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【理想と現実のギャップ】 『仕事だから』と割り切ってみる

noteでは前向きな記事や役立つ記事を書くようにしているけれど、現実の僕がいつでも前向きかと聞かれれれば、全然そんなことはない。

むしろ元気な日よりも、仕事や生き方で悩んだり、落ち込んだりするほうが多い。

いや、そういう性格だからこそ、適応障害になったのかもしれないなぁ。

実は、この記事を書いている自分も現在進行形で落ち込んでいる。

連休明け。
朝起きてから出勤までの時間にこの記事を書いているのだけれど、昨日の夜から今にかけて、どうも気分が優れない。

誰にでもそういう日があることを伝えたくて、未来の自分が読み返したときに「こんなことあったなぁ」と懐かしく思いたくて、この記事を書くことにした。


さて、気分が優れない原因はわかっている。

三連休で読んだ本が原因だ。

その本は、いわゆる成功者の本で、その成功者と自分の現状とのギャップに気持ちが下がっているのだ。

多くの本で書かれている成功者は、”自分らしく生きる”を体現していると思う。(本じゃなくても、インフルエンサーとか、YouTuberとかでも良い)

たとえば、気の合う仲間と働いていたり、時間に縛られずに生きていたり。

対して僕はどうだろうか。

悪い人じゃないが、社内の人には気を遣うし、自分の時間は完全に会社にコントロールされている。

あと30分後には出社しないといけない自分と、そんな制限もなく自由に生きている成功者。

この違いはどうして生まれるのだろうか。

いや、わかっている。
行動しているかどうかが、その差を生んでいるのだ。

だから行動するようにしているのだけれど、でも今すぐ差が埋まるわけじゃない。

そして行動した先で、あの成功者のような生活がいつかできるのだろうか。

そんなことは誰にもわからない。
そしてそんな先行き不透明な感じが不安なのだ。

僕と同じように、成功者に夢を見せられて、現状とのギャップで苦しんでいる人は多いだろう。

そのギャップに苦しみ続けると、「こんな働き方・生き方は自分らしくない」と結論づけてしまい、僕のように適応障害になってしまう。

1つだけ、ラクになる考え方がある。

それは「これは仕事だから」と割り切ることだ。

自分らしく生きるとか、自分の好きなこととか関係ない。
これは仕事だからやる。

そうやって割り切るとラクになる。

この考え方は養老孟司さんの本『ものがわかるということ』から学んだ。

「仕事だから」と言いながら、楽しそうに仕事をしている人がいます。そういう人は、たぶん「その仕事が好きだ」と割り切ってやっているんです。「本当に好きかどうか」なんてわからない。でも、好きだと割り切ったほうがストレスはたまりません。そうやって仕事を覚えていくと、自分の好みがもっとはっきり見えてきます。

ものがわかるということ/養老孟司

引用する文章を書きながら、気持ちがスッとラクになるのを改めて感じた。

きっとこの記事を読んでいる人は、生き方とか、働き方とか、考えすぎちゃう人が多いんじゃないだろうか。

僕もそうだ。

理想を追うのはきっと悪いことじゃない。

でも未来ばかりを見ていると現実とのギャップに苦しんでしまうから。

現実が嫌になりすぎないために、割り切りを大事にしよう。



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