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こどもメンタルクリニック訪問:息子の野球をめぐる異論反論オブジェクションつづき

こんにちは。
今日は日曜日。
いつもであれば、小4息子の野球の練習なのですが…
先日の投稿から進展があり、今日は前向きな気持ちでお休みをしています。

先日の投稿についてはこちら☟

前回の議論のあと、以前診断を受けるために通ったことのある、子ども専門のメンタルクリニックに予約をとり、先週家族3人で行ってきました。

久々だったので、医師には最近の息子の日常生活や学校生活についてと、今回相談したいことについてを紙にまとめ(こういうのは夫の段取りが輝く場面)、それを元にしながら話を進めていきました。

今回の相談テーマは、
息子が野球に対して大きな不安を感じており、どう対応したらいいか?
です。

一通り、最近の息子の状況を夫が医師に伝えると、
「お母さんはどうなの?」と振られ、
私は、息子が「行きたくない」という結論を出したものをそのまま受容しているのだが、その対応は息子のチャレンジする機会を奪っているのではという議論がある(つまり夫が私の意見とは異なっている)と伝え、私自身も自分の対応が良いのか自信がないので、先生(医師)の見解を伺いたい、と伝えました。

結論から先に言うと、息子の状況においては、私の対応の方が良いであろう、とのことでした。

この「息子の状況においては」の前置きですが、息子は限局性学習症(通称SLD)で、分かりやすく言うと、学習障害を持っています。
医師の話によると、SLDの子どもたちは、不安や心配が一般より強い傾向があるとのことでした。
例えば、暗い場所が苦手な子は、「暗い場所 ⇒ 何か恐ろしいものが出現するかも ⇒ 恐怖 ⇒ 命の危険」のようなものを次々と連想し、暗い中トイレに行けないみたいなこともあるそうです。

それで言うと、息子の場合、「痛み」に対する不安が極めて強く、予防接種や歯科治療なんて本当に大騒ぎになりますし、当然野球においてはデッドボールが怖いんです。

それに加え、今年の1月から監督が代わり(低学年から高学年チームにあがったため)、その監督に対しても怖さを感じています。
ただ、その監督も、一般的な少年野球の監督に比べれば紳士的だと私たち親からしたら思うのですが、例えば試合のシーンにおいて、エラーをした選手に対して少し口調がきつくなったり、声のトーンがあがったりすることがあります。そういったシーンだけが息子の印象には強く残り、「監督怖い ⇒ 叱られるかも」…と不安につながっています。

つまり、「痛み」や他人の「強い口調」が、息子の生きている世界では通常の数倍ものインパクトで起きている、ということだと理解しました。

でも、デッドボールも、監督の強い口調も、こちら(息子)でコントロールできることではありません。
だから、そこが無理なのであれば、克服するよりは避けてくらす、というのが現時点では良いのでは、との話でした。

もし克服する、つまり不安感を減らしたければ、コンサータという薬も考えてもいいとの話がありました。
ただ、私はそもそも薬に対しては抵抗感があるのと、そのコンサータという薬についても現時点では知識がないことから、ここは情報を集めながら慎重に判断していきたいなと感じています。

さてさて、そんなこんなでメンタルクリニック訪問が終わったわけですが、
家に帰ってから、夫が謝ってきました。
「○○ちゃん(=ワタシ)の見解が合ってたね。ゴメン。」
それから息子にも、
「△△のことをちゃんと分かっていなくて、ゴメンね。」
と言ったそうです。
夫のいいところは、自分が間違っていたと知ったら、素直に謝れるところです。
今回の「どうしたら良いか」については二人とも分かっていなかったので謝る必要すらないと思いましたが、素直に受け取っておきました。


参考:この機会に限局性学習症について知ってみようという方、
リエゾンというドラマでちょうどやっていましたのでリンクをはります。
このエピソードは、3/3までTVerで無料で観られます。

https://tver.jp/episodes/epnxbrl8nl


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