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自家製天然酵母でノンオイルふわふわパンレシピ!アレンジ自在!

この記事は「こびとのカフェ」という【自家製酵母とパンのブログ】からお引越ししてきた記事です。
元記事公開日:2017年7月21日 6:38 PM

革命!ノンオイルなのにふわふわパン?!


パン作りをしていると、ふわふわしたパンを作るためには「油脂」が必要なことが分かります。

食パンにも、総菜パンにも、菓子パンにも、だいたい油脂が必要です。

でもバターは高いし、マーガリンは使いたくないし、植物油にしても結局カロリーやコレステロールが気になる・・・。


そんな悩みを、僕も持っていました。

そこで、ある時から「油脂なしでふわふわした美味しいパンが焼けないものか?」と考えるようになりました。


トランス脂肪酸フリーに挑戦したわけ

バターが高い!ということで、代用としてマーガリンやショートニングを使用される方も多いかもしれません。僕も昔はマーガリンを使ってお菓子をよく作っていました。しかし「トランス脂肪酸」という悪玉成分が、マーガリンやショートニングには多く含まれており、それをたくさん食べていると健康を害するということが近年明らかになり、それを知ってからはマーガリンの使用をやめました。


まだまだ若い僕たち夫婦ではありますが、若いころからの積み重ねで将来の健康が変わってくる!と意識を変え、食べるものにはなるべく気を遣っています。特にパン作りが趣味になり、生活の一部になってからは、マーガリンは絶対に使わないことに決めました。さらに、ふわふわしたパンを作りたいときの油の量(一回のパン作りに油脂少なくとも20gほど使用)も気にかかっていました。


そのため、我が家ではカンパーニュやバゲット、リュスティックやロデブなどの油脂のいらないレシピでパンを焼くことが多かったのですが、やはり日本人。ふわふわの美味しいパンもたまには食べたい!そういうわけで、トランス脂肪酸フリー、ノンオイルのパン作りに挑戦し始めました。


ノンオイルふわふわパンのレシピはいろいろ使える?

今回完成したノンオイルふわふわパンのレシピのいいところは、本当に万能選手だという点です!このレシピ一つで、食パンも、シナモンロールもコッペパンも、総菜パンやアンパンだって作れてしまいます!食パン、甘系、シンプルコッペパンすべて試してみたので確かです。


それぞれの詳しい焼き時間についても下記に記載するので、ふわふわ系の様々なパンにぜひ応用されてみてください^^

僕も今後、このレシピを使って様々なパンを焼いてブログにUPしていきます!お楽しみに!



ノンオイルふわふわパンのレシピ

このレシピは、ふわふわしっとりを追究するためにやや加水率が高めです。ですので、「疲れるのが嫌だ!」という方にはHBのコネ機能を推奨します!!ちなみに僕は手ごねですが、手ごねに慣れている方なら、そこまでしんどい作業ではないでしょう。作業がしやすいようにオートリーズ法を使っているので、生地がだんだんきめ細かくなるのを楽しんで感じながらの手ごね。ちょっと手間はかかりますが、正直楽しいですよ♪ 


また、我が家ではすべてのパンレシピに全粒粉を配合しています。糖質ダイエットまではしていませんが、日々のパン食が健康を大きく害さないよう、GI値が低い全粒粉を活用することで、これだけパンを食べているのに太りにくい今日この頃です^^

【材料(小型パン8個、中型パン4個)】
●強力粉  160g
●全粒粉  30g
●薄力粉  60g
●砂糖   20g
●塩    3g
●元種   70g(酵母元種=酵母液種1:強力粉1の割合のもの)
●牛乳   100g(ヨーグルトにする場合は水を10g増量する)
●水    100g

作り方


1.粉類と砂糖をボウルに混ぜ、牛乳と水を注ぎ入れます。粉気がなくなるまで混ぜこねます。1分ほどこねたらボウルにラップをして30分間のオートリーズ(常温放置)をとります。こうすることにより、粉がしっかりと水和し、扱いやすい生地になります。そのほかにもオートリーズの利点はたくさんあるので、気になる方は下記記事にてご覧ください。

オートリーズとは?パン生地に与える効果や利点は?自家製天然酵母の場合は?


