2023年にプレイしたゲームを振り返る ~アドベンチャー編~ part1
2023年にプレイしたゲームを振り返る記事は、DS編・RPG編・アクション編に続きこれで4つ目。
機種はPS4・5とswitchがメイン。
いつも記憶の引き出しを開けてヒイヒイ言いながら、言語化して振り返っている。
ついにアドベンチャー編に突入。
あまりにも長くなることが判明したから、アドベンチャー編は記事を2回に分けて書くことに。
論文かと思うくらい長い。
気になるゲームのところだけ読んでもらえるのも嬉しい…!
・Ib (switch/steam)
switchでプレイ。
有名なフリーホラーゲーム。
来年にはPS4・5版も発売される。
美術館が舞台のツクール製2Dホラー探索型アドベンチャー。
リメイク版なので、オリジナル版と比べて謎解きが簡単になっている。
謎解きが苦手な自分でもサクサクプレイできた。
ホラーゲームだけど、ドット絵だからホラーが苦手な人でもプレイしやすい。
追いかけられたりもする。
でもあんまり怖くない。
マルチエンディングだから何回も周回して全部のエンディングを見た。
ストーリーもわかりやすいし、どの結末も好き。
あまりにも"Ib"の世界観が好きだったから、今年の秋にPARCOで開催していた”ゲルテナ展”に夫と一緒に行ってきた。
ゲームの中の美術館に迷い込んだようで、イヴになった気分。
フリーホラーゲームでしか得られない栄養素がある!
・2DARK (PS4/steam)
PS4版をPSplusのカタログでプレイ。
今はカタログから消えている。
ジャンルはステルスホラーアドベンチャー。
子供2人が誘拐され、妻は殺害されてしまった主人公。
サイコパスたちから誘拐された子供たちを救うため、身を隠しながら敵のアジトへ潜入することに。
2D見下ろし視点のステルスゲームだけど、ストーリーがかなり残虐でショッキング。
子供がかわいそうな目に遭う描写があるので、苦手な人は注意。
衝撃の連続。
ストーリーも鬱でなかなか良かった。
主人公は元警察官といえど一般人。
正面から潜入すると、即死即死のオンパレード。
トラップまみれなので死んで覚えていく、ある意味死にゲーかも。
全く見つからないように子供を救出してもいい。
全員殺せばバレないとばかりに"ジョンウィック"さながら最強の暗殺者になってもいい。
正解はない。
でも暗殺したら、死体を隠さないと敵のアジトは大騒ぎ。
正解はないゲームなので、試行錯誤してクリア方法を探るのが楽しかった。
自分はステルスが苦手だから、全員を暗殺することで解決。
ステルスとは…
・ジラフとアンニカ (PS4/switch/steam)
switch版をプレイ。
インディーズゲームのハートフルアドベンチャー。
ボス戦だけリズムアクションゲームになる。
主人公の猫耳少女"アンニカ"が元気で可愛い
とにかく平和でハートフルなゲーム。
島の住人の頼みを聞いたり、ダンジョンを探索したり、たまにボスと平和に戦ったりもする。
インディーズゲームなので、グラフィックはPS2時代を思い出すようなものだったり、ダンジョンやボス戦のチープさは拭えない。
ダンジョンではジャンプして足場を渡ったりなど、ちょっとしたアクション要素がある。
とにかく平和でハートフルな世界観とストーリーに癒される。
コミック風なストーリーパートには心がポカポカ。
ボス戦すらもリズムアクションゲームで誰も傷つかない傷つけない。
平和なゲームだと思っていたら、ストーリーの最後で不覚にも感動して泣いてしまった。
今年に入ってからゲームで泣きすぎじゃないか…?
