【信州コンシェルジュ体験記①】安曇野/ラフティング
こんにちは!工房信州の家の松木です。
この記事は、フォレストコーポレーションが3年前から実施している「信州コンシェルジュ」の体験レポート第1弾です。
信州コンシェルジュって?
信州コンシェルジュとは、
『信州で「信州らしい暮らし」を提案している私たちが、信州のことを誰よりも知っていたい。信州のプロフェッショナル、信州のコンシェルジュになろう。』そんな想いから始まったプログラム。
信州らしいアクティビティを体験しに行ったり、信州に根差し、信州を楽しんでいるプロに会いに行きます。
今回は工房信州の家のオーナーさんであり、安曇野でラフティング体験事業に携わっている村田政人さんのもとで、ラフティング体験をしに行きました。
工房信州の家オーナー・村田政人さん
今回「信州コンシェルジュ」の活動にご協力いただいたのは村田政人さん。村田さんは工房信州の家に住んで3年目になるオーナーさんです。
経歴
村田政人さん。長野県白馬村出身。卒業後、調理師として修業していたが、村田家の家訓を受けて20代にして経営者の道に進む。ホテルや旅館のコンサルティング事業を手掛けるほか、リテールサポート、ラフティングやスキーなどアクティビティー用品の貸出業にも取り組んでいる。2022年に長野県松本市に「工房信州の家」で家を建てる。家では、薪ストーブの前で過ごす時間がお気に入りとのこと。
まずは、なぜラフティング事業を始めるに至ったのか。その背景をお聞きしました。
新たな挑戦に対する姿勢
他の人がやらないようなことをやりたいんです。自分がやったことなくても、お客さんが喜んでくれるものには挑戦したい。新たな挑戦がどんどんできるのは、やはり経営者である祖父や父親の存在が大きいですね。事業なので壁にぶつかることはありますが、諦めないことが大事ですね。続ければなんとかなりますから。
祖父や父の存在
小学生のころから商売というものに寄り添う環境にいたことが、私に大きく影響しています。村田家の仕事の家訓が、「雇われるな、自分で仕事を見つけろ」なんです。なので、祖父も父も事業機会を見つけてはどんどん新しいことを始めていて。
祖父と父は関西に住んでいましたが、父が学生の頃に旅行で訪れた白馬の栂池で、800円以上するコーヒーを飲んでいる人の姿を見て、長野県で商売をしようと決めたそうです。それで、祖父母を連れて白馬に移住、私はその時に生まれました。
白馬に移住して、まずペンションを始めたのですが、やはり1,2年目はうまくいかなかったそうです。その一方、今も手掛けているスキーやスノーボードのレンタル事業が当たり、そこからいくつかのホテルも経営するようになりました。その後規模を縮小したときに、当時そのホテルで調理師をやっていた私も、いよいよ村田家のお金を使わずに自分で商売しろということで、ホテル経営から始めました。ホテル経営に関しても、決算表の読み方とかは教わりましたが、運営方針であったり人の扱いというのは自分で一からやりました。
その後は縁があって松本エリアのホテル経営をしたりしながら、ラフティング事業を始めました。
“ラフティングで非日常を楽しんでほしい”
ラフティング事業を始めたきっかけは、やはり、ウォータースポーツが好きだったことが大きかったですね。
長野県は四季がはっきりしているので、シーズンに合わせた取り組みができないかと。
それまでは宿泊事業しかやったことがありませんでしたが、はじめてラフティングを体験したときに、経営のヒントを見つけました。ラフティングは船に足を踏み入れた瞬間から非日常・初めての体験だからこそ、お客様にも楽しんでもらいやすいなと。そこで、宿泊とラフティングを合わせたパックを打ち出したりしました。
いざ、ラフティング体験
太陽が強く照り付ける7月下旬、安曇野市の「アルプスラインクルーズ」さんにて、ラフティングをしてきました。村田さんはこちらにラフティング道具の貸付を行いつつ、ご自身もガイドをやられています。
私松木は、ラフティングをするのが初めてだったので、最初はパドルの扱いに少々苦戦していましたが、時が経つにつれてみんなの息があってボートがぐんぐん進んでいくのが印象的でした。
ただボートで川を下るだけではなく、流されたり、飛び込んでみたり…
恵まれた天気のもと2時間ほどのクルーズを楽しみました。
他の社員からの感想もご紹介。
「(出身が県外なので)きれいな川に入ること自体新鮮でした。空気も澄んでいてきれいでした。暑い夏に涼むには最高でした。」
「水が綺麗な安曇野のことはよく知っているつもりでいましたが、新たな水の魅力を全身で感じることができました。この感動は体験してみないと分からないですね」
皆、体験することすべてが非日常で、とても涼しく、楽しい時間を過ごすことができました。
インタビュー・体験を通して
今回、村田さんの「お客様に喜んでいただけるならどんどん挑戦したい」「(困難な状況でも)続ければなんとかなる」という仕事に対する考え方を聞いて、そのチャレンジングな姿勢に驚かされました。新たなことを前にしても、幼き頃から見ていたおじいさまやお父様を鑑にプレッシャーに立ち向かい続けるその姿に感銘を受けました。
今後は現在行っている事業と結びつけながら、信州ならではの良さを生かしつつ、楽しいと感じられる事業を展開していきたいとのことです。
村田さん、アルプスラインクルーズ様、このたびは信州コンシェルジュの活動にご協力いただきありがとうございました!
信州コンシェルジュ体験記はシリーズ企画。今後も信州に根付き、信州を楽しんでいる方にインタビューを行い、発信していきます!
松木