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子どもの宝物のキーホルダーを見ていて思った、龍の道。
陰陽のマーク
![](https://assets.st-note.com/img/1704677040101-zEZ5uxSdnF.jpg)
「やっべー!?龍がかっこいい!」
と小学生に言われて、
旅行の時のノリでつい買ってあげたキーホルダー。
息子はずっと、大事にしています。
今年は、辰年だから
ちょうど龍がついていていいね~っと眺めていると
ふと、疑問が。
このマークってよく見るけど、私は意味をよく知らないなぁと。
調べてみました。
これは、中国の哲学である道教や陰陽五行思想に基づいています。
宇宙や自然、人間の存在などを
陰と陽の二つの相反する要素に分け、
バランスが取れた状態が調和として捉えられています。
陰は陰影や暗さを表し、
静的で受け身な性質を象徴します。
陽は明るさや活動、
創造的なエネルギーを表しています。
なるほど、
正反対の性質のものの間をとると丸くなって調和がとれる、か。
極から間をとるのが、龍の道
この考え方は陰と陽の反対向きのエネルギーをまず見ます。
よく、対立構造っていわれるケンカ。
反対向きのエネルギーがぶつかり合っている状態。
丸くないですね。
子どもたちもよくケンカをします。
例えばこんな風に。
![](https://assets.st-note.com/img/1704683618576-Dfgyi3WgCT.png?width=1200)
妹は、お兄ちゃんが大好き。
でも、今日はたまたま床にあった
兄のブロックの作品を蹴って壊してしまいました。
ブロックはこなごな。
これを龍になったつもりで空から見て見ると、
状況が分かりますが、実際は、
![](https://assets.st-note.com/img/1704683771780-jDlsgRLK8c.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1704683795828-C4Qp3pu93V.png?width=1200)
うまく伝わらず、兄妹げんかは続きます。
保育の世界では、ケンカは悪い事ではありません。
子どもたちは、ケンカを通して相手の気持ちを学んでいきます。
自分と違う意見を知るのです。
まぁ、家庭においてのケンカは
親が仲裁するのも時間がかかり
めんどくさいものなのかもしれません。
ただ、親(龍と同じ目線で見られる立場の人)は、
子どもたちを対立している存在と見るよりも、
子どもたちが調和を学ぶ機会だと捉える視点は大切。
私自身も保育園ではやってたけど、
家だと手を抜くことが多いので反省。
ただ、知らないと、抑えつけてしまうので、
調整の仕方を簡単にお伝えします。
![](https://assets.st-note.com/img/1704684235117-J85NnLrNKJ.png?width=1200)
まず、子どもの心をよく観ます。
![](https://assets.st-note.com/img/1704684286106-noGLokXaF9.png?width=1200)
兄は、一人で遊びたい。
妹は、お兄ちゃんと遊びたい。
こんな時、あなたならどう声をかけますか?
