
Photo by
nishikentec
ここじゃなければ始めなかったと思う
先日、娘のサッカーチームの試合帯同をお手伝いした時の話。
本部席で、同じチームの4年生のお父さんと一緒にお手伝いをしました。
こちらの娘さんがサッカーを始めたのは4年生になってすぐ。
サッカーだ大好きというわけではないけれど、体を動かすことが好きだから、
いくつかのスポーツを試した結果、チームに入ってくれました。
この日の試合、出場チームはクラブチームや強豪チームばかり。
我が娘のチームはいわゆる地域の少年団です。
よく頑張ってはいたけれど、歯が立たない感じの試合風景を見ながら、
そのお父さんは言いました。
「娘は、たぶんここに出ている他のチームの体験に行っていたら、サッカーは始めなかったと思います。」
あ、そうか。
少年団の良さってそういうところにあるんだ。そう思いました。
強さだけを求めるのではなくて、「やってみたい」の気持ちを大切にして、
どんな子も受け入れるというのが少年団の役目かもしれない。
そこから、さらに上を目指す子もいていいし、
ずっと続けたい趣味にしてもいい。週末の楽しみにしてもいい。
そうやってサッカーを楽しむ女の子を増やしていくのが少年団の役目。
そう感じました。
女子チームはそもそも少ないので、強豪が多い。
そんななかで、なかなか勝てない娘のチーム。
「娘は、温かく迎えてくれたこのチームが好きなんです。」
そんなお父さんの言葉にジーンと来てしまいました。
我が娘は上を目指したい人なので、正直
(このままこのチームにいていいのかな)と感じることも多かったのですが・・・
みんなが選抜を目指しているわけではないし、なでしこになりたいわけではない。
それぞれの楽しみが大切にされるといいな。
それこそがサッカーの楽しみ方かもしれないなと思ったのでした。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。