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SDGs達成に取り組む人材育成プログラムを作りたい【神戸酒心館×デザイン経営】

 1751年の創業で270年の歴史を持つ神戸酒心館。近年は「福寿」ブランドの酒の一つがノーベル賞公式行事で振る舞われたことでも知られています。300年という節目が近づく中で、同社では、SDGsを経営の中核に位置付け、「消費者、取引先も巻き込んだエシカルな社会づくりと資源の持続可能性向上」を目指した取り組みを進めようとしています。

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 そこで、酒米・山田錦の契約栽培が行われ、山を切り拓いて耕された棚田の風景が残る神戸市北区大沢(おおぞう)地域で、SDGs達成のために行動できる若者を育てるプログラムを作ることを決めました。農業従事者の高齢化や後継者不足などから耕作放棄地が増加している現状をふまえ、都市と農村の交流を生み出すことで棚田と大沢地域を「リバタライゼーション(生命力を復活させる)」ことを目標としています。

 持続可能なプログラムにしていくために国際NPO法人や大学と協働することとし、今後は大学の選定を進めていきます。また、学生に田植え、収穫、酒造りまでを体験してもらい、できた日本酒の商品戦略、販売戦略づくりに至るまでのカリキュラム内容を詰めていきます。

 担当メンターの星加氏は「SDGsに非常に関心を持っている学生に実践のフィールドを提供し、地域の方も巻き込むことでプロジェクトを持続させ、丁寧に育てていきたい」と思いを語りました。

外観

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