「新長田を彩るプレイヤー ~神戸・長田からデザイン・アートの循環型経済をつくる〜」-Part1-
-岩本さん-
写真とは・・・“柱”ですかね
デザインは教わったので多少できたりとか、焼き肉屋の店長をしてたときは売り上げも良かったので飲食もいけるよなーとか
でもいくつか選択肢があると迷うじゃないですか
こっちがいいんじゃないかとか迷いたくなかったんで
違うことをしたとしても、写真っていうのを軸に置いておこうと思ったんです
実際、僕の肩書は全部写真家から入るようにしてるんですよ
写真家であるということは、僕の中でぶれないための1番のよりどころになっているかな・・・と思う
一般社団法人 DOR
岩本 順平さん
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写真家の過去を紐解く
-記者-
以前取材させていただいた、合田さんからの紹介ということで、今回はインタビューを引き受けてくださってありがとうございます
これまで取材させていただいた方々の中で私と年齢が近いので勝手に親近感持ってます(笑)
まずは、岩本さんの経歴から教えていただければと思います
-岩本さん-
両親が九州出身、父親が仕事の都合で加古川に出てきました
それで僕は加古川生まれ、加古川育ちなんですけど、学生時代に神戸の学校に通ってて、その頃から少しだけ新長田にも接点がありました
その学校は途中でやめて、その後はインド放浪したり、カメラマンのアシスタントになったり、まあいろいろあって・・・
-記者-
インド放浪も気になりますし、いろいろあってのところも気になります(笑)
-岩本さん-
カメラマンのアシスタントは給料が出なくって、夜は別のお店で働きながらの生活を1年弱してたのかな
その後は東日本大震災の支援をしているNPO法人に所属して、実際に東北に行ったりと、NPOで活動している期間も1年くらいありました
そこからフリーで独立して写真を撮り始めたのが20歳の時です
-記者-
20歳までにずいぶんと波乱万丈な道を歩まれてますね(笑)
-岩本さん-
2年くらいフリーで活動して、2014年くらいに新長田に関わり始めました
アスタくにづか4番館にある「DANCE BOX」っていう100席くらいの劇場があって
そこの理事、PR・広報活動をやりながら、イベント「下町芸術祭」を開いたりもしました
2017年には「一般社団法人DOR」を設立して、DORにシフトを移して今に至るっていう感じです
DORとは別に、写真の事務所もやっていて広告・取材の写真を撮ったりとか
そのうち写真事務所の方は個人事業主から株式会社へ法人化しようと思ってるんですけど
-記者-
法人化することでどんなメリットがあるんですか?
-岩本さん-
取引相手が大企業であったり、大学・地方公共団体やったりするので
取引先にとって法人の方が契約事務的に楽なのかなと
お客様ファーストなので(笑)
-記者-
取引するのにすごく大事なことですね(笑)
-記者-
なぜ新長田に拠点を移されたんですか?
-岩本さん-
それはダンスボックスがきっかけでしたね
-記者-
新聞記事の中で、アートで街を盛り上げる活動をしていた当時、「どうせ活動が終われば、出て行くんだろう」といった言葉を地元住民から言われたという内容を読んだんですけど
-岩本さん-
そうですね、それは芸術祭とかやってるときです
イベントやってると地元の人と交流もあったんですけど
新長田に住んでるわけじゃないから「どうせイベント終わったらどっか行くんやろ~」って思う人もおったんです
そういうつもりでやってるんじゃなかったから、それなら引っ越したらええやんって思って
-記者-
そうですね
-岩本さん-
そうそう
で住んでみようと思って
その方が責任持てるし
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