「量」より「質」は甘え

はじめに

あなたは「質」と「量」どちらを重視しますか？

私は圧倒的に「量」が大事だと思います。
それは「量」をこなさずに上手くいった経験もないし、世の中で「成功者」と言われる人で「量」をやっていない人を見たことがないからです。

私は、未経験からシステムエンジニアになり、今2年目です。
今でも難しいことや出来ないことが、多いです。しかし、プログラミングを例にすると、仕事や自分で勉強に多くの時間、つまり量をこなしたからこそ、できることが増え、成長を感じます。

今回は、自分に対して量をやることの大切さを言い聞かせつつ、皆さんの夢や目標を叶えるための１つの考え方、取り組み方を知るきっかけにして頂きたいです！

「量より質」と言われる理由

まずは、そもそも人がなぜ「量より質」を求めてしまう理由を紹介します！

• 人は楽がしたい
  人はそんなに強くないです。
  結果を出すために出来れば最短時間で到達したいと思います。
  私もそうです。
  
  だから、YouTubeなどで「〇〇日で英語がペラペラになる」や「2週間で体重5キロ減」といった動画が伸びます。
  
  実際は元々英語の勉強をしていた蓄積や、ダイエットでは、「食べない」や「水抜き」のような健康に害する可能性があることをしていることもあります。
  
  個人的な見解として、楽したい心理を利用して、このコンテンツが作られると思います。

• 一部分しか見えていない
  成功者の最終的な成果だけを見て「質が高いから成功した」と考えることがあります。
  しかし、実際にはその成功の背後にある「膨大な量の試行錯誤」を見落としがちです。
  
  例えば、1日3時間の勉強で東大に合格したという人がいます。
  しかし、それは嘘ではなく、周りが受験勉強をしていない幼い頃からコツコツ積み上げて来たから、受験生になって極端に時間を増やさずに合格できたわけです。
  
  1日3時間の方がインパクトが強いからメディアでも取り上げられますが、今までの勉強にかけてきた思考と時間の量は膨大です。

• 真似しやすい
  「量をこなすこと」は多くの時間と労力を要し、難しく感じます。
  その心理を利用し、メディアでは１つの良いやり方だけ紹介されて、「これだけやっていればいい」と言われることがあります。
  
  例えば、ボディビルダーの筋トレのYoutubeで「この1種目だけ」や「1日30分だけ」という内容のものがよくあります。
  
  しかし、ボディビル日本一の横川直隆さんやジュラシック木澤さんなど、1日3時間のトレーニングをして、結果を出しています。
  
  確かに短時間のトレーニングで筋肉が大きくなる選手もいますが、膨大なトレーニング量をやっている時期があることや、歴が長く、元々は時間が長かったが、テクニックが身に付いたことで今では短時間に落ち着いている人が多いです。

共通して人間の心理に働きかけた数字の稼ぎ方で、「真実が隠されている」と私は思います。

ただ量だけやればいいわけではない

ここまで、量をこなす重要性を述べてきましたが、ただ量をこなせばいいとは思いません。具体的に「どのような意識で量をこなすべきか」述べていきます！

• 目的意識を持つ
  目的意識がない行動には意味がないです。
  間違えた方向に量をこなしても、無駄になります。
  
  例えば、志望校合格のために英語の勉強が必要です。
  そこで、いつまで経っても英文法の勉強ばかりするとします。
  しかし、読解問題が配点の大半を占めます。
  したがって、「合格のため」には英文法より読解問題に注力すべきです。

このように目的を達成するために重要な要素に量を投じないといけません。

• 行動と改善を伴わせる
  ただただやるだけでも成長速度は上がりません。
  行動をすれば、失敗も伴います。
  
  勉強をひたすらしていても、テストで結果が出ない場合は、やり方が間違っているわけです。
  だからこそ、新しい勉強法を取り入れることや、今までの振り返りをし、「目的意識を忘れていた」など、反省をして、改善することが大事です。

• 質を高く量をこなす
  目的意識を持ち、トライ＆エラーを繰り返すことで、段々質が高まります。
  
  いきなり質を求めても、うまくいきません。
  また、質のいいやり方を学び、それを実践しても自分に合わないことも多くあります。
  
  だからこそ、量をこなして、「やり方を自分色に染めていくこと」が、質の向上に繋がります。

最後に

私は今スポーツモデルというカテゴリで、プロカードを取ることを目標にしています。
そのためには圧倒的な量をこなさなければなりません。

トレーニングボリューム、筋トレの勉強、ポージングなど、目標に関するすべてのことに対して、時間と労力を費やす必要があります。

そこまでやっても、なれるかどうかわからないことなので、量をこなして、質を高めていくことがむしろ最低条件です。

もちろん、キツイと思うこともあると思います。

しかし、明確な夢があり、そして、「ボリュームをこなせる強み」、「言ったことに責任を持って実行すること」、「学ぶ姿勢」という才能が自分にはあると思います。

つまり、自分の才能が活かされることに時間や労力といった量を投資することが人生において何より大事です。

だから、私は自分の才能を活かして、量をこなし、夢を叶えます！

今回は、量をこなす重要性と、そのやり方、そして、「自分の才能が活かされることに時間と労力をかけることを分かって頂けていれば、嬉しいです！

最後までお読みいただき、ありがとうございました！