
少子化になった理由は貧しくなったから?
素人のたわ言ですが、こんなことも理由の一つにはなるのでは?と思っていただければと思います。
よく言われる少子化の原因としては以下のようなことがあげられます。
少子化の最大の原因は金がないから
結婚するにも金がかかる、結婚にも金がかかる、子供を育てるにも金がかかる、子供を産めば産むほど金がかかる。
ここから政府批判につながったりするのはお決まりの常套句かと思います。
確かにこれも一理はあると思うのですが、私は「単に子供が労働力にならなくなったから」という事もあると思います。
現代社会で子供を産むと上記の通り、負債になります。それは事実でしょう。
しかし、かつては子供が一家の労働力として重要な存在でした。
農業社会では、子供が増えることで畑を耕す手が増え、家計を支える大切な要素となりました。これにより、子供を多く持つことは一家の財産を増やす手段でもあったのです。過去5人兄弟、10人兄弟といった事もあったようです。ただ、これも今よりも裕福ではない時代の話ですよね。
ところが、産業構造が変わり、都市化が進むにつれて、子供が労働力として必要とされる場面は減少していきました。工場労働やサービス業など、より専門的なスキルが求められる現代では、子供がすぐに家計を助けることは難しくなっています。
また、現代の経済システムでは、教育に対する期待が非常に高くなっています。
かつては中卒や高卒で就職することが一般的でしたが、今や大学進学が当たり前となり、さらには留学などという単語も飛び出してきます。
SNSによって、ほかの子供が素晴らしい教育をされているのを見ると、親としては自分ももっと、もっとと、さらに負担になるでしょう。
こういったことは親になる前から雰囲気が蔓延しているように思います。
このような教育にかかる費用や時間が増えれば増えるほど、子供を持つことに対する負担感は大きくなります。これは、経済的な負担という意味だけでなく、親としての責任感やプレッシャーを増幅させ、結果的に子供を持つ選択肢を避ける要因となっているのではないでしょうか。
つまり、少子化の背景には、単に「お金がないから」という理由だけでなく、子供がかつてのように経済的な資産でなくなり、むしろコストと見なされるようになったことがあるのではないかと思っています。
では場当たり的に、子供を産んだら1000万円贈呈、などとして経済的資産としてみなせるようにすればいいかと言うと今度は、非人道的な行為が行われることも容易に推測できます。
少なくとも借金返済のビジネスにはなりそうですね。
また、そこまで非人道的なことを行わなくとも、「1人目には500万円補助金を出します!」とした場合、おそらく多くの親が1人目の教育にお金を投資するのではないでしょうか。
より良い塾へ、ピアノも習わせたい……などなど。2人目の子供に対しての費用にしようと言う人は少ないかと思います。子供と言う存在が財を生み続ける資産にならないのであれば、補助金等も根本解決にはならないと思っています。
少子化はこんなことが原因で起きているのではないかと言う、そんな戯言でした。