【楽譜の読み方】ヘ音記号の読み方(とオマケでハ音記号もやっちゃうもんね)ヘ音記号までは無料で読めますので保育士試験対策の方は無料で大丈夫!
シンガーソングライターでボイストレーナーでピアノ講師の左京めぐみです!
前回の「ト音記号の読み方」の続編…というわけで。
ヘ音記号の読み方へと発展していきましょう!
てなわけで
「へー、こうやって読むんだ」
「はー、なるほどー」
ってなるようにがんばって執筆して参ります。
最後までついてきてほしい!
保育士資格取得を目指すあなた、ピアノの練習けっ躓いてるあなた、
お子さんのピアノ練習にやきもきしているお母様、
今回のへ音記号の読み方をマスターして
楽譜、読める、読めるぞおおおお!ってなってくださいますように。
今回は前回の「ト音記号の読み方」をご覧いただいた方向けの記事です。
その発展ですからまずはそちらをご覧くださいね。
※へ音記号までは無料で提供しますがハ音記号は有料です。
特に使うこともなかろうて、というのもありますが
「なかなかに労力使ってるから投げ銭くれ」が本音です😆
でも「こんなのもあるんだ?!」っていうのはみんなに知ってほしいなー!
◆へ音記号てそもそも何?
へ音…もうわかるっしょ!
ヘ音記号「こんにちはーす!」
さきょ「こんにちは!あれ、ト音記号さんみたいにあなた絵文字ないのね」
ヘ音記号「寂しいかなト音記号さんのがやっぱ市民権あるよね」
さきょ「つらみ」
ヘ音記号「まぁそんなわけで今日は可愛い絵文字じゃないけどみんなついてきてくれよな!」
さきょ「へ音記号くん、したらば自己紹介からお願いしていい?」
へ音記号「おう!俺はピアノの譜面では大体左手側にいて(全部が全部ではないけどな)楽器とかだとベースやコントラバスみたいな低音の楽器の譜面に使われるんだ。
低音の領域を司ってるっていうとかっこいいだろ?」
さきょ(厨二病の片鱗あるなこいつ)
へ音記号「ト音記号さんはtreble claf、高い音の記号だけど、俺は英語ではbass clafとも呼ばれてる。
低音の譜面ってことだ。そして左京が何度も言ってるCDE…の次、F、を基準点にしてるんだ
ト音記号さんがG clafてことはF clafって名前でもドイツ語、英語では通ってるよ。」
さきょ「しつっこいくらい言ってるドレミはCDE!のやつだね」
ヘ音記号「そう!そしてそれを日本語にすると?」
さきょ「CDEF、のF、で、ハニホヘトイロハ、が、ドレミファソラシド、で…ハニホヘ、の、へ、だから…ファ!」
ヘ音記号「そう!流石は音楽的トリリンガル左京、ご名答」
さきょ「えっへへ!詳しくは過去記事、そもそもドレミを参照してね!」
さきょ「でもさ、低い音ってどゆこと?」
ヘ音記号さんのポジション
ヘ音記号「小さい時におへそのドって習わなかったか?」
さきょ「あ、ト音記号さんも言ってたやつや。88鍵盤なら下から四つ目のド、ヤマハのピアノのロゴのYらへんのとこのド、真ん中らへんの」
ヘ音記号「そうそう。ト音記号さんのときに書いてあったこれな」
さきょ「なるほど、このドを中心に上下が決まってるんだ」
ヘ音記号「88個も鍵盤があるわけだから、『どこのドー?どこのファー?』ってなるだろ?そのためにもドレミだけでなく高さを指定しなきゃならない」
さきょ「右手と左手がごっつんこするもんね」
さきょ「でもさー」
ヘ音記号「出たな文句たれ」
さきょ「ト音記号で統一してくれてもいいやん、覚えるのめんどくさくね」
ヘ音記号「……帰っていい?」
さきょ「ごめん!ごめんてそうじゃなくて!」
ヘ音記号「まぁ確かにめんどくせぇよな新しいこと覚えるの(いじいじ)」
さきょ「ごめんて」
ヘ音記号「前のとき『加線数えるのだりぃ』つってたろ?」
さきょ「うん」
ヘ音記号「…俺か加線かで言うと俺のが数えやすいと思うんだけどな…」
さきょ「…急にあんたイケメンに見えてきたわ」
※左京さんは低音ボイスメンヘライケメンに弱いです。
◆ヘ音記号さんのお仕事
