【第5回】里山への想い
(1)私と里山
私にとって里山は、生まれ育ったかけがえのない場所です。
この里山で生まれ、12歳までここで育ちました。その後、進学や就職などで故郷の里山を離れていた期間もありますが、今こうして再び里山に戻り、保全活動を行っています。
なぜ、もう一度里山に戻ってきたのか。そこには「守られるものなら、守っていきたい」「豊かな自然と恵みがあるのに放っておくのはもったいない」という思いがあります。
果樹が実り、整った豊かな里山ができるまでには長い歳月がかかります。しかし、人が住まなくなったからと放棄され雑草や竹林に囲まれると、ほんの数年で果樹畑はダメになってしまいます。長い時間をかけてできあがった果樹畑が枯れてしまうのは非常にもったいない。たくさんの思い出が詰まった故郷は自分の手で守っていきたい。こういった目標で私は里山保全活動を続けています。
(2)たくさんの出会い
里山保全活動を続けていく中で、たくさんの方との出会いがありました。
いざ里山を守っていこう!と思っても、何から始めたらいいのか、里山でどんなことができるのか、右も左もわからない状況。そんな時、参加した勉強会で出会った方に「ありのままの姿を見て頂く収穫体験を始めてみたら?」とか「こんな体験ができるんじゃない?」などアドバイスをいただきました。
また、体験に参加された方から、里山の新鮮な果物を使ったイベント「発酵ジュース作り」や、その道の先生をお招きして「蒸留アロマ作り」などのワークショップを開催しました。
さらに、料理店を営んでいる方が来て里山で一緒に料理しました。
たくさんの方から里山での活動のヒントやきっかけをもらい、出会った方たちから、背中を押してもらって様々なことに挑戦してきました。
そして今も里山が繋いでくれた縁がどんどん広がっていっています。
【これまでに里山でおこなった体験】
・焚き火、スエーデントーチ着火体験
・里山散歩
・収穫体験
・果樹のお世話体験
∟びわ、ブドウ、
・ワークショップ
∟吊るし柿作り
∟リース作り
∟発酵ジュース作り、蒸留アロマ作り
∟乾燥機を使った ドライフルーツ、野草茶 作り
・イベント
∟ふどう棚の下で「つづきの絵本昼会」
∟MARUカホン、生ギター演奏会
∟立花容器 チアフルグッズお試し会
【収穫体験についてはこちら ≫HPへ】
これからもたくさんの素敵な出会いがあることを楽しみに、豊かな里山の姿に少しでも近づけられるように。保全活活動に邁進していきます。