私ならまず
それぞれの子どもたちに
共感するように声をかけ
その後で、相手の気持ちを知らせます。
お兄ちゃんには、
「ブロック壊れて、嫌だね。悲しいよね。
妹も悪気はなかったと思うんだけど、
一緒に遊びたかったんだと思うよ。」
妹には、
「あらら。ブロック壊れちゃったね。
本当は壊すつもりはなかったんだよね。
こっちむいてほしかっただけだもんね。
伝わらなくて嫌だったね。
でもさ、お兄ちゃん、すごく悲しそう。
どうするといいと思う?」
もちろん、これが正解ではありません。
あなたのやり方も正解です。
だって、寄り添おうとしているんだから。
ここで、妹から
「ごめんなさい。」がでれば調和が簡単なのですが、
妹が頑固で、謝るのが苦手な性格の子の場合は、
ここでの解決は難しいです。
「謝る」って簡単なようですが、
一部の子にとっては、納得いかないことなのです。
これが続くと人間関係が壊れる原因になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1704684661279-M6Cpr5b3NF.png?width=1200)
謝るというのは、人間関係を円滑にする技術です。
「ごめんね。」「いいよ。」が保育園のルールだったりします。
時に時間が足りず納得いかずに、
終わることもあると思います。
この納得いかない!が溜まっていくと
大人になっても、謝罪が苦手な人になっていきます。
「どうして、私が謝らないといけないの?」と。
理由が腑に落ちないから、自分の非を認めたくない。
自分の非を認めるって、難しいんですよね。
見たくない嫌な自分を素直に認めて
相手にきちんと「ごめんなさい」と伝えないといけないので。
かっこ悪い自分が嫌な人は受け入れられません。
![](https://assets.st-note.com/img/1704685049524-YuHvY4BxGz.png?width=1200)
少しだけ、龍の目を借りて、
仲裁をしていくと、
「ごめんなさい」ってすぐに謝れる人は
すごく尊敬できる人なんだよ。と
新しい価値観をいれてあげます。
みんなが難しい謝罪を
あなたがやっている姿を見せることで
周りの人は、あなたを信用するんだよ、と。
すると、
本心から「ごめんなさい」が言えるようになります。
(時間はだいぶかかりますよ。)
![](https://assets.st-note.com/img/1704685321143-KS1gt8i2O3.png?width=1200)
せっかく「ごめんなさい」を伝えても、
お兄ちゃんの方が許してあげないと、
人間関係は平和になりません。
人を許してあげることも、すごく難しい。
とくに、自分がとても大切にしていたものを
奪われてしまったと思い込んでいたら、なおさらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704689605681-p2jndC19w0.png?width=1200)
ここでも、新しい価値観をいれてあげます。
こんなに嫌なことでも、
水に流せるお兄ちゃんは器が広い人で、
とってもかっこいい!と。
ブロックが壊れたことで、
もっとすごい作品を生み出すチャンスもできました。
ピンチがチャンスにかわります。
一緒に作ろうって親が提案することも可能です。
龍の道では人間関係がスムーズにいく
親としては、二人が仲よくして欲しいですよね。
ここで、謝罪と許しを憶えていく事が
大人になっていく子どもたちの
円滑な人間関係(コミュ力)レベルアップ
のよい機会です。
だから、ケンカ自体は悪くない。
将来的には、
この龍の目を自分たちで理解して
使えるようにするとすごく楽になります。
世の中の物事は白黒はっきりしないことも多いから
柔軟に、臨機応変に対応していくしかありません。
そこでの潤滑油が謝罪と許容。和解。
「ごめんね」と「いいよ」なのです。
お互い様。
これは、兄妹だけじゃなく、
夫婦にも、親子にも当てはまります。
そして、答えがなくいつも変化しています。
だから、間は曲がりくねっています。
真っすぐにぶつかると事故が起きやすいですから。
![](https://assets.st-note.com/img/1704685683702-ofPh6djrFU.jpg?width=1200)
謝罪や許すことで幸運を呼び、
謝罪や許すことで不幸を追い払います。
泣いたカラスがすぐ笑うように
すべて丸くおさまります。
結局……
「正反対の性質のものの間をとると丸くなって調和がとれる」
今回は例でケンカを取り上げましたが、
これって、
損得、生死、男女、大小など反対ことばからの
連想ゲームに繋がって、面白そうなテーマでした。
また、違ったものを深堀りしたいです。
もしかしたら、
今回の記事は将来の我が子たちが
自分の子育てで悩んだときに
読んでもらえるかもしれないなと思い、
さっき我が子たちに見せてみました。
困った時は、こうやって考えるといいんだよ!
ってのをnoteに書いておくからって。
そうしたら、
イラストだけチラッと見て
「あ~ぼくね、読むのめんどくさいから、
もし困ったら、おかあさんをピンポンするわ!」
!?
なんですと?
せっかく書いたんだけどなぁ……。