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福祉事業所、どう選ぶ?

この記事は1,413文字あります。個人差はありますが、3分〜4分でお読みいただけます。

今日はnoteの連続更新116日目です。といっても、もう今日が終わりそうですが…

noteのほかに、Voicy(音声配信)もしておりますので、ぜひ併せてご活用ください!

今回は「児童発達支援や放課後等デイサービス、その他事業所を選ぶときの基準」です。めっちゃ個人的な見解ですが。

それではどうぞお付き合いください。


皆さん、どうやって選んでますか?

「どんな事業所(行き先)を選んだらいいの?」

よく聞かれる質問ですが、「ここだ!」という正解はないというのが、正直なところです。

地域によるかもしれませんが、日本全体でみると児童発達支援や放課後等デイサービス、就労移行支援などの福祉事業所は、この10数年で相当数増えました。

結果。

….よくわからない


となったりします。

一つの基準は「一緒に考えてくれること」

そんなの当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、その当たり前が当たり前になっていないこともあります。

多分「一緒に考える」の基準が違うんだろうなと思います。

例えば。

「何かあったら言ってくださいね。一緒に考えますから」と言ってくれるけれども、「〇〇しないとダメ」とか、「〇〇ができていません」「〇〇が困ります」ということだけ指摘されることもあったりします。

また、支援は特定の場所でだけうまくいっていたらいいわけではありません。

事業所でうまくいっていることがあれば、それをご家庭、保育園、幼稚園、学校などの生活場面に活かしていけるか、それを一緒に考えてくれることが大切かなと思います。

横のつながりを

関わっている人が複数いるのに、そこのつながりはないことも。

そうならざるを得ない状況は理解できるのですが、せっかくなら一緒になって考えていきたいと思っています。

なので、「どこの事業所がいいと思いますか?」と相談された時には、「ぼくらも情報交換させていただけるかも聞いてみください」とお伝えすることが多いです。

多くはないのですが、「それはいりません」とはっきりと断られることも。

でも、そうなると「協働」が難しいんです。情報は多いに越したことはないし、みんなで考えるに越したことはないのに、それができないわけです。

うまくいっている場所、状況にヒントがある

個人的に大事にしているのは、「うまくいっている状況を見つける」ということです。「これさえすればいい」というわけではありませんが、基本的には、いかにうまくいっている環境に近づけるかがポイントです。

見極めは難しい

そうはいっても、「そんなのわからない」ということもあるかもしれません。

「安心して」
「自立的に」
「寄り添って」
「楽しく」

どれも大事なのですが、どれも抽象的です。
大事なのは、これらを実現するために何をするのかです。

「〇〇で遊びました」という報告だけでなくて、その活動をしている意味や意図の説明などを具体的に共有してくれるかどうかも大事ではないでしょうか。

どこかに行けばいいわけじゃない

願わくば、行った先で有意義に過ごしてもらいたいわけです。

事業所選びに絶対はないし、地域の実情を反映していない、あくまでぼくが横浜で働いているから感じることかもしれません。

皆さんの地域はいかがでしょうか?

補足はVoicyの配信をお聴き頂ければと思いますので、宜しければVoicyの方も応援していただければと思います!

佐々木康栄

災害時に役立つさまざまな情報

被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ(国立障害者リハビリテーションセンター)

防災・支援ハンドブック(日本自閉症協会)

災害時、発達障害の子どもの支援についての医療関係者へのお願い(内山登紀夫先生)

災害時の発達障害児・者支援エッセンス

#障害者を消さない(ヘラルボニー)

寄付型セミナー(TEACCHプログラム研究会東北支部)

代表を務めているTEACCHプログラム研究会東北支部で、「寄付型セミナー」を立ち上げています。ぼくの衝動的な行動であることは自覚しています。それでも、今ぼくらにできることを考え、過去に配信したオンラインセミナーを再度配信させていただき、その売上(配信や販売に関わる手数料を差し引いた全額)を能登半島地震の支援・復興に向けた寄付することに決めました。宜しければ応援してもらえると嬉しいです。

#能登の障害者に届け

能登の障害者の方々に直接支援が届くように、一般社団法人障害攻略課さん
、NPO法人石川バリアフリーツアーセンターさん、一般社団法人Smart Supply Visionさんが「#能登の障害者に届け」というプロジェクトを立ち上げてくださっています。

この短期間でこれだけの状況を整えることは、どれだけ大変だったのだろうかと思います(きっとかなり睡眠時間や休みの時間を削って急ピッチで取り組んでくださったのだと思います)。本当に感謝です。    

一緒に応援しませんか?

その他お知らせ

オンラインサロン「みんなで考える発達障害支援」

クラウドファンディング

▼9月に大阪にて講演会をさせて頂いた「一般社団法人泉大津・発達支援勉強会Lien」さんが、「大阪府泉大津市、及び、泉州地域である近隣市町村一帯が、発達障がいや多様な子どもたちにとってより過ごしやすい地域に」を目指して、クラウドファンディングをされています。特に、4月2日の世界自閉症啓発デーでは、世界中がブルーライトアップされます。これは色々な人に目を向けてもらうための活動でもある一方で、それだけ予算がかかります。

そのため、どの地域でもできるわけではありません。今回、泉大津市内のブルーライトアップをしたい!という想いを叶えるためのクラウドファンディングです。目標金額は220万円です。ちなみに、これは行政と一緒に取り組んでいるものなので、「ふるさと納税」として寄付ができます。

ぼくも応援メッセージを出させて頂いています。どうか皆さんも応援していただけないでしょうか。

皆さんの応援が力になり、その力が地域を進める行動になり、その行動が当事者やご家族の未来になります。

一緒に地域の未来を変えるお手伝いをしてくれませんか?

セミナー情報

▼TEACCHプログラム研究会 第16回実践研究大会 in 東北・東京・熊本・鹿児島 「共に学び 成長する 熱い冬」

ぼくは仙台会場にいって、一丁前にコメンテーターというのをさせて頂きます!翌日にはTEACCHプログラム研究会東北支部主催でイベント「自閉症支援の未来会議 in 仙台」も開催しますので、2月10日(土)、11日(日)はご予定の確保をお願いします!

▼会員限定動画▼

これまで、会員の皆さんには限定のコラムや動画を配信してきました。現在下記のような動画を配信中です。閲覧にはパスコードが必要です。何度かメールでご案内しておりますが、もし会員の方で「パスコードがわからない!」という方はteacch.tohoku@gmail.comまでご連絡ください。

▼会員限定コンテンツ▼

現在、会員限定の質問フォームを設けています。匿名にしようかとも思ったのですが、会員の方からのご質問であることを確認するためにお名前のご記入をお願いしたいと思います。ご質問については、全てにお返事できるわけではなく、会員の皆さん全体にとって有益だろうと思うものを中心に取り上げて、限定コラムなどで書いていきたいと思います。

▼その他▼

ここに記載した以外にも、東北支部ではさまざまな取り組みを今後もしていきます。会員の皆さんには、「今こんなことを考えています」というのもお届けしますのでお楽しみに。公式LINEもあり、会員以外の方もぜひご登録ください!定期的に情報発信していく予定ですので、「TEACCHって何だろう?」「興味はあるんだけれども、どんな活動をしているんだろう?」という方はぜひご登録ください!

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