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夫婦経営、やる気がないパートナーをどうしたらいい?

以前私のnoteへのコメントで、

「奥さんに仕事を手伝ってもらってるがいまいちやる気がない。うちも小保下さんのようにバリバリやる気のある人だったらいいのに…」

というご意見をいただきました。

せっかくパートナーが一緒に働いてくれているというのに、いまいちやる気がないというのはもったいないですよね。

そしてやる気のないご本人にとっては、1日の大半をつまらない仕事に奪われ、やるせない気持ちで毎日を過ごしていることでしょう。


というわけで本日は、なぜ結婚して女将となった私は鬱陶しいぐらいやる気があるのか。そしてパートナーがやる気をなくしてしまったらどんな方法を取ると良いのかなどについて、お話したいと思います。


仕事のミスマッチがあるとやる気が下がる

夫が3代目を務める飲食店の女将になって、(今は休業中ですが)はや9年目。

スタート時からほとんど変わることなくやる気ありまくりの状態でいられているのは、率直に言ってお店経営が好きだからです。好きなことをできているのですから、やる気があって当然です。

もしかしたらパートナーのやる気がでないのは、好きなこと・得意なことができていないからなのかもしれません。


たとえば飲食の仕事ひとつとってみても、
・料理を作る
・お客さまと接する
・経理業務など数字をみる
・SNS等を使って発信する
・マーケティング視点で経営戦略を考える

など、さまざまな要素に分解することができます。

その中でパートナーがどんな仕事を好んでいるのか&得意としているのかを把握できれば、適切に仕事をお願いすることができるはずです。

よく家族経営というと、妻は自動的に雑用と経理に充てがわれたりしますが、下の記事にも書いたとおり、通例に囚われず得意なことや好きなことで分担したほうが経営ってスムーズにいくんじゃないかなっていうのが私の見解です。


記事にも書いていますが、うちの場合、店主で料理人の夫が経理を担当しています。

接客を主に担当している私は、経営の大体の方向性を考えたり、新メニューを提案したりもします。

世の中の一般的な分担とは違うかもしれませんが、得意なことを得意な人がやった方が、スピードが早く、質も良く、合理的なのです。

もちろん限られた人員のなかで好きな仕事ばかり担当することは不可能ですが、好きな仕事・やりたい仕事と実際の業務にミスマッチが多ければ多いほど、やる気がでないのもある意味で当然かなと思います。


何か不満があるのでは?

仕事にミスマッチが起きていないのだとしたら、ほかの要素で何か不満があるのかもしれません。

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