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『カフネ』冷蔵庫の中にある気持ちを明るくするもの?

最近は、物価高で『食べる』ことも大変だなぁと思います
ましてや、社会情勢や経済、人間関係、AIにとってかわられるとか、次から次へと色んなことが起き、挙げ句の果てには

「道を歩くのも命懸けだね〜」

と、いう言葉・・・

本当にこの世は、どうなるのでしょう?
不安です



そんな時、この本の中からこんな言葉を見つけました


「未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことがない限り世界から消えることはない。あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる」

(3)

これは、ボランティアで家事代行サービスのスタッフが、小学5年生の女の子に告げた言葉です
この少女、生活に疲れていて、世界の何もかもが嫌いだと言いますが、プリンは好きと・・


つまり自分の機嫌は、世間にとってもらうのではなく、自分で取れということ

確かに、プリン、幸せな気持ちにさせてくれますよね
そんなプリンは、冷蔵庫にあるもので、いつでも簡単に作れます

つまり
幸せな気分は、いつでも、簡単に、自分で作れるってこと
子供だって、疲れ果てたお母さんを幸せにできるってこと


小学生のうちから、
自分で、自分の機嫌を取ること
誰かを幸せにする術を手にいれること
ホントは勉強よりも大事なことかもしれません



さて、卵と牛乳と砂糖があれば、いつでも自分の機嫌は取れる
この言葉は、私にとっても、フッと力が抜ける一言でした

機嫌の悪いまま、世の中や誰かを恨んでいるより、プリンを作って、気分をリセットさせる
これこそ世のため人のためになりますよね


もちろん、プリンじゃなくても、おにぎりでも、好きなものなら、なんでもいいと思いますけど(笑)
自分の機嫌を立て直すもの、冷蔵庫の中に常備しておきたいものです


栄養が意味ないっていうのはいただけない。死ぬまでは生きなきゃいけないし、健康じゃないと生きるのはますます苦しくなる。なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。

(同上)

どんな世の中でも、元気があれば、なんとかなる
大好きなものを食べて、心の健康も忘れないようにしたいところです

卵、高いですけどね
心の栄養のためには、時には奮発も必要かな?


ではまた☺️


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