支援のゴールはあるのか?
この記事は1,518文字あります。個人差はありますが、3分〜4分でお読みいただけます。
1ヶ月ぶりのnoteの更新です。「更新しなきゃ」と思いながら、更新できずでした。またここから更新をしていければと思います(不定期になるかもしれませんが)。
このnoteではVoicy(音声配信)で配信した内容のテキスト版(要約版)です。詳しくはVoicyで聴いて頂ければと思います。
ちなみに、Voicyは下記チャンネルで毎日更新しています!
今日のテーマは「支援のゴールはあるのか?」です。
どうぞお付き合いください。
ゴールは人によって違う
支援のゴールについて話をさせていただく機会がありますが、ここでの「ゴール」とは何を意味するのでしょうか。
それぞれの人にとって、ゴールや正解は違います。例えば、僕が休日にサッカーやスポーツ観戦を楽しむことが、他の人にとってはそうではないかもしれません。つまり、僕のハッピーが他の人のアンハッピーになりうるということです。
それぞれの地域で
とはいえ、大枠として目指すべき方向性は共通します。それは、当事者、ご家族、支援者がそれぞれの地域で「完璧じゃないかもしれないけれども、今の生活も悪くないな」と感じられるようになることです。特別な場所で、特別な支援者によるサービスを受けることが大事なのではなく、それぞれの地域で皆が幸せに暮らせることを目指すことが重要なのだと思います。
ただ、言葉にするのは簡単ですが実際には難しいこともであります。
昨日のVoicyでは、社会福祉法人風の道の田中理事長が「自分のところの幸せだけじゃなく、他の事業所を利用されてる利用者さんも幸せになってほしい」と、地域全体がハッピーになることの必要性を語られていました。
そして、当事者やご家族だけでなく、支援者の皆さんの幸せも大切です。特定の支援者が、自分のエネルギーを使い過ぎるような支援ではなく(もちろん、計画的にはそうした時間があってもいいとは思いますが)、現実的に取り組める、達成可能な支援プランを考えていくことが重要です。
いかに継続するか
あたり前ですが、一人の支援者がずっと関われるということはなく、どこかのタイミングでは次の支援者にバトンタッチするタイミングがあります。その時に、その人だからできる特例的な支援ばかりだと、「以前はやってもらえたのに…どうして今は対応してもらえないのだろうか?」と、当事者やご家族の方に不安を与えることになりますし、引き継いだ支援者にも必要以上の負担を強いることにもなります。
それでは、誰もハッピーにはならずです。
そうではなくて、地域の支援者と協力し、自分たちの地域をどう良くしていくかを考えることが大切ではないでしょうか。
まとめ
支援のゴールは人によって違います。でも、大きな方向性として、それぞれの地域で、当事者・ご家族・サポーターの皆が幸せに暮らせるようにすること(少なくとも、悪くないなと思えること)が重要ではないでしょうか。
より詳しくはVoicyを聴いてもらえればと思います。
では。
佐々木康栄
災害時に役立つさまざまな情報
これまでnoteにまとめていましたが、TEACCHプログラム研究会東北支部のホームページに集約しました。宜しければご活用ください。
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