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大阪市北区堂山町傷害被疑事件第3回公判 1
検察側荒巻靖彦証人検察官尋問その1
法廷に奥山豪裁判長、中山登裁判官、北川斉佳裁判官、吉田伸也書記官、速記者、神原元弁護士、シゲヤ検察官、ヤマサキ検察官、荒巻靖彦証人が在席した中で傍聴人が傍聴席に入場。傍聴人が席についた後、上瀧浩子弁護士、伊藤大介被告人、永田亮弁護士の順で入廷。
奥山豪裁判官は、荒巻靖彦証人の氏名のみを口頭で確認し、住所などは記載のとおりでよいかと聞き、口頭で触れることはありませんでした。これはこの公判で一貫して採られていた形式でした。
そして、荒巻靖彦証人の宣誓と偽証罪になるおそれのある行為について裁判長が説明して証人尋問が始まりました。
検察官A「検察官のシゲヤからお聞きします。伊藤大介被告人とは何時ごろ知り合ったのですか。」
荒巻靖彦「6年前ぐらいです。確か東住吉の会合でだったと思います。」
検察官A「6年前ぐらいということは、平成28年頃ですか。」
荒巻靖彦「はい。」
検察官A「それは話し合いの場で知り合ったということですか。」
荒巻靖彦「はい。互いの陣営の言い分を2対2で、言い合うというものでした。」
検察官A「その会合はどうなりましたか。」
荒巻靖彦「お開きになったとき、こちら側
の二人が挨拶して氏名を名乗ったわけですが、相手側は名乗らず帰ろうとしたから私は怒りました。」
検察官A「そして、どうなりましたか。」
荒巻靖彦「『お前じゃかしいんじゃ、ボケ』と言ってもみ合いになりました。」
検察官A「陣営とおっしゃいましたが、どういう陣営なのですか。」
荒巻靖彦「反日と愛国です。」
検察官A「今回の事件の前にも会ったことがあるそうですが、どのようなことがありましたか。」
荒巻靖彦「Jフラッグに『喧嘩売りに来たんじゃ』と乗り込んできたことがありました。」
検察官A「その後どうなりましたか。」
荒巻靖彦「そりゃもめました。」
検察官A「被告人を投げ飛ばしたことはありましたか。」
荒巻靖彦「はい。柔道の技で投げました。」
検察官A「その後どうなりましたか。」
荒巻靖彦「被告人がカウンターの灰皿を落として割ったので、『それは器物損壊やぞ』と言ってから、警察を呼びました。」
検察官A「警察が来てからどうなりましたか。」
荒巻靖彦「二度と店に来ないように約束させました。」
検察官A「その後連絡はありましたか。」
荒巻靖彦「伊藤大介は仲間と組んで車で追いかけ回すようなことをしていました。」
検察官A「それはいつですか。」
荒巻靖彦「多分野間易通の生放送で伊藤大介が出ていたときだと思います。」
検察官A「それはいつですか。」
荒巻靖彦「多分、その2年後ぐらいだと思います。」
検察官A「被告人から電話があったりはしたのですか。」
荒巻靖彦「はい。『おらおら、ぶち殺してやる』とか言っていました。」