2.30分後、まずは酵母元種を加え、均一に混ざるようにしっかりこねます。混ざったら、塩を全体に振り入れ、再び均一に混ざるようにこねます。ここからは台に取り出してこねてもいいですし、僕はボウルの方がこねやすいのでいつもボウルの曲線を使ってぐいぐいこねます。


3.最初はベトベトの生地がだんだんとボウルからも手からも離れやすくなり、まとまってきたら、叩きこねに移ります。

パンのこね方の種類とこね上がりの目安とは?手作りパンをもっと美味しく簡単に!

叩きこねについては上記記事を参考にしてください。こすりつけごね→叩きこねを行い、こね上がりの目安としては、

これくらいか、これ以上に薄く、指が透けるほどこねられると本当にふわふわボリューミーな愛おしいパンが焼けます^^


4.こね上がったら表面を整えて生地を丸い状態にしてからボウルにラップをし、常温にて1~2時間発酵。その後冷蔵庫にてオーバーナイトします。(冷蔵低温発酵です)だいたい夕方~夜(近所迷惑にならない時間帯にパンパン叩きこねをします)に生地を仕上げ、寝る前に冷蔵庫に移し、次の日朝起きて冷蔵庫から取り出します。日中仕事で家にいらっしゃらない方なら、朝早く起きてこね、日中冷蔵庫に入れておき、夜焼くと良いでしょう。

長時間冷蔵発酵のメリットとは?美味しい甘いしっとりパンの理由とは?


5.8h~12hほど冷蔵庫で発酵させるとだいたい2倍ほどに膨らんでいます。冷蔵庫から取り出して、ここで一度パンチを入れます。生地とボウルの際に薄っすら粉を振り、優しく両手で包み込むようにしてボウルの奥から手を生地の下にそっと入れて上の生地を下に巻き込みます。この動作を角度を変えて数回繰り返したら、優しいパンチ入れ終了。形は自然に整っていると思うので、そのまま再び常温で2~2.5倍になるまで待ちます。(部屋が暖かいとすぐに膨らみます)


6.1次発酵が終了したら打ち粉をした台に取り出し、ボウルに接していた面を軽く中に包みこむようにして隠してからスケッパー分割して丸めます。そして5~10分のベンチタイムをとります。

※ベンチタイムのコツ※

ビニール袋の横1辺と底の部分をハサミで切って開いたものをしゃわしゃわっと生地の上にかぶせてベンチタイムをとるのが僕のおすすめです。(ラップと違って適度に生地に触れない空間を作ることができるので、ベンチ中や成形後の発酵中にラップと生地がくっついちゃった!という惨事を避けることができます)

7.成形パンを作る場合はここから自由に成形をして、オーブンシートに乗せ、2次発酵。


8.2次発酵は約一回り大きくなったらオーブン予熱190℃スタート!(その後窯伸びでもっと膨らみます)予熱が終了したらオーブンに入れます。190℃20分15分で焼成してください。


※追記※15分だと塗り卵をしないと焼き色はあまりつかないのですが、ふわっふわに焼きあがりました。20分では焼成過多だったようです。すみません!これからレシピを見る方は15分で試してみてください!パンをひっくり返して、裏に焼き色が付いていれば大丈夫です!ただし、やはりオーブンにより焼成時間は異なるので、試して「生焼けだ」と思ったら、もう少し焼いてくださいね^^ノ


このノンオイルレシピひとつで、コッペパンや、

シナモンロールなど、自由自在に好きなパンが作れます^^

もちろんクラムはふわっふわしっとり!

「ノンオイルでここまでできるの?!」

できるんです!できたんです!!

このふわふわをノンオイルで得られるなら、こねる価値あります!!

HBを持っている方なら、もう労力もなくノンオイルでふわふわパンが食べられますね(>v<)!


低糖質ダイエットもいいけど、トータルの健康づくりを!


低糖質ダイエットはもはや「小麦粉食べない方がいい!」っていうダイエットですよね。これはパン好きには大変つらいこと。パンを食べながらも健康を気遣いたい。そんな方のための(そう、自分と家族のための)レシピです^^


ぜひこねて、焼いて、食べてみてください!


そしてさらに朗報が!


なんと、このレシピで食パンが焼けるんです!!!!!

(なんですとーーーーー!!!)

それについては、焼成時間やきめ細かくするコツなど、次の記事で詳しくご説明いたします^^


こびと

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