最終的に大満足。
世界観にどっぷり浸りたい人や、平和なゲームに癒されたい人にはオススメ。
・バイオハザード HDリマスター (PS4/switch/steam)
PSplusのカタログにあったので、PS4版をプレイ。
今はゲームカタログから消えてしまった。
サバイバルホラーの代名詞、初代バイオハザードのリマスター版。
バイオハザードは6とダークサイドクロニクルズだけプレイしたことがある。
昔のゲームなのにちゃんと面白い。
バイオハザード6ではわんさかゾンビが出てくるのであまり恐怖を感じなかった。
けれど初代バイオハザードはゾンビが出てきたり出てこなかったりするから、逆に怖い。
クリスルートを選んだけど、ジルにすればよかったと後悔。
クリスのほうがムキムキだし、アイテムをたくさん持てそうだと思ったのに…
弾薬や回復アイテム、セーブアイテムが限られた個数しか手に入らない。
『どのゾンビを倒すのか、いつセーブするのか』と頭を悩ませながらプレイするのがバイオハザードの楽しいところ。
アイテムを持てる数も限られている。
片っ端からアイテムを拾っていると、キーアイテムが拾えなくなってしまう。
なにを拾うか、何を拾わずに放置しておくかの駆け引きがバイオハザードの楽しさ。
初代はシューティング要素は少ないけど、謎解きや探索がメインでバイオハザードの原点を存分に楽しんだ。
セーブ部屋の音楽は癒し
・クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』 (PS4/switch/steam)
switch版をプレイ。
"ぼくの夏休み"クレヨンしんちゃんver。
しんちゃんを操作して虫取りをしたり、魚釣りをしたり、好きなことをしてのんびり夏休みを過ごす平和なゲーム。
走ると”ケツだけ星人”スタイルで移動できるのが良い。
最初は楽しかったんだけど、ゲーム内の一週間を何度かループするため、同じイベントを繰り返し見ることになる。
虫取りや魚釣りも種類は多くないので後半ちょっと飽きてきてた。
早くゲーム内の1日が終わらないかな、とか思ってしまった自分がいた。
多分一気にプレイしたのが良くなかった。
ゲーム内の1日を、現実でも1日かけてじっくりプレイするゲームだと思う。
しんちゃんは悪くない。
時間を持て余した大人が、しんちゃんの夏休みを一気に片付けようとしたのがいけなかった。
こういう大人になってはいけない
・死印 (PS4/switch/steam)
switch版をプレイ。
都市伝説・心霊ホラーアドベンチャー。
グロテスクなイラストが多めのゲームなので、苦手な人は注意。
”エクスペリエンス”のホラー3部作のうちの1作目。
3作目の”死噛”をやるために1作目をプレイ。
記憶を失い、謎の印が身体に刻印された主人公。
この印が刻印された者は死んでしまう。
主人公は似た境遇のキャラクターたちを助けるべく、”怪異”が潜む心霊スポットを探索する…
探索画面はダンジョンRPGに近いかも。
心霊スポットの探索は恐怖でドキドキ。
探索中、急に画面に映りこむ心霊現象には『ヒッ…』と声が漏れた。
しっかり探索して”怪異”の正体や弱点を調査しないと、一緒に探索しているパーティーメンバーは容赦なく死んでしまう。
怪談はどれもじっとりとした怖さで堪らない。
とくに”花彦くん”の怪談が好き。
怪異や都市伝説系のホラーが好きで、グロテスク耐性がある人にはオススメ。
検索するときはゲーム内のグロテスクなイラストが出てくる可能性があるから注意!
”死印”の小説版もある。
・死噛~シビトマギレ~ (PS4/switch)
PS4版をプレイ。
さきほど紹介した”死印”の続編。
1作目の”死印”のその後のストーリーが3作目の”死噛”になっている。
来年steam版も発売予定。
switch版を買おうとしてたのに、なぜか間違えてPS4版を買ってしまった。
悔しい…
”死印”と大体同じシステム。
相変わらず一枚絵はグロテスクなものも多い。
だけど2D横スクロールのホラー探索アドベンチャーになっていて感動した。
形式は”トワイライトシンドローム”に似ているかも。
1作目と同じくしっかり怪異の正体を見極めないと、パーティーメンバーが容赦なく死んでしまう。
”死印”も”死噛”も両方楽しめたし、じっとり怖い。
”死噛”のほうが怪異のデザインが怖くなかったかも。
ホラー好きとしては大満足のシリーズだけど、どうして毎回お色気要素たっぷりな一枚絵があるのだろう…
こちらも検索するときはグロテスクなイラストが出てくる可能性があるので苦手な人は注意!
