
【食育なんて無理】ご飯を食べない長女に試した5つの方法〈失敗#4〉子どものこころ専門医なのに失敗子育て
結論
・食事にこだわる長女
・5つの試みの結果、まさかのグラノーラ
・「食育」のやり方って、子ども1人ずつ違うんじゃないか?
登場人物
私 30代 子どものこころ専門医
妻 30代 保健師
長女 小学2年生
離乳食からこだわる長女
我が子は2人とも、寝ない食べないで苦労しました。
とりわけ長女は離乳食の頃からこだわりがありました。
10倍粥を食べてくれないので、いつまで経っても母乳から抜けられず。
と思っていたら、ある日ご飯を一粒食べてから、いきなり普通ご飯を食べ始める。
こだわりのポイントを把握するのに、毎回苦労させられます。
幼児になっても、ずっと長女の食事との戦いでした。食育なんて無理。そもそも食べてくれない!
そんな長女の試行錯誤の方法を紹介します。
①ご褒美のデザート
最初に試したのは、デザートを用意して、ご飯を全部食べたらご褒美。
結果:ご飯は食べ終わらない。でも、デザートだけ食べる。
②ワンプレート
お子様ランチのように盛り付ける。
結果:最初の1回はうまくいったが、すぐに食べたいものしか食べなくなる。
③丼盛り
ご飯とおかずを一緒に盛ってしまう。
結果:比較的うまくいくが、量は入らず食べ残す。作る側のレパートリーの限界。
④外で食べる
お弁当に詰めて、毎晩、公園で食べる。
結果:数週間は継続できた。ある程度は食べてくれるが、実際はオニギリ1つにウインナーとミニトマト。何より、大人のお腹がすく。夏が終わり、日が短くなると共に終了。
⑤グラノーラ
一番うまくいったのは、グラノーラ。
朝ごはんを全くの拒否だった中、「パイナップルが入ったグラノーラ」なら食べることが発覚して、毎朝グラノーラを食べてるようになりました。
その延長で、気に入らないメニューの日は、夜ご飯もグラノーラにすればいいじゃないか!と試してみたら、普通に食べる。
結果:食べないよりは全然いい。完全食(?)のグラノーラだから大丈夫。
食育って、なに?
いまやどこでも「食育」と言われますが、こんな調子の長女に何がしてやれるでしょうか。
長女が話せるようになると、色々謎が解けてきます。
「キノコが嫌」「かたい」「もっと冷たくして」など、言葉にして拒否します。
長女は頑固者なので、NOといったものは絶対に食べません。
彼女の好みの味付けにして、機嫌のいいときに楽しい雰囲気で新しい食材に挑戦する。
普段は成長に必要な栄養が摂れれば十分。
これが我が家の食育です。