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道を歩けば、批評したい。辛口批評を書く時は、相手が前向きにパワーアップしたくなるような表現に。

かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたるは、まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。

(第十一段)

向こうの庭に、大きな蜜柑の木があり、たくさん実がなっている。だけど、その周りを厳重に囲っている姿は、ちょっと引く。この木がなかったら、パーフェクトだったのに・・・



山里に入って行ったら、趣ある庵がありました。
さぞかし、素敵な趣味の家主だろうと、庭に目をやると、みかんの木の周りに囲いがあったと言います

取られたくなかったんでしょうねぇ

兼好さん、ケチくさく感じたのでしょうか?
まあ、獣や鳥にということもありますが・・


料理研究家の小林カツ代さんも、家の周りの猫よけのペットボトルが嫌いだと書いておられました

根は、一緒ですね
素敵なお宅なら尚更です


そういえば、近所にもあります
でも、あれは、大量の野良猫の世話をする隣家への、無言の抗議という噂も・・

事情は、様々です



⭐️エッセイのヒント

道を歩いていると、想像以上に、いろんなこと批評してます

あの人、スカーフでもすればいいのに
もっとわかりやすいポップにすれば、売れるのに

ファッションチェックや、コンサル
口には出さねど、結構、辛口だったりします(笑)


でも、それをそのまま書いて、バレたら、大変なことに

たくさん褒めて、こうだったらもう完璧だったのに〜という書き方が良さそうです

まずは、褒める要素を、できるだけ多く見つけたいものです


そういえば、娘の小学校の担任の注意の仕方

◯◯ちゃんは、本当にね、よく出来る子なの。
でもね、〜ができたら、もうね、ホント鬼に金棒よぉ

子どもたち、まんまとうまく乗せられてました(笑)
だって、金棒、欲しいよね

エッセイも何か批評したい時は、相手が前向きに、さらにパワーアップしたくなるような書き方だと、読んでいる方も楽しいかもしれません

お宅の建物も庭もね、ものすごくセンスがあって、もう素敵すぎる〜
でもね、そこに、たわわに実った蜜柑が陽の光を浴びて、黄金色に輝いていたら、もうね、ホント別世界よぉ〜


心がけたいと思います

金棒、みんなに届けよう!


ではまた☺️







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