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おとながこわい娘
「知らん大人と喋るなんて無理やん」
この言葉を聞いた時に、娘の深刻さが顕著に伝わってきました。
郵便局に郵便を出しに行きたいという娘に「いってきたらいいやん」と返した私。
「窓口の人に郵便渡したらいくらか教えてくれるで」と定形外のアイテムを手にする娘に伝えると、そう返されたのです。
おとながこわい
なんだかちょっと懐かしい感覚が蘇りました。
私自身10歳になる前から家庭環境や学校のことで心を壊していたので、大人が怖い、信じられないと怒り続けてきました。
そういえば歯科点検に連れていってる時も衛生士さんと喋らないな、自分で言えばいいのにこちらに目でサインを送り、私が衛生士さんに言葉で伝えていた感じでした。
その時は気づかなかったんですよね、反抗期だわと思ってたので。
セルフネグレクトっていうらしいですね、最近。
昔はそんな言葉なかったんですけど。
娘は身なりを整える、清潔にするができませんでした(最近改善の兆しあり)
歯も磨けません、お風呂も入れません、それほど体力も気力も外で使い果たしてたんですけど、潔癖の私には意味がわからず毎度注意をしていました。
が、娘が危ないと感じて、そういう目でしっかり向き合うと、ずっとサインを出してくれていたことに気づきます。
親って、どうしても、ちゃんとできてほしい、みんなと同じことくらいできてほしいってフィルターが入っちゃうもんですから、サボってるとか怠けてるって判断になっちゃうんですよ。
心を壊しまくってボロボロになった経験がある私でさえもそう思っちゃうほど、親というフィルターは恐ろしい。
大人が怖い、そう感じている娘に無理はさせないように、過保護に過保護に今は過ごしてます。
それでいいんだ、甘えられるうちは甘えさせてやろう。
そう思ってから心が少し楽になりました。
親は子と育つ、子に育てられるという意味をひしひしと感じます。