見出し画像

霜降:朝露が伝える秋の深まり

朝7時前、中庭に朝日が射し込み、
雑草についた水滴が光を反射してチラチラ輝いている。
水玉の息吹に満ちた時間は、ほんのいっとき。

太陽がのぼるにつれ、水滴はスッと消えていってしまう。
そばに行き、しゃがみ込んでのぞきこまないと見えない世界。
春先、初夏、初秋、そして晩秋と、季節の変わり目に出合う光景。

朝日が射し込む庭

草取りを考えるとうんざりする庭の雑草も、
こういうときは優しい眼差しで見つめていられます。

24節気の霜降は「霜が降りる頃」という時季ですが、
今はまだ「霜」ではなく、「露」の時期。

よく見ると葉の上にはびっしりとついた水滴。
これが凍ると霜になる。
そろそろ、そんな季節が近づいているのを知らせているようです。
そうだ。
カレンダーをめくって11月にしないと。

ワカメと玉ねぎのおみそ汁に卵を入れて。
今日はなんだかそんな気分。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集