谷川俊太郎さんの詩から生まれた絵本「生きる」
読書記録と言うほどのモノでもないけれど、この絵本はじっくり見ていたいと思わせる、引力がある。たったp39のお話。
それも、谷川俊太郎さんの詩をなぞっているから結論はわかっているけれども、絵の視点だ。ここがすごい。
「生きる」といいつつ、ほのかな「死んでしまった」を含むのだ。
この絵本は、セミの死骸のアップからスタートだ。
いきなり虫が苦手な人は「うえっ」っとなる。だって、その死骸にアリが群がっているのだから。自然の中の死だ。
そこから、公園の引きの絵があり、こまやかな人