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商売をする上で、見せるものは厳選したほうがいい
最近立て続けに、新しい出会いがあり、起業・副業のご相談を受ける機会が増えました。
noteでも起業・副業ネタのほうが反応がよさそうなので、これからはそういうネタを増やしていこうかなと思います。
今日の話は「商売をする上で見せるものは厳選したほうがいい」という話です。私の専門は小売りですが、他のお仕事の方にも参考にしていただけると思います。
滋賀の和菓子店、たねやさんの例
みなさんは、「クラブハリエのバームクーヘン」をご存知ですか?
茶色い市松模様の箱に入った、バームクーヘンです。
関西では阪神百貨店でいち早く展開されていたので、ご存じの方も多いハズ。(ソレ以外の地域の知名度は、ごめんなさい、わからないです)
これ、「バームクーヘン」なんですが、もともと和菓子屋さんの「たねや」というところが出しているんです。
ちゃんと会社を分けて和菓子屋はたねや、バームクーヘンはハリエ、として、それぞれブランディングされているから、しっかり成功されています。
和菓子屋さんが洋菓子っぽい和菓子を出したり、洋菓子屋さんが和風のお菓子を出したり・・・はよくありますが、ソレをやってしまうから、ぼやっとしてしまう。
あなたの事業はたねやさんタイプですか?それともボヤっとしてますか?
売れない人は何を売っているかわからないから買ってもらえない
売れない人の特徴は、専門性でもなく、知名度でもなく、何を売っている人だかわからないから、があります。
私のところに相談に見える方も、多才な方ほど迷われています。
そういう方はだいたいもうすでにSNSもやっていて、HPも持っていて、全部の商品を載せているけど売れない・・・
というお悩みです。
実際HPやSNSを拝見すると、デザインなどもおしゃれだし、ちゃんとしているんだけど・・・正直何屋さんなのか、わからないのです。
芸能人の方が異業種の化粧品や、アパレルブランドなどを立ち上げたら、秒で売れる、ということもありますが、それは予めファンや知名度があったから。
私たちは芸能人でもなんでもないので、まずは「売り・強み」を厳選し、一つの商品を「目玉商品」として置くのが最適です。
だから見せ方を厳選しましょう、とお伝えしています。
たくさんサービスを持っているのに、一つの商品しか載せられないの?
このの説明をすると、
「いろんなサービス(メニュー、商品)があるのに、一つしか載せられないのでしょうか」
と不安そうに質問されます。
その場合の解決方法としては、
・LPを複数作る
・SNSのアカウントを分ける
・ネットショップを作る
・HPでも、TOPに何屋さんかわかりやすくする
のいずれかをオススメします。
取り扱っているものが、数百円のハンドメイドアクセサリーなのか、1日に何本も売れる美容液なのか、はたまたコンサルや情報系なのか、でフィットする形態は違うので、まずは自分が何で起業したくて、どういうものを主力商品として売りたいか、が大事です。
まとめ:売るものを厳選するということ
これは店舗ディスプレイや、店舗のブランディングをするときに、非常に嫌がられるんですが、お伝えしていること。
「今売りたいものを厳選して、売りましょう」
ということです。
どんな事業でも、たったひとつしかメニューや商品がない、ということは稀。
できれば全部の商品が売れてほしい!誰しもそう思っています。
しかし、自分が消費者になって、あるお店に行った時の心構えとして、どうでしょうか。
「よーし、今日もこのお見せの全商品、買い占めちゃうぞ!」
って思いますか?
「私が今欲しい、ぴったりのものを探して買おう」
って思いませんか?
スーパーマーケットでもたくさんの商品はありますが、その日売りたいもの(特売品など)は目立つところに陳列されていますよね。
売れるためには、まずお客様が何を買ったらいいのか、こちらが何をおすすめしたいのか、をきちんと提示、陳列してあげること。
化粧品だったら1000円のお試しサンプル
コンサルだったら30分無料相談
雑貨であれば、定番の●●など・・・
そういう、ちょっと見に来たけど、何を買おうか迷っている人がぱっと手を伸ばせるものをしっかり見せてあげることが大事です。
おまけ:私の話
私はもともとラッピングコーディネーター(協会の資格を売る教室)で起業したのですが、途中から持ち込みラッピング専門店や、店舗ディスプレイやコンサルティングを頼まれるようになりました。
現在個人向け教室はやっておらず、コンサルの中で研修が必要な場合のみ、ラッピング研修という形で企業・店舗とか変わっています。
ディスプレイやコンサルを頼まれ始めた当初、ラッピング研修で伺った企業からの追加依頼がほとんどでした。
正式なメニューにしていないのに
「ラッピングできるなら、ディスプレイもできる?」
「コンサルトしてプロジェクトにかかわってほしいんだよね」
など。
お客様側は「何かをキレイに施せる人」という認識でラッピングもディスプレイも一緒の認識だったのでしょうが、私は明らかにジャンルが違うと思っていたので、そういう需用が見え始めた頃、早々とラッピングのLPと、会社(コンサル)のHPは早いうちから分けました。
ブログ、SNS、などもそれぞれアカウントが別にあります。
そうしておいてよかったなと思うのは、ラッピング専門店は過去の生徒さんにアルバイトをお願いするなど、私以外の人でもできる仕事なので、予約ができるサイトに特化。
コンサルは私自身が商品なので・・・HPよりはアメブロやSNSで発信することがLPのような役割になっています。
これが、コンサルもできるラッピング屋サン、として売り出していたら、早いうちから矛盾(混乱)が起き、ここまで事業が伸びなかったなーと思います。
自分で自己紹介をする時には、呼ばれている場所に合わせて、ラッピング屋です、とか、コンサルです、と分けています。
(ただ、人から人へ紹介されるときは「ラッピングもやってて、コンサルもできる人なんですよ!」って謎紹介されちゃうこともありますが。笑)
もちろん今は、Wワーカー、トリプルワーカーも増えているので、「その人がやっている複数のことだから頼みたい」という人もいると思います。
ただ、全く知らない新規の方に向けたWEB発信は、いろいろできます、より「コレの専門店(専門家)ですよ」のほうが、買ってもらいやすいですよーということをお伝えしておきますね!
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