ホームステイ時にオススメしたいオンライン酒屋三選
子育てに追われ、自粛にも迫られて、すっかり外で飲むことがなくなった。年1〜2回の同窓会のときだけは「すまぬ!」と叫んで家を飛び出してきたはずが、その同窓会もいまやオンライン開催。最後に外で飲んだのはいつのことだったか。
代わりに酒を買いまくっている。薬のようなものだ、交際費が減ったのだからいいだろうなどと言い訳しながら、酒を買いあさっては飲んでいる。
問題はどこで買うかだ。私の調達先はもっぱらオンライン酒屋。外出自粛モードがこれだけ強まると、店舗派から衣替えする方も多いのでは?
世の中の飲兵衛各位のSNSを拝見すると市中では滅多に手に入らないようなレア酒を見かけることも少なくない。そんなレア酒たちを頻繁に買える店はあいにく知らないが、それでもしっかりした良酒を取り扱う、信頼できるお店はいくつか思い浮かぶので紹介してみたい。
いまでや
今いちばん頼りにしているのが「いまでや」。
品揃えは抜群。日本酒だと赤武、一白水成、賀茂錦、あべ、風の森、賀茂金秀あたりをよく買う(この辺は殆ど切らさず置いている)。それから企画系のお酒もしっかり扱っていて、リストを眺めるだけでも楽しい。
日本ワインも相当充実。品揃えが豊富過ぎて勉強がまったく追いつかない。この店のワイナリーすべて制覇できるのはいつの日か。私のペースだと、たぶん寿命が尽きる方が早い。
期間限定らしいが、総額10,000円以上でクール便無料になるのも嬉しい。これは国内最強水準のサービス。1万円ならギリギリ持て余さずに飲み切れる量で済む。私の場合、日本酒を4号瓶で3〜4本+ワイン2本の組み合わせで頼むことが多い。これが1万5千円だと冷蔵庫が圧死するか、庫外で蒸留酒に溺れることになるのだから大きな違いである(蒸留酒は保存は効くが減りにくい)。
発送も比較的早くて、翌々日くらいには出荷されるイメージ。酒はまだか!とはならない信頼感がある。
品揃え◎、送料◎、発送◯。もし無人島に一人だけ連れて行くなら「いまでやオンラインストア」にする。そんな万能感がこの店にはある。
日本酒専門店 ましだや
最近使ってみて、「いまでや」に劣らず良かったのが「ましだや」。
品揃えは日本酒が特に◎。いまでやとはラインナップが違っていて、使い分けたくなる。町田酒造のオリジナル商品なんか特によかった。購買者向けの特典(セール案内)もあって楽しい。いつか佐賀の某酒を買いたい。
送料は総額5,000円で半額。クール便代は別途かかるけど、5,000円から割安になるのは嬉しい。
発送が爆速なのも特徴。関東だと朝の注文なら買った次の日を配送指定できる。Amazon並みのスピードには脱帽。
品揃え◯、送料◯、発送◎。これからもきっとたまに浮気すると思う。
酒商山田
最後に紹介するのは酒商山田。
こちらは近年破竹の勢いで店舗網を拡大している広島の酒販店。もともとは宇品という港町で商いをする老舗酒屋だったが、幟町・広島駅前・本通と、広島市の中枢に矢継ぎ早に店を構えてきた。
東京で例えるなら月島あたりの酒屋がいきなり銀座松屋近くの裏通りに出店してきて、そこで足場を固めるや否や東京駅前と日本橋にも出店してしまったような感じ。商圏重なってるけどいいの?と尋ねたくなるが、それだけ自信があるというか、きっと各店舗でしっかり売れてるのだと思う。
実店舗にもお邪魔したことがあるがどこも小洒落ている。店員さんにも活気があって買いやすい。
品揃えを見ると、広島はじめ山陽・山陰の酒が強いのはもちろん、うまい酒は全国的に幅広く取り揃えている。日本ワインも充実。
特筆したいのは独自企画のボトルが多数あること。例えば広島・西条には「亀齢」という老舗酒造があるが、そちらの酒商山田限定酒として「亀齢の“山”」なるボトルが定番で用意されている。
これがどれも外れない。というか、亀齢酒蔵まで出向いて、そちらの酒蔵直売所で買うどの酒よりもうまいと個人的には思う。さらには「隠し酒」なんていうとっておきを後から出してくる年もある。この企画力たるや。
いまの品揃えを、眺めてみるとこんなお酒も気になる。賀茂金秀限定酒……。
最近はクラウドファンディングでワイン樽熟成の日本酒を売り出したりと冒険的な取り組みもやっていて、遠く東京からも目が離せない酒販店になっている(だから広島出張があるとつい寄ってしまい、四合瓶を抱えながら帰ることにもなる……)。
こちらのオンラインストアではいくら買っても送料無料にはならない。それでも「ここでしか買えない」酒があるから、「送料負担してでもこの店がいい」となる。これは酒販店として大きな強みだなと思う。
日々のお酒、皆さんはどんなお店で調達されてるんですかね。もし良いお店がありましたら是非教えてください。
きょうもよいお酒を!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?