思い込みを「武器」にする。
はじめに
あなたは、思い込みのせいで挑戦ができなかった経験や「やっておけばよかった」と思うことはありますか?
最近仕事をしている中で無意識に思い込みをしていました。
それは、「エンジニア職は自分には合わない」や「希望職種ではないから活躍するのは難しい」と決めつけていたことです。
ある仕事を任された時に、「また1人じゃできないタスクだ」と思いました。
しかし、その日はいつも教えてくださる方が忙しく、質問するタイミングがなく、「ヤバい、どうしよ!」と感じました。
そこで、「あっ!自分には着想という資質があるじゃん!」と気づき、やったことないタスクでも1人で挑戦しました。
すると、出来る部分もあり、「1から質問する必要はなかった」と気づきました。
そこで、「思い込みは自分の成長チャンスを逃してしまう」と実感しました。
そして、このタスクはすべて自分一人ではできませんでしたが、「どこまでが自分でできて、どこからがわからないか」を明確にし、これまでより具体的な質問できました。
似たようなエピソードをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
今回は、「思い込み」のデメリットを知り、むしろみなさんの仕事や生活で活かすきっかけにして頂きたいです!
仕事での思い込み経験から学んだこと
冒頭で述べた仕事での思い込み経験から2点の学びがありました。
それは、
①1人でやる経験ができ、業務理解も深まった
②思い込みによって自分の成長や挑戦のチャンスを逃してしまう
苦手なことややりたくないことを永遠に続けるべきではありませんが、自分ができるところとできないところを細分化することで、より自己理解も深まると思いました!
今では、やったことない仕事を任せてもらい、一人でやらなくてはならなかった状況に感謝の気持ちが湧いています!
思い込みがもたらすデメリット
思い込みによって成長や挑戦の機会を失うデメリット述べましたが、他にも思い込みによるデメリットはあります。まずは、そのデメリットを考えていきます!
偏見(バイアス)の形成
他人に対して「この人は悪い人」と決めつけていると、良いことをしたときやその人の良さに気づけません。その考えが自然と態度に現れ、その人との関係性が良好になるチャンスを逃すことになります。
逆に「良い人」と決めつけると悪いことをしたときに裏切られた感情になり、ショックを受けることがあります。
リスクの過小評価または過大評価
例えば、塾で難しいことを普段から勉強している学生がいるとします。「学校の勉強は簡単である」と思い込み、テスト勉強をせず、臨んだところ、実際は難しくて低い点数を取ってしまうように、リスクの評価を誤ることがあります。
学習と成長の阻害
私は高校3年生まで、「自分は勉強が嫌い!できない!」と本気でやってもいないのに決めつけていました。浪人して初めて真面目に取り組んでみると勉強の面白さがわかりました。思い込みのせいで、学ぶ楽しさや成長機会を失っていたと気づかされました。
「やってみないとわからない」とはまさにこのことです!
精神的健康への影響
いつも「自分はできない、失敗する」と思い込むと、何をしても楽しみを感じられなくなります。すると自然とネガティブな感情になり、精神的に苦しくなっていきます。
メタ思考(客観的な視点)を使おう!
自分の思考プロセスについて考えることで、自分の認識や考え方を客観的に理解し、管理することができると思います!ここではメタ思考の使い方について述べていきます!
自己認識させる
「自分は何をどのように解釈しているのか」と自問し、自分が持つバイアスや思い込みを持っているかを判断します。
批判的思考を持つ
「この結論に至った根拠は何か?」「他の可能性は考慮したか」と問いかけ、思い込みを検証します。
柔軟な視点から見る
問題や状況を他人の視点から見ることで、自分の思い込みが生じている箇所を発見することができます。
感情に向き合う
「なぜこの場面で不安を抱くのか?」と考えることで、その場にある思い込みを見つけ出し、適切に対処することができます。
行動の振り返り
「なぜこの選択をしたのか?」と振り返ることで、思い込みによる判断を変えることができます。
このようにメタ思考をすることで思い込みに気づき、対策を取ることができると思います。物事の判断をするときに、一旦立ち止まることが大切です。
しかし、気づくことは難しいです。私も意識的にトレーニングし、「思い込みをしていないか」どうかを判断していきます!
むしろ思い込みをうまく使おう!
上記に思い込みがもたらすデメリットを記述しましたが、生きている以上、思い込みとは付き合っていなくてはならないと思います。「だったら上手く使えばいいじゃん!」と思いました!
ここでは思い込みがもたらすことができるメリットを記述していきます!
不安の軽減
試験前に「自分はこれまでにちゃんと勉強してきたから大丈夫」と思い込むことで、自信を持ち、落ち着いて試験に臨むことができます。
自信の向上
プレゼンが苦手な人が、「自分はプレゼンテーションが得意だ」と思い込み、自己効力感を高め、自分らしくプレゼンに臨み、良い結果を引き寄せることができます!
モチベーションの維持
「自分は成功する」と強く思い込むことで、困難に直面しても諦めずに目標に進み続けることができます!
私も小さい頃は緊張をマイナスに捉えていましたが、中学生の頃、苦手な英語のスピーチをするとき、緊張してるってことは準備してきた証拠だから、「緊張=成長」と思うようになってから緊張する場面が好きになりました!
また、「必ず大物になる!」と思い込んでいるので、いつもワクワクするし、自分を信じて過ごすことができています!
しかし、場合によってはデメリットで記述した「リスクの過小評価または過大評価」になってしまうのではないかと書いて感じました。
それこそ、メタ思考のトレーニングを日常的に癖づけることが重要です。
最後に
今回、仕事での出来事から思い込みについて書こうと思い、「デメリットと対策」だけを書こうと思っていました。
しかし、書いていく中で、「思い込みってうまく使えるし、使ってることあるじゃん!」と気づき、急遽テーマ名を変えました!
私は、「自分ならできる」「成功する」などプラスの感情を思い込むことでパフォーマンスや生活が向上します。
しかし、人によっては「うまくいかないかもしれない」、「失敗するかも」と思い、マイナスを想定することで、逆にリスクを明確にし、対策を立ててパフォーマンスが向上する人もいると思います。
考え方、捉え方は人それぞれです。
自分に合うやり方で思い込みと付き合わなくてならないと思います!
今回はみなさんが「思い込み」に対してどう向き合っていくか考えるきっかけになっていれば嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?