雑誌の遅配を批判することができるレベルの「ジャーナリスト」ですらない安田浩一さん
月刊日本4月号の安田浩一さんの記事
月刊日本4月号に作家の安田浩一さんの「ジャーナリスト」の肩書きで「ジャーナリズムを揺るがす雑誌の遅配』というインタビュー記事が掲載されています。
安田浩一さんは、郵便の配達の遅れとか事故が増えたいう声や郵便局の労働環境の悪化について触れながらこう答えています。
そして、安田浩一さんは、雑誌の遅配についても記事の中で述べています。インタビュアーの
このような問いかけに対し、安田浩一さんは、
と、運送業者や新聞配達員を理解不能な理屈でご自分たちの仲間に加えています。
昭和の時代の郵便局事情
ただ、安田浩一さんがあえて触れていない事情があります。それは昭和の時代の郵便局事情ですり私は小学校の頃に切手収集を趣味として、記念切手の発行日には郵便局に寄って切手を買うようにしていました。その当時の私が同級生に自慢していたことは
「僕が郵便局に行ったら『いらっしゃいませ』って言われたんだぜ。」
でした。徐々に改善がされてきたものの、昭和の時代の郵便局の接客はこの程度のものでした。郵政民営化の是非はともかくとしても、自由民主党の中で完全に非主流であった小泉純一郎元総理大臣が総理大臣となって郵政民営化に舵を取ることとなった背景には、国鉄と同様に客商売であるという自覚のなかった当時の郵便局員の接客に対する怒りというものがあったと思います。
雑誌の遅配を批判することができるレベルのジャーナリストですらない安田浩一さん
この安田浩一さんは、民営化した日本郵便の遅配を批判することができる立場ではありません。なぜならば、月660円の高額な購読料で販売している「安田浩一ウェブマガジン ノンフィクションの筆圧」で売るべき記事をほとんど提供していないのです。かつて1年を超える期間記事を提供しないという言語道断のサボタージュをしていながら、令和6年になってから3月15日の記事提供1回のみで、毎月購読料を徴収していながら、季刊すら怪しい記事提供状況となっています。
雑誌の発行には原稿の〆切があり、校正、印刷などを経て配送業者に依頼して書店へと届けられます。今回の月刊日本はインタビュー記事でしたから聞き手の中村友哉さんが文字起こしをもとに記事をまとめれば良いものでしたが、これほど記事提供をまともにやっていない安田浩一さんは、原稿の〆切を編集部に延ばしてもらったりせずにきちんと入稿しているのでしょうか。そもそも、提供する記事がほとんどない安田浩一さんが提供した後のことをおどろおどろしく述べるのは違和感しかないというのが私の感想です。