お子さまにも大人にも!便秘〜種類と対策を語ります①
東洋医学では、身体からの様々な情報をもとに病気の原因を探っていきます。
noteで度々取り上げている体調のお話、お子さまにも大人にも該当するものの一つに『便秘』があります。日頃からの養生で結構対策ができちゃったりもしますので、今日からその種類と対策を掲載してみたいと思います。
■まず、便秘の種類を。
便秘の場合は、色、質感、量、臭い、排泄時(後)の感覚 などを確認し、そこから分類作業に入ります。
大きく分けて便秘の原因は4つ。
①腸内の便が身体にこもった熱であおられて硬くなる(実熱)
②腸内や体全体の水分(血液も含む)、潤いが少ない(陰虚)
③パワ―不足で、腸の動きが悪い(気虚)
④内臓が冷えることで、腸の動きが悪くなる(陽虚)
(かっこ内に書かれているワードは東洋医学の用語になります。)
……何となくわかったような、わからないような。。。
それではこれを色々なものに例えてでお伝えしてみますね。
■この便秘、例えるならこんな感じ!
【①火が強すぎて煮詰まり焦げたジャム】
熱で水分が蒸発しちゃいます、すると焦げる=硬くなる…というイメージ、湧きますよね。
【②ホットケーキの種をとく水が少ない】
ダマになって固まってしまう…固まっているがゆえに、中々フライパンに落ちてこない様子ですね。
【③回るのが遅い回転寿司レーン】
電力パワー不足でレーンの流れが遅い!すると、先頭の寿司は握ってから相当時間が経っていますからね…カチカチに乾いてしまっている状態に。
ちなみに、最後の皿の方のお寿司は普通の硬さ…ここが上記の②との違いでもありますね。
【④寒さで凍りついて出てこない水道】
寒さで水が凍りつき、固まってしまった状態ですね。
いかがでしょう。
何となくイメージがつかめたでしょうか?
実はこのイメージ化…東洋医学を知るときにすごく必要なことになるのです。この4つの分類のどれにあてはまるかを知ると、食べない方が良い物、食べた方が良い物などがわかるんです!
■そして今日はこちらのタイプの方々を。
早速その一つのタイプを今日は語りますね。
便秘カテゴリー1 : 腸内の便が身体にこもった熱であおられて硬くなるタイプ(実熱証)
実熱タイプの便秘、具体的なイメージは鍋の中で煮詰まって焦げてしまったジャムです。
色 ・・・ 黒い
質感 ・・・ 固い
量 ・・・ 少ない
臭い ・・・ 臭いがきつい
…ではなぜ焦げたのでしょう?答えは『火力が強かったから』。
このカテゴリーの人は身体全体に熱があったり、身体は発熱していないけれど内蔵に熱があります。
なので対処法は、火力の調節です。
■どうやって火力を調節しましょう??
まず最初にできることは、燃料をじゃんじゃん入れない。
つまり、身体に熱がこもるような食材を頻繁に摂らないということです。
しかし、・・・身体に熱がこもる食材??
と、思った皆様。その見分け方、実は簡単なんです。「辛くて食べると体が温まるもの」を避けるとよい…と、いう訳です。代表格としてはこんな食材ですね。
・ 唐辛子
・ にんにく
・ 生姜
・ ネギ
・ ニラ
・ 羊肉 (辛くないけど熱がすごくあるから注意) などなど
これらの食材を避けるだけで改善されることが多いですよ。(※薬膳的に、性味は辛/温と表現されている食材ですね。)
■プラスして熱を冷まそう!
次に、長期にわたって①の状態が続いている場合。この方々は上記の食材を控えるだけでなく、身体の熱をさます食材を摂ることをお勧めします。
身体の熱を冷ます(清熱作用)のある食材は
・ 熱い地方でとれる食物
・ 夏が旬の食物
と覚えておくとよいですね。
お手軽なところでは、
・ バナナ
・ キウィ
・ レタス
・ きゅうり など
バナナやレタスは通便作用もあるのでより一層効果が期待できます。
■おまけ〜まさかの感情から熱が!?
ちなみに、興奮したり怒ったりするのも身体に熱をためこみます。。。
イラっムキー としたら、おもしろ動物動画をみて癒されましょうーーー。
<今日のまとめ>
実熱証便秘 まずは辛みを控えてみよう
そしてお知らせ♪
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