
子どもの権利・きもちプロジェクト通信 第15号 発行日:2025年1月31日
---+----+----+----+----+----+----+----+----
子どもの権利・きもちプロジェクト通信
第15号
----+----+----+----+----+----+----+----+----
★ 寒中お見舞い申し上げます!

〇〇〇〇〇 今回の内容 〇〇〇〇〇
1.絵本を寄贈しました
2.連載「絵本で感じる子どもの権利」
第4回 :子どもが情報を知る(17条)にかかわる絵本
3.講演・イベント報告
4.掲載情報
┌───────────────────■
1.絵本を寄贈しました
└───────────────────■
新しい年を迎えました。昨年の元旦、能登半島に大きな地震がありました。能登の子どもたちにプロジェクトで何か出来ないだろうか……そんな想いを抱えて過ごした1年でした。そしてこの年末、2021年に絵本『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』の原画展を主催して下さったチハルさんがボランティア活動で繋がった幾つかの場所に私たちの絵本を届けて下さいました。相手方のニーズを伺いながら直接手渡して頂けたこと、本当に感謝です。現地には、まだ水が出ない地域があったり、避難所になっている学校があるそうです。おとなたちに余裕がない時、どうしても子どもの権利の視点は後回しになりがちです。そんな時だからこそ、絵本が子どもとおとなの真ん中にあってきもちを繋いでくれることを心から願っています。(momo)
チハルさんのボランティアの報告
https://www.instagram.com/p/DETkQkYzn5e/?igsh=OXkxODhtdGV6MDZr
┌───────────────────■
2.連載「絵本で感じる子どもの権利」
第4回 :子どもが情報を知る(17条)
にかかわる絵本
└───────────────────■
プロジェクトメンバーが代表の長瀬による子どもの権利の視点からさまざまな絵本を読み解いてご紹介するコーナー。
今回は、「子どもが情報を知る(第17条)」にかかわる絵本です。
【テーマ:子どもが情報を知る(第17条)】
子どもが自分の思いを発信するためには、「情報共有と対話」が欠かせません。何を子どもに伝えるか、変化し続ける「情報」と私たちがどう付き合っていくべきか、「情報」をテーマにおすすめの絵本と児童書を集めました。
◆『窓をひろげて考えよう』
下村 健一・艸場よしみ(企画/構成)
かもがわ出版 2017年
しかけ絵本でメディアリテラシーを楽しく学ぶ一冊。
フェイクニュース、デマに惑わされる前に、「まだわからないよね?」「他の見え方もないかな?」「隠れてるものはないかな?」と問いかけることで、メディアとの付き合いを学んでいきます。分かりやすいです。

◆『女の子のからだえほん』
◆『男の子のからだえほん』
作・絵:マティルド・ボディ 作:ティフェーヌ・ディユームガール 監修:艮香織 訳:河野彩、パイ インターナショナル、2022年
性に関する情報も、子どもたちに十分に丁寧に伝えられていません。
ここ最近のフジテレビのニュースを見ていても、性にかかわっても、私たちは人が大切にされるとはどのようなことか、学んでいないのだなあと考えさせられます。
フランスで生まれた性教育の絵本
https://chisanatobira.exblog.jp/243405649/

◆『インフルエンサーのママを告発します』
ジェ・ソンウン作 チャ・サンミ絵
渡辺奈緒子訳、晶文社、2023年
おとなが子どもの情報をどう取り扱うかについても、学びの更新が求められています。「SNSをつかうすべての人必読のものがたり」と紹介されるこの児童書から、私たちがどう行動すべきか考えさせられます。
SNS時代の子どもの権利
https://chisanatobira.exblog.jp/242317274/

┌───────────────────■
3.講演・イベント報告
└───────────────────■
⚫︎代表長瀬によるnote記事「中学生と子どもの権利をテーマにコラージュのワークをしました」
川西市の子どもの人権オンブズパーソンの仕事で、子どもの権利をテーマにコラージュのワークショップをしました。
アートと子どもの権利を融合した、手を動かしながら、楽しむワークとなりました。子どもたちの学びも多面的で、私が伝えたかったことをそれぞれが受け取ってくれ、感動しました。コラージュという表現の方法は、子どもたちが、子どもの権利「第13条の表現の自由」を体感することを助けるのだとも思いました…Read More
┌───────────────────■
4.掲載情報
└───────────────────■
⚫︎現在発売中の発達に特性のある子どもの保育に特化した保育情報誌『PriPriパレット2・3月号』(株式会社世界文化ワンダーグループ発行)「頼れるグッズ特集」でプロジェクトの著作絵本『ようこそ こどものけんりのほん』(白泉社)をご紹介いただきました!
発達に特性のある子の活動を支え、できることが増えて自信につながるグッズを、言語聴覚士・作業療法士などの 専門家がセレクトした「進級・就学後も安心!頼れるグッズ特集」。就学後も見据え、発達の特性の合った文房具も提案しているなか、『<叱る依存>がとまらない』等が著作の村中直人さんから『ようこそ こどものけんりのほん』をご紹介いただいています。

⚫︎1月18日(土)、新聞「赤旗」くらし家庭面に毎月掲載される「子どものページ」で代表・長瀬正子のインタビューが掲載されました。意見をきかれる権利を中心に「子どもの権利」についてお話しています。
『ようこそこどものけんりのほん』(子どもの権利・きもちプロジェクト文 えがしらみちこ絵 白泉社)は、意見をきかれる権利を特に丁寧に表現していますので、絵本のことにも触れながら充実のインタビューとなっています。ぜひご一読くださいませ。


⚫︎絵本『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』(文・長瀬正子 絵・momo ひだまり舎)が、ピックアップコーナーで紹介されました。
書籍名:『あなたとともに考える子ども家庭福祉ーこどもまんなか社会を実現するためにー』
編著:渡邊 慶一
出版社:教育情報出版
発売日:2025年1月28日

--------------------------------------------
子どもの権利 ・きもちプロジェクト
子どもと子どもと生きるおとなに
「子どもの権利」の視点を広めることを
こころざすプロジェクトです
https://linktr.ee/kodomonokenri.ehon
--------------------------------------------