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事実と感情を切り分ける


はじめに

あなたは事実と感情を切り分けて考えていますか?

例えば、議論で意見が食い違った時に「この人は自分のことが嫌いである」と感じることや、失敗をした時に「自分はダメな人間だ」と決めつけてしまうことです。

ネガティブな出来事が起きた時、このような思いをしたことがある人は少なくないと思います。

しかし、一旦冷静になって考えてみると、人間には得意なこと、苦手なこと両方があります。また、人間同士、意見が食い違うことは当たり前です。

だからこそ、事実と感情を切り離して考えることができれば、一瞬ネガティブに感じる出来事があっても、冷静に前に進むことができます。

今回は事実と感情を切り離して考える方法を知り、どんな時も前進していくきっかけにしていただきたいです!

事実と感情を切り離す効果

まずはこの思考がもたらすメリットについて述べていきます!

  • 感情のコントロールがしやすくなる
    感情と出来事を切り離すことで、出来事そのものに集中でき、冷静な対応ができます!
    :仕事でミスがあったとき、ミスを犯した相手に怒りをぶつけるのではなく、そのミス自体の解決に焦点を当てることで、迅速に問題解決ができます!

  • 相手を「個人として」尊重できる
    出来事に対する感情を相手の人格に結びつけると、その人全体を否定的に捉えてしまいます。感情と出来事を切り離して考えることで、相手を1人の人間として尊重しつつ、問題に集中することができます。
    :同僚がミスをした場合、その人を「ダメな人」と判断せず、「ミスはあったが、それはその人自身の人格とは関係ない」と考えることで、相手との関係性は維持されます。

  • 客観的な視点で問題を解決できる
    感情と出来事を切り離すことで、感情に振り回されず、問題の本質に集中できます。これにより、感情的な対立を避け、冷静で効果的なアプローチができます。
    例:友人と意見が食い違ったとき、その意見の違いを友人との人間関係と混同せず、意見の相違として捉えれば、冷静に話し合いが進められます。

  • 許しやすくなる
    感情と出来事を切り離すと、相手を許すことができます。出来事が問題であり、「相手が悪いわけではない」と理解することで、怒りを感じづらくなります。
    例:仕事でミスをした人がいても、そのミス自体を問題視しつつも、相手個人を憎むことなく、思考が許す方向に向かいます。

  • 建設的な対話が可能になる
    感情と出来事を切り離すことで、感情的な対立を避け、解決に集中した建設的な対話がしやすくなります。これにより、より良いコミュニケーションと結果が得られます。
    例:部活動の試合で負けた時に、感情的にならず、負けた出来事に焦点を当てた話し合いをすることで、チームの今後に活きる効果的な解決策が見つかります。

この思考を身につけるためには

いきなり事実と感情を切り離して考えることは難しいです。いくつか方法を考えたので、できることから試していただきたいです!自分もやります!

  • 感情を少し時間を置いて整理する
    感情的になってしまったとき、すぐに反応せずに少し時間を置きます。冷静になることで、状況を客観的に見られるようになります。

  • 出来事を客観視する習慣をつける
    起きた出来事を「感情ではなく、何が事実か」に集中して見つめ直します。小さな出来事でも繰り返すことで、客観的な思考が身につきます。
    例えば、誰かと意見が合わない時、感情ではなく、議論と相手の意見に集中し、冷静な対話を心がけます。

  • 自己認識を高める
    自分がどのような時に感情的になりやすいか」を知ることは大切です。過去に感情的になった場面や日常でイライラすること認識して、自分の反応パターンに気づきます。そうすることで、感情的になりやすい場面でも客観的な視点で冷静にいることができます。

  • 相手の立場を想像する
    自分にとって理解しがたい言動をとった人に対して「なぜその発言や行動を取ったのか?」と相手の視点を考えるようにします。相手を理解しようとすることで、冷静な対話がしやすくなります。
    例えば、同僚がミスをした時、「どうしてこうなったのか?」と相手の立場なら状況を想像することで感情的にならず、そして解決策も見えてきます。

この考え方を活かす場面

具体的にどんな時に活かすことができるか考えてみました!

  • 職場でのミス
    自分だけだなく、同僚がミスをしたときに、ミスに焦点を当て、感情的に自分や他人を責めずに解決策に集中します。

  • 家族やパートナーとの口論
    意見が食い違ったときに相手を否定するのではなく、問題や意見の違いに焦点を当てて冷静に対話します。

  • クレーム対応
    顧客からクレームを受けたときに相手は自分を否定しているのではなく、出来事に怒りを示していると認識し、問題解決にフォーカスします。

  • 試合での敗北
    スポーツの試合で負けたときに感情を切り離し、敗因を客観的に分析して次に活かします。

最後に

事実と感情を分けて考えることで、気持ちが楽になると思います。

試合に敗戦したり、資格試験に落ちてしまっても、その時うまくいかなかっただけで自分がダメな人間であるわけではないです。

失敗をした時も失敗という事実にフォーカスすれば、同じ失敗を繰り返さないように対策を取ることができます。

ネガティブなことが起きた時こそ、「いかに冷静にいられるか」が大切です。
むしろ人生なんて上手くいかないことの方が多いので、この姿勢を持つことで素早く切り替えることができます。

いきなりこの考え方をできるようになるのは難しいので、1つずつ試してみてください!

今回は、みなさんが事実と感情を切り離して考え、ポジティブに前進するきっかけになっていれば嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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