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自問自答しながら生きる_あーしはDJ
noteを始めてから「自分の書く文章は長い」ことに気が付いた。
更新を楽しみにしている方々の記事って
長からず、短からず、程よくまとまっている。
だから最近「短くまとめる練習」を始めたんだけど、やっぱ長い。
どうしたもんかと思っている時にたまたま読んでいた本。
結果、短かろうが長かろうが読みやすい文章は読みやすく、読みづらい文章は読みづらいということが分かった。
<読んだ本(あくまでも私の所感)>
題名:あーしはDJ
著者:杉作J太郎
読みやすさ:★★★★⭐︎
面白さ:★★★★★
年1回くらいで開催している、あるトークイベント。
杉作J太郎さん、吉田豪さん、コンバットRECさん、掟ポルシェさんと1人ゲストのメンバーで13時から19時くらいまで話を聞いているイベント。
とてもありがたいことに、こんなイベントがロフトプラスワンとかじゃなくて愛知県豊橋市、私の行動許容範囲でやってくれるのだ。
初めて存在を知った時は、開催日がちょうど息子出産の予定日被りで見送り(後日別のイベントで掟さんにその話をしたら「不倫の話ばっかで胎教によくなかったよ!」と言われた)翌年から行くようにしている。
著書やラジオとかで「この人面白いなあ」って思っていた人達が集まっていたので「オリンポスじゃん!私的テクノでいうMETAFIVEじゃん!」
私的サブカルの神様達が私の行動範囲にお集まりになられる。だから行く。ありがたい話を聞きに行く。という感じである。
ありがたい話とはいえ長丁場なのでお客さんはクッション持参で、お酒やおつまみ、お菓子を持ち込んだり、会場内の美味しいベーグルとコーヒーを楽しみながら緩く聞く。
このイベントに行くようになって、行くたびにますます好きになるのは杉作J太郎さん。
行きつけの飲み屋の隅っこに、いつからいるのだろう。。って感じの心開けば誰にでも話しちゃう楽しい常連のおじさんみたいで
今回のイベントには1時間遅れて来たのだけど、Jさんが来るとパッと空気が明るくなって笑いの数が増えた。
そんな彼の著書である。
メルマガ日記の書籍化なのだが途中でその当時を振り返った文章(この部分のフォントが最近よく見るし私も使うフォントなんだけど、じっくり読むには字間が気になるフォントだなーと思う)や「ある愛の詞」という短編があったり。
トークイベントやラジオのJさんばかり知っているので、この本を読んでいると、もうJさんが脳内で朗読しているみたいなんですよね。脳内オーディブル。
文章もお話しているようでちょっと脱線したり、あんまり進まなかったり。
それがなんだかJさんと飲みながらおしゃべりをしているようで。すごく楽しい。
あとがきの「小保方晴子さん」っていうタイトルの文章が本当にJさんらしさが爆発していてめちゃくちゃ面白かった。
駅で外国人女性に手を振られたかと思った話の「セコムしてますかーーー」のくだりは昼休み中の静かなオフィスで吹き出してしまった。
Jさんは大病を患ったりで生死感や人生について時折深く考えたりする文章もある。
その部分もJさんの頭の中を素直に文字にした感じで、誰もが何かを深く考えると自問自答を繰り返し今の状況を理解する、人生のあり方を認識する見たいな感じで。
私もこうなってる時あるなあ。って思った。っていうか誰もがそういう感じなんだろうなあ。って。
皆、それぞれ生きている。
皆、それぞれ思っている。
ちょっと脱線しながらも、その時を生きるために考えている。
みんな違う。でもみんな同じ。