・じんるいのみなさまへ (PS4/switch)
switchでプレイ。
ジャンルはガールズアドベンチャー。
もっと言うなら百合×サバイバル。
荒廃した秋葉原を女の子たちがサバイバルして生き抜くゲーム。
これだけ聞くとシリアスなんだけど、実際は女の子たちがわいわいイチャイチャする、ゆるふわサバイバル。
電力は供給されているし、ご飯もインスタントラーメンが山ほどある。
なんならご飯を食べなくても死なないから、サバイバル要素はほぼない。
秋葉原に行ったことがあるから荒廃した秋葉原探索は結構楽しい。
『あ、ラジオ会館だ…!』
こんな感じで家にいながら秋葉原観光。
ただゲームシステムに難がありすぎた。
次の目的地がわかりづらい。
サバイバル要素はあってないようなものだから基本的に同じ場所を行き来するだけ。
メインキャラのうち1人は、DLCを買わないと目を覚まさないままエンディングに向かってしまう。
ゆるふわ百合を眺めるのは楽しいし、シナリオも意外と壮大で良かった。
でもフルプライスで購入するのは勇気が必要なゲーム。
・OneShot(PS4/switch/steam)
PS4版をプレイ。
インディーズゲームで、ジャンルはパズルアドベンチャー。
だけどただのパズルアドベンチャーじゃない。
ゲームのタイトル通り『一度きり』のゲーム。
『それってダメじゃん』と思われそうだけど、これが最高なんだ。
何も説明しないほうが楽しめると思うから、感想だけ。
主人公の猫”ニコ”がとにかくかわいい。
”ニコ”は”こちら”に語り掛けてくれるからめちゃくちゃ愛着が湧く。
2Dのドット絵が美しく、幻想的な世界観に惚れぼれ。
パズルも難しすぎず、柔軟な思考が求められる。
難しすぎないのに、解けたときのスッキリ感が気持ちいい。
気になる人は絶対に何も調べずに、何も検索せずに遊んでね!!
・moon (PS4/switch/steam)
swich版をプレイ。
ジャンルはリミックスRPGアドベンチャー。
"アンチRPG"として有名だから知っている人も多いと思う。
初代PlayStationの名作がswitchでプレイできることに感動。
『なぜRPGの勇者はモンスターを倒すのか』
村人のうちの一人という視点から見届けるアドベンチャー。
主人公は他の村人の頼み事を聞いたり、勇者によって倒されたモンスターの魂を救うことにより、”ラブ”を集めてレベルを上げる。
1997年のゲームだから遊びづらい部分もあるし、ゲームバランスも良くはない。
釣り大会のイベントなんて、難しくて丸2日かけて攻略した。
だけどそれを上回る楽しさ。
例えば『この真面目な村人は、夜こんなことをしているんだ…!』
『この村人はあの人が好きなんだ…!』
頼みごとを聞いているうちに勇者視点だとモブにしか見えない村人にも、様々な背景があることがわかって楽しい。
”ラブ”が少ないと、少し動き回るだけですぐ力尽きてしまう。
それがわかっていなくて、最初はゲームオーバーになりまくっていた。
だけど手探りで覚えていく楽しさもあった。
クリア後もいろんなことを考えさせられて、考察が止まらない。
それもラブ・・・これもラブ・・・
・アサツグトリ (PS4/switch)
switch版をプレイ。
タイムループアドベンチャー。
ダンガンロンパのようなデスゲームもの。
だけど大きく違うのは、主人公が時間遡行能力を使用できて、事件を未然に防ぐために動くという点。
イラストがめちゃくちゃ好きなのと、ダンガンロンパが好きだから衝動買いした。
殺人事件が起きる→前日に戻る→証拠集めで犯人を突き止める(探索パート)
というような流れでストーリーパートと証拠集めパートを繰り返していく。
探索パートはリアルタイム進行。
自分はモタモタ探索しがちで、どんどん時間が進んでいき、事件が起きる時間になるから焦る。
シナリオもダンガンロンパとはまた違った方向性のゲームで良かった。
残念ポイントがいくつかあって、まずは探索パートで放置する時間が長いこと。
例えば
"事件前日の朝の9時"にタイムループしたら
"事件前日の夜23時"になるまでリアル30分放置したり、そういう時間が多かった。
もう一つが、最新パッチなのにフリーズで進行不能がクリアまでに5回あったこと。
電源を落とせば解決するけど、『最後にセーブしたのいつだっけ…』という絶望感。
こっちまでタイムループしなくても…
プレステ版だとフリーズは起きづらいらしい。
フルプライスで購入するのはオススメできないゲーム。
ホラーから平和なゲームまで色々プレイできた2023年。
アドベンチャー編part2はインディーズゲーム多めになる予定。
今回紹介したゲームの中で、個人的ベストアドベンチャーは
"ジラフとアンニカ"
すごく悩んだ。
ストーリーが何より好きだったことと、
『最初はこのゲーム大丈夫かな?』と悪い印象を持ってたのに最終的に評価がひっくり返ったことが理由。
マイナスな印象からプラスにするってすごく難しいと思う。
part2でお会いしましょう!
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