右の銘と言う程ではないですが、大切にしている言葉があります。 「楽に楽しく生きる」 中学時代の友人がよく言っていた単語で、それ以来私もずっと人生の指針のようなものになっている言葉です。 そして、高校・大学生になったあたりに気づきました。 「楽に楽しく生きる」ためには「頑張らないといけない」 やりたくないことは「楽」でも「楽しく」でもないのでやりたくないです。当たり前ですね。 ただ、やりたくないことを「やりたくない」と言うためには、実力や能力が必要です
人間には承認欲求が備わっているようです。マズローさんもそういっていますね。 承認欲求と言うと形式ばっていますが、ラフに表現すると「私がいることを知ってほしい」というニュアンスのように思います。 私がこうしてつらつらと毎日noteを投稿している理由の一つにも「こういった考えを持っている人間がいる」ということを知ってほしいからやっています(おそらく)。 ただ、SNSを見ているとこれが行き過ぎているように思います。 例えば商品のPRに対して、わざわざ「この商品は高すぎる!」と書き
SNS上での誹謗中傷や罵倒が、社会的な問題として大きく取り上げられることが増えています。 なぜ人々は、訴訟レベルにまで発展するような発言にはどう考えてもデメリットしかありません。中には「誹謗中傷だと思っていなかった」といったパターンもあるでしょう。 しかし、その背景には、多くの場合「SNSで〝いいね〟をもらえる唯一のコンテンツが『悪口』しかない」という何とも切ない現実が潜んでいるのかなと思っています。 SNSは、誰もが簡単に発信でき、他者からの反応を得ることができる場です。
少し前にもこんな文章をかいたとおもいますが。 2024年も終わりに近づき、AI技術は我々の日常や仕事に密接に絡み合うようになっています。 「AIに食わせる原稿」を書くという新たなライターの仕事というものも登場し始めました。 「読者はAIだけ」ライターの新たな仕事と"2026年問題"とは https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ababed0e02ae1fd171645045584387e9efd4ee69 時給25〜50ドル(約
現代では、インターネット上で誰もが簡単に意見を発信できるようになり、その多様性が社会に新たな視点を提供している一方で、調査不足のまま意見を述べてしまうと無意識のうちに自らの無知を露呈してしまう、そんな人を多く見ます。 例えば、こんな提案を見たことはないでしょうか? 「スーパーカーとか高級時計とか、タワーマンションの最上階に住む人に税率1000%の税金をかければいい。そういうものを買う人は、値段が高ければ高いほど差別化できて喜ぶ人たちだから、彼らにとっても、政府にとってもW
毎度のことながら初心者の勝手な妄想です。 生成AIによって、知的労働は一気にハードルが下がっていくと思います。 皆が個別の家庭教師、先生、実行者、そういったものを手にすることになるでしょう。これはおそらく避けることが出来ません。 いままで比較的知的労働といった事がもてはやされてきましたが、これからは知的労働のパイは少なくなり、肉体労働が重宝されるといった現象も起きていくことかと思います。 さて、私は肉体労働では社会にあまり貢献できそうにありません。 そんな中での生存戦略
「遺伝子操作によって、病気や怪我に強く、驚異的に賢い人間を造ろう――」 会議室のホログラムディスプレイに浮かび上がったプロジェクト概要に、周囲は静かなざわめきに包まれた。近未来を担う天才科学者たちが集まる場所だ。誰もがその提案を無言で受け入れた。人類の進化、いや、次のステージに踏み込むのだという高揚感があった。 「……まぁ、それは理解できる。論理的だ」と、長老格の科学者が慎重に頷いた。 彼らが目指しているのは、全く新しい存在。遺伝子技術の最先端を駆使し、病気に耐え、知恵
音楽の授業が音「楽」になっていないという指摘について考える Xのタイムラインに次のようなものが流れてきました。 https://x.com/ta1_oboe/status/1831147255841325494 「音楽の良さとは一番かけ離れた場所に、音楽の授業が行ってしまっている」という意見には、多くの賛同の声が集まっているようです。 確かに、音楽家の名前や時代背景を暗記するだけでは、音楽を本当に楽しんでいるとは言いがたいかもしれません。 楽器を演奏するわけでもなく、曲
かつて、「エリートは挫折を経験していないから失敗に弱い」とよく言われていました。成功ばかりを収め、挫折する機会が少ないため、一度の失敗が致命的になるという考え方です。しかし、現代の若者を見ていると、むしろ上位層の方が多くの失敗を経験し、そこからの立ち直り方を学んでいるという事実が浮かび上がってきます。一方、下位層では、失敗しないよう過保護に育てられる傾向が強まり、結果として失敗に対する耐性が弱まっているようです。 上位層の家庭や学校では、競争の激しい環境に身を置くことが多く
技術革新によって、今まで以上に「ファン」が大切になる世界 まずこの曲を聞いてみてください。 このボーカルよりも上手に歌える人はどのくらいいるでしょうか? 少なくとも私よりも上手です。 そしてこのボーカルは人間ではありません。 https://www.ssw.co.jp/products/synth_v/megpoid/ このソフトが販売されたのは2023年12月、もう1年前の話です。 最近はChatGPTや生成AIによるイラストばかりが注目されていますが、技術革新によ
世の中には、何かに挑戦したときに「ギリギリ自分に解けるパズル」を「良問」と評価し、ギリギリ自分に理解できる表現を「センスが良い」と感じる人が一定数います。 その一方であまりに単純であったり簡単すぎたり、反対に難しすぎると「悪問」「センスがない」と言ったりします。 これは、彼らが自分にとっての適度な難易度や理解できる範囲を基準に物事を判断しているからです。しかし、これがある種の偏りを生む場合があります。 たとえば、デザインの世界でよく聞かれる「ユニバーサルデザイン」という言
最近「金銭解雇」という単語をSNS上で見るようになりました。 https://x.com/kazenohyui78/status/1830098032563519941 賛成している人はおおむね「窓際の働かない(自分より給与をもらっている)おっさんがクビになることはいいことだ」という論旨が多いように見えます。 この文章を見て、素直にこう思います。 「自分の能力に自信があるんだなぁ」と。 「窓際の働かない(自分より給与をもらっている)おっさんがクビになることはいいことだ
人類が築き上げてきた数多くのルールや制度は、私たちの社会をより公平で安全なものにしようという願いのもとに作られたものです。 共同生活を送っていく上では決まりが必要です。 「犯罪」と言うものも人間が決めたルールにしかすぎませんし、それ以上でもそれ以下でもないですが、それでも守るべきルールとして存在します。 ルールは所属している共同体ごとにある程度の柔軟性を持たせた方が使いとしての私たちにとって便利に運用することが出来ます。 日本では絶対に守らないといけない憲法というものがあ