ヘ音記号さんの成り立ち
さきょ「急にイケメンに見えてきたヘ音記号さんはさ、ト音記号さんみたいに成り立ちとかあるの?」
ヘ音記号「え?ト音記号よりバリバリFの形に見えねぇ?」
さきょ「え?」
ヘ音記号「俺のチャームポイントと言えば横のテンテンだろ?」
さきょ「あ、このテンテンね」
ヘ音記号「Fって字の横棒二本がテンテンになってんだ」
さきょ「ほんまや。Fの形や。テンテン意味あったんや」
ヘ音記号「そう!そんで、このテンテンの間がファ」
さきょ「ト音記号さんより多少分かり良い気がする」
ヘ音記号「分かりづれぇって文句もよく聞くけど成り立ちさえ覚えてくれれば俺結構分かりやすいのよ」
さきょ「全国のピアノ初心者さんに代わって謝る。文句垂れまくってごめんね」
ヘ音記号「わかってくれりゃいいよ」
ヘ音記号さんの目印
ヘ音記号「ト音記号さんのときに『基準点決めてあとはひたすら数える』って話したよな?」
さきょ「したしたー、一個ずつ数えたらドレミがわかるって」
ヘ音記号「それは俺も同じ。一個ずつ数えりゃいいんだ」
さきょ「テンテンの間のファ、はもうオッケーかな?」
ヘ音記号「の前にだ!」(バーーン)
さきょ「ヒィ!」
ヘ音記号「気をつけてほしいのが、俺は低音を司る楽譜ってことを今一度確認しておこう」
ヘ音記号「この真ん中のド、これをもう一度確認な」
さきょ「うん」
ヘ音記号「ト音記号のこのド、と、俺んとこのこのド、は同じ高さだ」
さきょ「ト音記号さんのときに1番下にいるドが1番上にいる…」
ヘ音記号「そう、だから一音ずつ下げて数えてみ?」
さきょ「ドレミ、じゃなくて、ドシラ…っていくのね」
ヘ音記号「そうだよ」
さきょ「ドーシーラーソー…」
さきょ「おおお、ほんまや!ファになった!」
ヘ音記号「これがまずは俺の二つの基準点。てっぺんのドと、テンテンの間のファ」
さきょ「ここから数えていけばいいんやね!」
◆ト音記号さんとヘ音記号くん
基準点が鏡映し?!
さきょ「あれ?」
ヘ音記号「どした?」
さきょ「ド、を真ん中にして、二人の基準点が上下反転してる」
ヘ音記号「よく気付いたな。俺たちは正反対に基準点ができてる」
さきょ「ファ、と、ソって違いはあるけど、ドの位置は上下で反転して同じところにあるね」
ヘ音記号「基準点を左京がドにしてるのはそう言うことだろ?」
さきょ「たまたまだったけど、本当に土星のドの位置と、
ト音記号なら上から2段目のささってないとこ、
へ音記号なら下から2段目のささってないとこ、
逆さまの同じところにドがいる…」
ヘ音記号「慣れるまでここを基準点にする人は少ないだろうけど、俺たちファとソは、似たもの同士なんだ」
さきょ「どういうこと?!」
ヘ音記号「ここからはコラム的に、へー、くらいに聞いてくれたらいいよ。
さきょ「ヘ音記号だけに!」
ヘ音記号「なんなら保育士の試験対策や、とりあえずやめたらいいやって人は読み飛ばしてかまわない、が。
今後『理論もわかっておきたい』とか『理解した上で保育士試験も受けたい』って人は必読だ」
さきょ「初級ってか中級の話かな」
ヘ音記号「そういうことだ。純粋にヘ音記号が読みたいだけのやつはここで止めた方が頭がいっぱいいっぱいにはならない」
さきょ「うぅ…斜め読みどころか確かにここからはわけわかんなかったら忘れてくれた方がいいかも」
ヘ音記号「でも理論、として今後も勉強したい奴は必読だな」
さきょ「…一緒に頑張ろ!」
ファとソは隠れた双子ちゃん
ヘ音記号「詳しい話はまたコード理論の時に左京がみんなに説明してやると思うんだけどさ」
さきょ「うぃ」
ヘ音記号「ド、から数えてファは何番目?」
さきょ「ドレミファ…4つめ」
ヘ音記号「そう。じゃあ下に向かって数えたら何個目?」
さきょ「ドシラソ…ファ…5つ」
ヘ音記号「おっけ。じゃあソは?」
さきょ「ドレミファソで5つめで、下に向かっては…ドシラソ…4つめ?」
ヘ音記号「そー!ばっちりだな」
さきょ「小学生でもわかるわこんなもん。二人とも反対で同じ数だね」
