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ブランド生かし、若い世代に向け新商品を開発したい【大洋真珠×デザイン経営】

 100年以上前に日本で発明された養殖真珠は神戸港から世界に輸出されたため、神戸には養殖した真珠を選別、加工、商品化する真珠産業が育ちました。

 その一角として神戸で歴史を刻んできた大洋真珠は、流行りすたりのない真珠の特性を生かし、高品質な真珠をメンテナンスしながら使い続けてもらうという意味を込めた「パールクリニック」ブランドを20年前から展開してきました。そして今回、このブランドを掘り下げ、若い世代の女性に新しい真珠の価値を提案できる商品づくりを目指しています。

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 ブランドを通じて、真珠を通して人と人のつながりを育み、長く使い続けることで環境にも優しいなどといった価値を伝えることに主眼を置き、「想いをつなぐ~100年続く物語~」をコンセプトに、「真珠の美しい輝きを保つためのメンテナンス(例:パールネックレスの場合は糸を変えたり表面のくすみを取るなど)や、修理、使いたいデザインへの作り替えを担い、パールジュエリーが想いと共に受け継がれ使い続けられるという、持続可能なブランディング」を行っていこうとしています。

 また、SNSを活用して認知を広げ、ギフト需要を取り込もうとしています。そして、神戸に住む社会人3年目の女性をイメージした商品ストーリーも作成。パールとチェーンを組み合わせた商品開発を進めています。

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 担当メンターの小林氏は「すでにあるブランドの価値がうまく消費者に、また社内にもうまく伝わっていなかったこともあり、改めてブランドを掘り下げ言語化してみてはどうかと伝えた」と提案の経緯について述べました。


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