【半不登校中学記】母が限界を超えました
これでよかった、よく話せているし、穏やかだし健やかだし。
ほんの少し前に書いた直後にことが起きました。
タイプが真逆の弟には特に厳しい娘
自室でご飯を食べることもありますが、気分によってはダイニングで食べることがあります。
本当は自室で食べたかったらしいのですが、皿数が多く持って上がれないのでお盆で。ダイニングに来てもらった夕食。
子供はフォークとナイフで食べるのが好きですし、たまに出すと喜びます。
そう思ってナイフとフォークで食べる肉の煮込みを出したんです。
圧倒的に箸ばかり使っている我が家、もちろん上手に使えません。下の弟は特に不器用なので、本当に見ていてヒヤヒヤします。
その使い方を見て、機嫌が悪くなり指摘が止まらず、イラつきをぶつけ出す娘。
言われてる弟は何も悪くない、できなくて当然だもの。
「できなくてしかたないよね」
「ちょっとでも練習になったらいいよねと思って出したんだ」
と庇い続けていたんですが
わたしの中で何かを超えてしまったんです。
「こんなご飯出したママが悪いよね」
「フォークとナイフが上手に使えない人は使わないほうがいいよね」
「苛立つ原因になるご飯を作ったママのせいだよね」
「ママがご飯作らなかったらよかったね」
「平和においしく楽しくご飯食べてもらいたかっただけなんだけどな、申し訳ないね、ママのせいで」
とネガティブに振り切ってしまったのです。
「なぜ誰も悪いと言ってないのにママが謝るんだ」と怒る娘。
誰かが悪者にならないと終わらない、そう思ったわたしは何か大切なものを壊してしまったようです。
それ以降喋らなくなり、息子のお手伝い登板である片付けも全て自分で行い、黙って自室に行きました。
もう無理でした
わたしにとって家族で食べる美味しい食事はわたしがわたしとしての役割だったり、存在意義を表すものです。(人それぞれ違うことは理解しています、わたしの特徴です)
自分が大切にしている時間や手間、家族の健康を管理し、体と心のフォローをしている自分が作ったご飯によって、不機嫌な人が出た、嫌な思いをする人がいた、美味しいご飯じゃなくなった。
当たり前のことかもしれない、いつもならよくあることです。
娘が半不登校になり、一気に負荷が増え、息子にも問題が発生しさらに負荷が増え、自分を保つために精一杯守っていた一人の時間というのもなくなり、常に学校とのやりとりをして、、、
疲れていたんだと思います、相当。
ほんの小さなきっかけでしたが、限界を超えてしまい母であることができなくなったんです。
わたしはとても弱いです、過去に何度も自分を壊してきました。
元気で溌剌とみんなのために張り切っている自分は母としてそうあるほうがやりやすいというキャラ作りで、本当のわたしではありません。
そのリカバリーに一人で家にいる時間、一人で出かける時間がないともたないことを経験で学んできたのでそうしていました。
夫の帰りはどんどん遅くなり、残業で疲れている上に、心のしんどさに一切理解ができないタイプなので一人で担うしかなく。
夫からの厳しい言葉や、子どもたちからのまっすぐな失礼を受けながらも、自分を削いで削って捨てて頑張ってきて、なくなっちゃったんでしょうね。
子供達だけでなく夫とも声を出して話すことコミュニュケーションができなくなりました。娘に会うと体が拒絶反応をし、涙が止まらなくなったり、息子に会うと嫌悪感で溢れ苛立ったり、夫にラインで話せるものの、そばにこられると声が出なくなり目も合わせられなくなり。
いつかわたしがやまないようにと思っていましたが、片足を突っ込んでました。
ここからどう回復するといいのかはわかっているので、夫にラインで伝えながら何もしない時間、自分のことしかしない時間、配慮をしない時間をとりました。
まだ完全ではありませんが、家の中でやっていたゴミ出しや外掃き、洗濯などができるようになりました。
キッチンに立つことができなかったのですが、作ることはできるようになってます。ただ、一緒に食べることはできません。
子供達はママは調子が悪いと近寄らないように話しかけないようにしてくれているのが助かるのですが、徹底されているわけではないのでずけずけ入り込んできてしんどくなったりもします。
お母さんというのは誰にでも当たり前にできることではないと、強く言いたい。
自分のことは誰も心配してくれないのに、自分のことは自分でどうにかして、自分以外の他人の管理をし続けつつ、自分のやるべきこともやる。
昔の人はできたではなく、表に出ていなかっただけだと思います。
この状態で娘と向き合ったり、話すことはできないので、停滞どころか状況は下降線ですけれど、わたしの世話は自分でするしかないので、しかたないなと。
やり直しになることもあるでしょうが、まだ先が長いと思うと今のこの状況を無視はできないので負い目や違うストレスはありますが、自分の回復に努めます。
子供を産んだ責任だと言われるかもしれないですけど、こんなふうになるなんて誰がわかって子供産むんですか。
わたしにはできたと言われるかもしれない、でもわたしはあなたじゃない。
わたしがしんどいからみんなしんどい、なんて思いません。
でもできて当然と思われるのはちょっと嫌なんです。