神戸の海風とパスタ
パスタを作るのが好きだ。
金曜日の仕事を終え、家に帰りシャワーを浴び、YouTubeを見飽きるほど堪能して時刻は子の刻になろうとしている。
そこから牛ももの塊肉、セロリ、にんじん、玉ねぎをひたすらみじん切りし、これらをソテーする。
これに赤ワインをドボドボと注ぎ入れ一煮込みして就寝する。
時刻は夜八つ半といった頃合いだ。
翌朝、起きると煮込みの再開。
ナツメグ少々、コンソメを入れて水を足し昼まで煮込む。
水分が飛んだらボロネーゼソースの完成。
これに合わせるパスタは本来であればパスタマシンで伸ばした生麺を入れたいところだが我が家にはパスタマシンも無ければセモリナ粉も無い。
だけどもディチェコは淡白だし美味しい乾麺が食べたい。
そんな私が出会った青いパッケージのパスタ。
名を「ヴォイエッロ」と言う。
神戸に本社を構える㈱フードライナーが取り扱うパスタで値段もディチェコより少し高いぐらいだ。十分、家庭で賄えるパスタだ。百貨店にいくとマンチー二のパッケージが気になり買ってみたい衝動に駆られるが、未だ手を伸ばしたことはない。
これはおそらくヴォイエッロが相当気に入っているからだと思う。
浮気性なくせにこういうところは一途なのだ。
おすすめは太さ1.92mmのNo.104というパスタで、我が家ではカルボナーラ、ポモドーロ、ジェノベーゼ、ボロネーゼ、明太パスタ等すべてのパスタをこの麺で賄う。その他にもリングイネ、タリアテッレ、リガトーニ、ペンネ、パッケリもラインナップしている。
歯ごたえがあるため袋の表記時間通り茹でてからソースと絡めても十分アルデンテに仕上がる。
機会があれば一度味わってほしいパスタだ。