大阪市北区堂山町傷害被疑事件の被告人側証人の大川直樹さん、第三者による刑事事件の裁判記録の閲覧はできないはずですが、どうやったらできるのですか?
刑事事件の裁判記録の閲覧については、第三者が閲覧することはできず、官公署などが職務上閲覧が必要な場合においても、裁判記録の原本ではなく黒塗りがなされたものの写しの閲覧しかできないものと聞いていましたが、大川直樹さんは刑事事件の裁判記録の閲覧ができるやり方をご存じのご様子です。ひょっとしたらご自分で裁判記録をご覧になる機会があったのかもしれません。もしそうであるなら、その手法をご教授くださるよう伏してお願い申し上げます。
なお、刑事事件の裁判記録の写しを第三者が閲覧することが可能となる事例は存在します。公安のスパイであったことを告白してその後の動静が一切流れてこなくなった山口祐二郎さんが「在特会壊滅への道」で記事にしたいわゆる「八・一五事件」です。この事件は、山口祐二郎さんが原告となって民事訴訟を提起し、第一審で敗訴、控訴審で逆転勝訴となっていますが、この民事訴訟に「八・一五事件」の供述調書などが書証として提出されており、裁判記録の閲覧によりそれら刑事事件の裁判記録の一部を確認することができます。今後大阪市北区堂山町傷害被疑事件が民事訴訟となった場合には、所持している当事者から刑事の裁判記録が書証として提出されることになるかもしれません。