次の冒険への羅針盤。創業110年の老舗企業が次の100年の冒険に向けて携えたバリューを公開します!
昨年、創業110年を迎えたKOBIRAは、2022年からの3年間を「第4創業期」と位置づけ、新たにミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を定めました。
今回はその中のバリューについて、たっぷりご紹介します!
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バリューとは何か
バリューは価値観とも訳されますが、ミッション・ビジョンを実現するために組織として大切にしたい価値観のことを言います。
例えば、ミッション・ビジョンを山の頂上=ゴールに例えると、そのゴールにたどり着く方法は何通りもあるはずです。チームの誰かが欠けてしまっても構わないという登り方もあるでしょうし、最後までチーム全員で登っていくために協力するという方法もあるでしょう。
たどり着く場所は一緒でも、どういう登り方やルートを選ぶのかは人それぞれ。その会社らしい登り方を価値観として明示したものがバリューです。
そしてKOBIRAがチームとして守っていくバリューは、守るといっても、縛るものではありません。
むしろ、KOBIRAという自由なチームの力を最大限に発揮していくためのものであり、異なる価値観を持つ個人が協働していくうえでの「ガードレール」のような役割を持っています。
社員はKOBIRAに入社するまで、それぞれ異なる育ち方や経験をしています。そのため、一人ひとりの価値観は異なっている部分があるのが当たり前。そんな中、組織としてのバリューがない状態では、一人ひとり異なる価値観がぶつかり合ってしまいがちです。そんなときに、組織・チームの中で「これを大事にしよう」というバリューがあれば、その衝突を防いだり、むしろ新しいものを生み出す建設的な摩擦にすることもできます。
また、バリューが特に効果を発揮するのは、日々の業務の中で迷ったときや立ち止まったときです。自分たちが向かっていく方向性を指し示す「羅針盤」でもあります。
KOBIRAのバリューができるまで
バリュー作成プロセスの始まりは、コロナ禍でのコミュニケーション不足もあり、組織状態が悪くなっている中で行われた役員合宿でした。いろんな想いや価値観を役員同士で共有し、言語化。役員が一つになり、この合宿を経て、まずはKOBIRAが今後目指していくミッションが出来上がりました。
ミッション
ビジョン
さらに、幾度となくミーティングが重ねられ、10年後に実現したい6つのビジョンも生まれました。
▼ミッション・ビジョンについて詳しくはこちら▼
そして、2022年の9月。経営ミッション発表会の場で全社員に向けて、新しいミッション・ビジョンがお披露目。
ミッション・ビジョンの発表を経て「10年後にまで残したいと願うKOBIRAを支えてきた価値観」、「今はまだKOBIRAにないけれどビジョン実現に向けて体現していきたい価値観」をレゴで表現するワークが行われました。
そして、レゴワークを通して見えてきたものを、付箋に書き出し、「バリューの種」として収穫。
その経営ミッション発表会で集まった「バリューの種」を元に、10月にバリュー共創ミーティングを開催。各事業部から何名か社員も参加して、バリュー案を作成。KOBIRAのミッション・ビジョンに向かって、携えていけるバリューを皆で考えました。
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KOBIRAの新しいバリュー
そうして出来上がったKOBIRAの新しいバリュー。
2022年11月に行われたKOBIRA Vision Meetingで、全社員にお披露目され、手元で持っておけるようバリューの冊子が配布されました。
KOBIRAのバリューは、大項目が1個、中項目が4個、小項目が中項目一つにつき4つずつの計16個の3層構造になっています。
大項目:KOBIRAは正々堂々、100年誇れる冒険をする。
KOBIRAは2022年に創業110年を迎えた”老舗”企業です。そして、これからの100年も社会に貢献する老舗であり続けたいと考えています。
まずそのためには、目先の損得ではなく、顧客や地域、そして未来の世代に対しても、胸を張って正々堂々と語れる仕事をしていくことが重要だと考えています。
そして、海の冒険者を祖に持ち、多くのチャレンジをしてきたDNAを最大限に生かしていくためにも、「冒険をする」という要素も盛り込みました。
4つの中項目
大項目の下に位置する中項目は、以下の4つです。
チームで価値に辿り着く
冒険者らしい挑戦と成長を
コミュニケーションが命綱
旅路の終わりに誇れる仕事を
9月に行われた経営ミッション発表会の場で集まった「バリューの種」の中で最も多かった言葉は「チーム」と「コミュニケーション」。
KOBIRAはこれまで、個人の粗利などで評価される、いわゆる個人主義中心の組織でした。しかし、新たにミッションとビジョンを掲げた今、社員が大切にしたいのは、良質なコミュニケーションをベースにしたチーム主義での仕事でした。
そのため4つの中項目の内の2つが、『チームで価値に辿り着く』『コミュニケーションが命綱』という、チームとコミュニケーションに関するものになっています。
また『冒険者らしい挑戦と成長を』には、目の前の業務をこなすだけではなく、そこにゆとりを持たせて挑戦、成長してほしい。失敗したとしてもチャレンジした人を称賛できるような組織になっていきたいという意味が込められています。
最後の『旅路の終わりに誇れる仕事を』は大項目の「KOBIRAは正々堂々、100年誇れる冒険をする」に通ずるものです。これから先の100年を見据えていったときに、自分たちがやってきた仕事に対して誇りが持てるという状態を目指して、日々の業務を積み重ねていこうという想いが込められています。
16個の小項目
一つの中項目に対して4つずつ掲げられた小項目は以下の通りです。
バリューが発表されたKOBIRA Vision Meetingの後、各事業部のチーム会議などでは、バリューを体現したエピソードを紹介し合うという時間がとられるようになりました。
これまで見えていなかったメンバーの頑張りや、お客さんとの素敵なエピソードなどが数多く集まっているので、小項目の詳細と合わせて、また別の機会にご紹介します!
次の冒険への羅針盤
こうしてKOBIRAの次の冒険への羅針盤として、制定されたバリュー。
これからの100年も、この羅針盤を携えて、日々の航海で迷ったとき、悩んだときには立ち返り、前を向いて冒険していきます!
そして、そんなKOBIRAの仲間に加わりたいというそこのあなた!
いつでもお気軽にご連絡ください。お待ちしてます(^^)/