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怖がる一瞬のために

送信ボタンにマウスポインタ―を持っていっては、胸がザワザワする。そして、送信ボタンから手を放す……の繰り返しをしている私に、友人が投げかけた一言。

「スプラッシュマウンテンも、あの落ちる時の怖さを味わうためにみんな乗るんだよね。」

この言葉がドスンと効いた。「怖さ=クライマックス」「怖さ=価値」というメッセージがストレートに受け取れたから。そして、スプラッシュマウンテンのように、落下の恐怖が終わった後は、またのんびりした流れに戻り、「あー無事でよかった」なんて、ほっこりした時間を過ごしているのかもしれない。

どうせだったら、スプラッシュマウンテンを滑り落ちる時のように、「キャーーー」って絶叫したほうが楽しめるのかもしれない。充実感、達成感を得られるのかもしれない。

だから、心の中でスプラッシュマウンテンに乗り込み、ゆっくりとテンションをあげてからの・・・・・・絶叫ぉぉぉぉぉぉぉ、送信ボタン「ポチ」。

やっと、送信ボタン押せた。


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こどもの日記帳をつくりたい人
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