未来の働き方を考えよう
気になっていた、ちきりんさんの本を初めて読みました。冷静に将来を捉えて、自分の人生に落とし込む方法を、大変分かりやすくまとめています!読んでよかった。
世界を変える3つの革命的変化
今世界は産業革命並みの大変革の局面にあるとのこと。
①大組織から個人へ by IT革命
→大企業が優位性を失い、個人で起業するという選択肢が出てきた
②先進国から新興国へ by グローバリゼーション
→世界人口に占める先進国の人口比率はどんどん減る。これからは新しいカルチャーも、新興国から先進国へ流入する時代に。
③ストックからフローへ by 人生の長期化
→一生ひとつの仕事は非現実的。将来は、ストック(肩書き、学歴、手に職、貯金)が多いことより、その時に何らかの価値を生み出し続ける「フローの力」が大切。人間関係でも、何歳になっても新たに構築する力が大事。
40代で働き方を選び直す
1回目は20代の新卒。訳もわからず皆が望むような会社を選んだ人も多いだろうが、2回目の職業人生(=40代から)では、オリジナルに選び直そう。そのためのポイントは3つ。
①手に入れたい人生を明確にする
•それは誰に評価されなくても、経済的な見返りがほとんどなくてもやり続けたいと思えるほど好きなことか?
•自分はどこに誰と住んで、何時に起きて、どんなことをして毎日を過ごしたいのか?
②複数の将来シナリオを持とう
•その職業を選んだ場合、将来のキャリアがどのようは道に分岐していくのかというバリエーションについて理解しておく。
•5つくらいモデルを言語化しておく。
③市場で稼ぐ力をつけよう
•自分の給与が「何が何個売れた利益に相当するのか」理解しておく。赤字部門で働きながら、毎日きちんと給与が振り込まれることに疑問を持たない人がいるのは×
•市場で稼ぐ体験をする
→ex) 転職: 自分を労働市場に売り出す市場的な体験。市場から離れたところで働いていると、自分の持つスキルや知識が時代遅れになる。
他: 土日副業、フリマ、ブログ…
わたしは、、
寿命が伸び、いくつまで働くことになるのか想像ができない中、40代で一度切り替えるという発想は新鮮で、受け入れやすいものでした。
20代のモヤモヤを、30代で整理しつつ、40代で実行に移していくという考え方は、将来への不安を少し和らげてくれました。
わたしも自身の興味や、今の仕事から派生した将来のバリエーションを考えると、「30代では新たに人材育成や組織開発などの力を身につけたい」という思いと、そのためには「副業」等も視野に入れた「市場で稼ぐ力」を身につける必要性を感じました。
また、社内での出世には興味がないので、「好きなことを好きな環境でストレスなく続け、身の丈に合った、ミニマルで身軽な暮らしをし続けたい」とも思いました。
働き方や生き方が多様化する時代。
主体的に選択することの重要性を学ばせてくれた素敵な本でした。