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支援や配慮は「ずるいのか?」

この記事は1,164文字あります。個人差はありますが、2分〜3分でお読みいただけます。

今日がnoteの連続更新3日目です。7日間くらいは頑張りたいと思っています。

特別扱いはなぜダメなのか?

「特別扱いになるので」

こんな言葉を見聞きすることがあります。勉強している方々であれば、「いやいや、個人に合わせて対応を調整するのが合理的配慮では?」と思われるかもしれません。確かに、内閣府のホームページには以下の記載があります。

合理的配慮とは、障害のある方が日常生活や社会生活で受けるさまざまな制限をもたらす原因となる社会的障壁を取り除くために、障害のある方に対し、個別の状況に応じて行われる配慮をいいます。典型的な例としては、車いすの方が乗り物に乗る時に手助けをすることや、窓口で障害のある方の障害の特性に応じたコミュニケーション手段(筆談、読み上げなど)で対応することなどが挙げられます。          

ー内閣府のHPより抜粋

ちょっと小難しい表現ですが、「必要な理由があれば、それに基づく特別対応はちゃんとしましょう。その方が結果的に学びやすくなる」という意味ではないかと、ぼくは理解しています。

みんなにとってわかりやすく、学びやすくすればいいのでは?

「周囲からずるいと言われるので」

こんなことも言われます。例えば、コミュニケーション支援で筆談や絵カードを用意したり、リフレッシュグッズとして感覚玩具などを用意したりすると、「他の人も欲しがるので」「他の人が気にするので」という理由で認められないことがあります。でも、それは「実は自分にも必要なんだ」という思いが背景にあることもしばしばです。

例えば、ぼくはApple Watchのモバイルバッテリーを持ち歩いているのですが、Apple Watchを持っていない人は「いいなぁ。欲しいなぁ」と思うことはありません。なぜなら、優れたものだとしても必要がないからです。つまり、ぼくらは、便利そうだから必要だと思うのではなくて、必要性があるから必要だと思うわけです。

だとすれば、必要な人たちには必要な対応をしていくのが良いのではないでしょうか。そうした、多くの人たちにとってわかりやすくなる工夫を「ユニバーサルデザイン」と言います。そうした考えがより社会に広まってくると、障害の有無に関わらず生活しやすくなってくる方々がおられるのではないでしょうか。

参考にされてみてください。補足はVoicyで話をしますので、宜しければVoicyの方も応援していただければと思います!それでは!

佐々木康栄

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