『脳で歩く』って言われて納得できる?納得できる理由3選(2−11)
皆さんは「足があるから歩ける」と信じて疑わないと思います。
もちろん正解です。
しかし、足をコントロールしているのは脳です。
なので「脳があるから歩ける」も、これまた真実です。
「足で歩く」が真実なら、「脳で歩く」も真実です。
結論:『脳で歩いている』ことが納得できる理由は、『①脳が衰えると歩き方に現れる、②ウォーキングで脳の神経細胞が新しく作られる、③ウォーキングで神経細胞を守る血管も増える』から
『脳で歩く』を納得させる理由
①老いは、歩き方に現れる
お年寄り、シニアに独特の歩き方があります。
「足裏をぺたぺたとつけて歩幅は狭い。ゆっくりと歩いていて、横断歩道を渡り切れるかヒヤヒヤする」
筆者も、こんな方を見かけることが多々あるので、皆さんも簡単に思い浮かべることができるはずです。
「足腰が衰えて、そんな歩き方になった」
これは正解です。
一方で
「脳が衰えて、そんな歩き方になった」
これも正解です。
年齢とともに、脳の衰えは誰しも経験することです。
それが歩き方に現れるということです。
②脳の神経細胞は、幾つになっても増やせる
つい最近まで、脳の神経細胞は減る一方で、増えることはないと考えられてきました。
しかし最新の知見によると、神経細胞は幾つになっても増えることがわかってきました。
要するに
「増える因子と減る因子のせめぎ合いで、シニアになればなるほど、減る因子が優っていく」
という構図なのです。
そして新たな神経細胞を生み出すために重要なのが、ウォーキングを代表とする運動なのです。
③歩くことで、神経細胞を守ってくれる血管も増える
運動と神経細胞の関係
運動をすると、私たちの体内で「神経栄養因子」という特別な物質が増える
この神経栄養因子は、神経細胞を守ってくれる役割を果たします。血管の増加
運動中には、私たちの体内で新しい血管が作られます。
これにより、神経細胞に酸素や栄養を運ぶ血管が増え、神経細胞を守ってくれるのです。
ウォーキングを代表とする運動をすることで、神経細胞は元気になり、脳の健康を保つことができます。
まとめ
脳の神経細胞は減っても減っても、新たに作られます。
減るスピードは下りのエスカレーターに乗っているくらい(だと考える)。
少しでも下るスピードを減速できるよう、ウォーキングを毎日の日課にしてみてはいかがでしょうか。
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