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子どもの宝物のキーホルダーを見ていて思った、龍の道。


陰陽のマーク

白は幸運を呼び、黒は厄災を祓い、合わせると全てを成功へ導きます!

「やっべー!?龍がかっこいい!」
と小学生に言われて、
旅行の時のノリでつい買ってあげたキーホルダー。
息子はずっと、大事にしています。
今年は、辰年だから
ちょうど龍がついていていいね~っと眺めていると
ふと、疑問が。
このマークってよく見るけど、私は意味をよく知らないなぁと。

調べてみました。

これは、中国の哲学である道教や陰陽五行思想に基づいています。
宇宙や自然、人間の存在などを
陰と陽の二つの相反する要素に分け、
バランスが取れた状態が調和
として捉えられています。

陰は陰影や暗さを表し、
静的で受け身な性質を象徴します。
陽は明るさや活動、
創造的なエネルギーを表しています。

なるほど、
正反対の性質のものの間をとると丸くなって調和がとれる、か。

極から間をとるのが、龍の道

この考え方は陰と陽の反対向きのエネルギーをまず見ます。
よく、対立構造っていわれるケンカ。
反対向きのエネルギーがぶつかり合っている状態。
丸くないですね。

子どもたちもよくケンカをします。
例えばこんな風に。

兄と妹の架空のケンカ

妹は、お兄ちゃんが大好き。
でも、今日はたまたま床にあった
兄のブロックの作品を蹴って壊してしまいました。
ブロックはこなごな。
これを龍になったつもりで空から見て見ると、
状況が分かりますが、実際は、

うまく伝わらず、兄妹げんかは続きます。

保育の世界では、ケンカは悪い事ではありません。
子どもたちは、ケンカを通して相手の気持ちを学んでいきます。
自分と違う意見を知るのです。

まぁ、家庭においてのケンカは
親が仲裁するのも時間がかかり
めんどくさいものなのかもしれません。
ただ、親(龍と同じ目線で見られる立場の人)は、
子どもたちを対立している存在と見るよりも、
子どもたちが調和を学ぶ機会だと捉える視点は大切。

私自身も保育園ではやってたけど、
家だと手を抜くことが多いので反省。
ただ、知らないと、抑えつけてしまうので、
調整の仕方を簡単にお伝えします。

さぁ、空から子どもを見るつもりで~

まず、子どもの心をよくます。

本音をわかってあげようとする親(龍)の視点が一番大事。

兄は、一人で遊びたい。
妹は、お兄ちゃんと遊びたい。

こんな時、あなたならどう声をかけますか?

私ならまず
それぞれの子どもたちに
共感するように声をかけ
その後で、相手の気持ちを知らせます。

お兄ちゃんには、
「ブロック壊れて、嫌だね。悲しいよね。
妹も悪気はなかったと思うんだけど、
一緒に遊びたかったんだと思うよ。」

妹には、
「あらら。ブロック壊れちゃったね。
本当は壊すつもりはなかったんだよね。
こっちむいてほしかっただけだもんね。
伝わらなくて嫌だったね。
でもさ、お兄ちゃん、すごく悲しそう。
どうするといいと思う?」

もちろん、これが正解ではありません。
あなたのやり方も正解です。
だって、寄り添おうとしているんだから。

ここで、妹から
「ごめんなさい。」がでれば調和が簡単なのですが、
妹が頑固で、謝るのが苦手な性格の子の場合は、
ここでの解決は難しいです。

「謝る」って簡単なようですが、
一部の子にとっては、納得いかないこと
なのです。
これが続くと人間関係が壊れる原因になります。

争いの素

謝るというのは、人間関係を円滑にする技術です。
「ごめんね。」「いいよ。」が保育園のルールだったりします。
時に時間が足りず納得いかずに、
終わることもあると思います。
この納得いかない!が溜まっていくと
大人になっても、謝罪が苦手な人になっていきます。
どうして、私が謝らないといけないの?」と。
理由が腑に落ちないから、自分の非を認めたくない。

自分の非を認めるって、難しいんですよね。
見たくない嫌な自分を素直に認めて
相手にきちんと「ごめんなさい」と伝えないといけない
ので。
かっこ悪い自分が嫌な人は受け入れられません。

視点を変えてみよう!

少しだけ、龍の目を借りて、
仲裁をしていくと、
「ごめんなさい」ってすぐに謝れる人は
すごく尊敬できる人なんだよ。と
新しい価値観をいれて
あげます。
みんなが難しい謝罪を
あなたがやっている姿を見せることで
周りの人は、あなたを信用するんだよ、と。
すると、
本心から「ごめんなさい」が言えるようになります。
(時間はだいぶかかりますよ。)

せっかく「ごめんなさい」を伝えても、
お兄ちゃんの方が許してあげないと、
人間関係は平和になりません。

人を許してあげることも、すごく難しい。
とくに、自分がとても大切にしていたものを
奪われてしまったと思い込んでいたら、なおさらです。

視点を変えて~

ここでも、新しい価値観をいれてあげます。
こんなに嫌なことでも、
水に流せるお兄ちゃんは器が広い人で、
とってもかっこいい!
と。
ブロックが壊れたことで、
もっとすごい作品を生み出すチャンスもできました。
ピンチがチャンスにかわります。
一緒に作ろうって親が提案することも可能です。

龍の道では人間関係がスムーズにいく

親としては、二人が仲よくして欲しいですよね。
ここで、謝罪と許しを憶えていく事が
大人になっていく子どもたちの
円滑な人間関係(コミュ力)レベルアップ
のよい機会です。
だから、ケンカ自体は悪くない。
将来的には、
この龍の目を自分たちで理解して
使えるようにするとすごく楽になります。

世の中の物事は白黒はっきりしないことも多いから
柔軟に、臨機応変に対応していくしかありません。
そこでの潤滑油が謝罪と許容。和解。
「ごめんね」と「いいよ」なのです。
お互い様。

これは、兄妹だけじゃなく、
夫婦にも、親子にも当てはまります。
そして、答えがなくいつも変化しています。
だから、間は曲がりくねっています。
真っすぐにぶつかると事故が起きやすいですから。

どうしても合わない時は、ちょっと距離をおくのがいいです。

謝罪や許すことで幸運を呼び、
謝罪や許すことで不幸を追い払います。
泣いたカラスがすぐ笑うように
すべて丸くおさまります。

結局……

「正反対の性質のものの間をとると丸くなって調和がとれる」
今回は例でケンカを取り上げましたが、
これって、
損得、生死、男女、大小など反対ことばからの
連想ゲームに繋がって、面白そうなテーマでした。
また、違ったものを深堀りしたいです。

もしかしたら、
今回の記事は将来の我が子たちが
自分の子育てで悩んだときに
読んでもらえるかもしれないなと思い、
さっき我が子たちに見せてみました。
困った時は、こうやって考えるといいんだよ!
ってのをnoteに書いておくからって。

そうしたら、
イラストだけチラッと見て
「あ~ぼくね、読むのめんどくさいから、
もし困ったら、おかあさんをピンポンするわ!」

!?
なんですと?
せっかく書いたんだけどなぁ……。






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