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お茶漬けのような蕎麦のような_杉作J太郎詩集
<読んだ本(あくまでも私の所感)>
題名:杉作J太郎詩集
著者:杉作J太郎
読みやすさ:★★★★★
面白さ:★★★★★
詩集なんでね。
コインランドリーで布団を洗濯している間に読めました。
Jさんてこういうイメージの人じゃなかった。昔の私が持ってた印象とは違う。
変わったのかもしれない。
変わってなくて単なる私の思い込みだったのかもしれない。
トークイベントでお会いする度にJさんを好きになるのは
思い込みのギャップが少しずつなくなっていくからなのか。
コロナ禍や病気をキッカケに自分や世間をさっぱりと深く見直す。
そうだよねー。
って読んでいた。
今、夢に対してちょっと想いの強い私は
夢の中で
置き去りにした出来事は
誰が回収できるのだろう
僕にはもう
そこにはいけないのです
ここでズガーンとやられました。
これで一本映画作れちゃうんじゃないかって思った。
とか思いつつも「餃子」は
ページ開いたところに最後の2行があって
ひとりで食べたい
食べるリズムがあるからだ
その通り!!!!!(餃子の街出身)
って脳内で強めの相槌打ったり。
思いの丈がこんな詩になるっていいなー。
詩集ってこれまでお茶漬けの如くさらさらと読んでた。
もちろんそのさらさらの良さもあるんだけど。
Jさんだとサラサラと飲み込めないものもあり、いい蕎麦屋のようにうーんと唸らせる詩もある。
なんだよアイアンコスモって。