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【代表理事の独り言】こどもの「生活」を大切にするという事

 先日、とある大学の先生と雑談をさせて頂く機会があった。その先生が託したい言葉としてお話をされていたのがこども達の「生活」から学ぶ価値を見直すという事であった。

 今のこどもたちの学びは、言うならば「断片的な教育」。塾も学校も、教科やあるひとつの領域の一面を学ぶ。限られた中で効率的に学ぼうとするとそのような場面が多くなっていくのは当たり前に思える。

 ただ、この先生は、特別支援教育も研究領域の一つという事で特別支援教育で行われている「生活単元学習」の話をしてくださった。

生活単元学習は,児童生徒が生活上の目標を達成したり,課題を解決したりするために,一連の 活動を組織的・体系的に経験することによって,自立や社会参加のために必要な事柄を実際的・総合的に学習するものである。
 
生活単元学習では,広範囲に各教科等の目標や内容が扱われる。
生活単元学習の指導では,児童生徒の学習活動は,実際の生活上の目標や課題に沿って指導目 標や指導内容を組織されることが大切である。

また,個々の児童生徒の自立と社会参加を視野に入れ,個別の指導計画に基づき,計画・実施す ることが大切である。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/04/1399950_4.pdf

 「生活」は連続的。生活していると自然と様々な目標や課題が見つかる。そこから更に自分なりの試行錯誤で学びが深まっていく。

 そこからの学びは他者は再現不可能な為、一人ひとり唯一無二の武器になるのでは?

とそんな風に思った。

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