【算数】指をつかって計算していい。〈失敗#8〉子どものこころ専門医なのに失敗子育て
結論:指をつかった方がいいこともある。
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
長男 小学5年生
長女 小学2年生
「ゆびをつかわずに計算しよう。」
長女は、勉強全般が得意ではなさそうです。
算数は、小学2年生の3学期でも、指を使って足し算も引き算もします。
思わず、「指を使わないでできないかな?」と言いたくなります。
ただ、不思議なのは、繰り上がりの計算を紙に書いてできますし、九九もできます。
「指で数えないと計算できない。」というわけではなさそうです。
「指をつかってもいいんだよ。」
そうして、悩んでいる頃、伸学会様の動画に出会いました。
とのことできた。
目からうろこです。
我が子の通う公文教室では、「計算式は暗記して反射で答えられるようになる。」と習っていたので、真逆の発想でした。
ある意味、指で数えるのも丸暗記も、両方楽しくやっている長女は一番いい勉強のやり方をしているのかもしれません。
九九が解ける理由
さて、しかし、長女は九九のときは指をつかっていません。
先日、りょーやん様が掲載されていた記事がまさにどハマりでした。
長女の学校では、一の段は一の段の歌、二の段は二の段の歌と、歌で覚えさせてくれているようです。
バラ九九でわからないときは、その段の歌を歌うことがあります。
一方で、暗記しているところは即答できます。これは、公文式のおかげかも知れません。
親がしていること
長女が計算が苦手なのは事実なので、家族では自然に楽しく計算に触れる機会を作るようにしています。
たとえば、車のナンバープレートの四桁の数字を使って、「10」をつくるゲームです。
いろんなやり方はありますが、我が家では、長女は数字の順番を入れ替えてよくて、長男は順番そのままで計算するようにしています。
なぞなぞで、計算ドリルの文章題にあるような問題を出します。
「りんごが5個あって、みかんが3個あって、パパが1個ずつ食べたら、残りは何個でしょう。」
長女は、案の定、指をつかって数えますが、構いません。むしろ、違うものを同じ数の概念として理解できていることがわかります。
他には、先日投稿した、日課をするとお小遣いが1日10円もらえる取り組みをしています。
親が1ヶ月ごとに合算する予定でしたが、本人が嬉しくなって、毎日足し算をして総額を出しています。
これも、自然に計算に触れるチャンスになりました。
学年が上がるほど難しくなりますが、楽しく勉強できる工夫を親も勉強していきます。