ヘ音記号「お前がキーってなんなん?って記事で書いてたから読者のみんなはわかってると思うけど、
ハ長調を基準にしてファとソの関係を見てほしい」
さきょ「上から4つと、下から4つ、上から5つと、下から5つ、それぞれにファとソがいる…」
ヘ音記号「4、5、はそれぞれ鏡の関係なんだ」
さきょ「?」
ヘ音記号「ハ長調はドレミファソラシだな」
さきょ「うん」
ヘ音記号「ド、主音から五つ目の音、すなわち、ソのことを属音って言うんだ」
さきょ「ぞくおん」
ヘ音記号「上に向かって5つ、な。逆に、下に向かって五つ目を下属音っていう」
さきょ「サザエさん的な?」
ヘ音記号「家族音じゃねぇよ…下にむかって五つ、の属音だ!」
さきょ「頭痛くなってきたんですけど」
ヘ音記号「おめぇ学費そこそこかかる音大出てるだろう親泣いてるぞ」
さきょ「ごめんなさいそこそこどころではないです(真顔)」
ヘ音記号「ド、から上に向かって5つ、ソ、が属音!」
さきょ「ド、から下に向かって5つ、ファ、が下属音!」
ヘ音記号「ハ長調においてファ、と、ソ、はそういう関係なんだよ」
さきょ「属音、下属音がどんな関係性なのかは和音の関係性がどんなんか!っていう講座をまた執筆するから詳しくは待っててね!(現状の逃げ)」
ヘ音記号「ハ長調においての、ド、ファ、ソは、大事な仕事をもってるのさ」
さきょ「I IV V、主音、下属音、属音は、音楽そのものを構成する大切な要素なんだよね」
(詳しくはコード理論に入ったら説明するよ!)
ヘ音記号「うん。だからド、を基準に置いたら俺たちヘ音とト音は…正反対の似た者同士になるんだ。
だから、ヘ音記号とト音記号は真反対の形になる」
さきょ「音って不思議、結晶みたい」
ヘ音記号「そこに面白みを持てたら楽譜はすぐ読めるさ」
さきょ「地味に理数脳のさきょだから面白いのかもしれないけど…
ドレミの順番はそのままに、基準になるポイントが上下反転って、
音楽の神様っているのかもって。これみた時思っちゃった」
ヘ音記号「理数脳なら神様なんかより数字だろ、半端だなw」
さきょ「むきー!ほっとけー!数字の中に神様が見えたの!」
ヘ音記号「と、少数派は申してますwここまで読んでわかんねーとか、面白みがわからんって言う人はきちんと数えればいいし、
多分ここに辿り着いた人は楽譜読めない…って絶望した人もいるだろうから無理にこんな頭でっかちな話は忘れてくれていい。
左京みたいに『へー』ってなった人はそこを基準にドの位置やファの位置を覚えてみてもいいんじゃないかな」
さきょ「何より数えるのは本当に確実だからね。楽譜も数見たら覚える覚える!」
ヘ音記号「こんな事も楽譜の上では起こってるんだ、くらいこの話を聞き流してくれればいい
ただ、理論もきちんと覚えたい人は属音、下属音て名前と、その理由は知っておいて損はないぞ」
さきょ「わたしがそうなんだけど…納得しないと覚えられない!って人は、理論学ぶと楽譜も覚えやすいから
今後もこのノートを追っかけてくれたら確実に楽譜やコード理論はわかってもらえるって思ってる。ふぉ、ふぉろーよろしくね!」
ヘ音記号「お前生き方不器用よな」
さきょ「ほっとけーーー!!」
ヘ音記号くんは華麗に去るぜ
ヘ音記号「まぁそんなわけで俺は帰るわ」
さきょ「うおおん、もうそんな時間か」
ヘ音記号「俺とト音記号の話が終わればあとは楽譜は読めるだろ」
さきょ「そうだね。お話しできて楽しかった。ありがとう」
ヘ音記号「次は君の楽譜で会おうな!」
さきょ「実際にヘ音記号くんと触れあって仲良くなってね!ばいばい!」
ヘ音記号「じゃーな!」
さきょ「…てなわけで次なんですけど…くうう、
仲良くできるか不安しかない(ダン!)」
どっどどどどーどどどーどどどー
どっどどどどーどどどーどどどー
さきょ「宮沢賢治みたいな音してるひいいい」
さて、ここからどうなる?!
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