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1月にプレイしたゲームを振り返る 〜インディーゲーム強化月間〜
『バルダーズゲート3』という大作をクリアすると、サクッとプレイできるインディーゲームをプレイしたくなる。
甘いものを食べた後には、辛いものを食べたくなるのと同じ原理かもしれない。
1月はインディーゲームばかりプレイした月だった。
早速振り返ってみよう…!
魔女の泉R
対応機種 : switch / PS5 / PC
クリア時間 : 42時間
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過去にプレイした『魔女の泉3 Re:fine』がとても良かったので、シリーズ初作をリメイクした『魔女の泉R』も迷わず購入!
錬金(クラフト)で魔法やアイテムを作成し、戦闘をこなして主人公である「魔女」を育成していくターン制RPGだ。
元々は買い切りのスマホゲームだった作品を、コンシューマー向けにリメイクした作品だが、良い意味でスマホゲームらしさは感じられない。
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『魔女の泉』シリーズは、人間による魔女狩りが行われる世界が舞台になっている。
ナンバリングごとに主人公は異なるが、人間から虐げられている魔女が主人公という共通設定がある。
今作の主人公は「パイベリー」という、無邪気で天真爛漫な幼い魔女。
魔女狩りから逃れ、森でひとり暮らし。
おまけに記憶喪失で、過去の記憶がない。
常に命を狙われているのに、明るく腐らずに生き抜いている。
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『魔女の泉3』の主人公は、無口で静かな魔女だった。
今回のパイベリーは正反対な性格だけど、どちらの魔女も可愛くて強い…!
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今まで人と関わってこなかったパイベリーは、次第に人間の世界に興味を持つようになる。
幼さゆえに警戒心がなく、すぐに人間を信じちゃうパイベリーにハラハラドキドキ。
純粋で明るいパイベリーに、傷ついてほしくない…
パイベリーのセコムになりたい…
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悪い人間から守るため、パイベリーを強くしなきゃ…!
魔女の泉シリーズの醍醐味は、やはり自由な育成!
序盤から最強のステータスに育てられる上、
魔女なのに「ロック・リー」みたいに物理攻撃特化型の魔女にもできる。
杖で殴るタイプの魔女だ…
なんなら剣も振り回す。
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また、アトリエシリーズのように『魔女の泉』でも「採取・錬金」が育成の重要な要素になっている。
錬金によって強力な魔法(FFで例えるならサンダガ)を作成したり、
ステータスを上昇させるアイテムを制作できる。
戦闘をしなくても、アイテムでドーピングができるというわけだ…
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さらに召喚システムがあり、一部のモンスターはペットとして捕獲・召喚が可能。
敵1体に対して、召喚モンスター複数体+パイベリーでタコ殴りにできる。
まさに「数の暴力」…
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際限なく強化でき、そして自由度の高い育成ができる楽しさ。
終盤には、化け物のような火力を出すパイベリーを生み出してしまった。
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相棒である「ブラックジョー」という、ゆるキャラのような鳥との関係も尊い…
ブラックジョーは危なっかしいパイベリーを、保護者のように見守ってくれる…のにパイベリーに振り回される不憫で健気な鳥なのだ…
まるでおじゃる丸と電ボのよう。
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何でもやってくれるブラックジョー
明らかにラスボスよりも強そうな裏ボスも、クリア前に倒して遊びつくせたと思う。
『魔女の泉3』では恋愛要素が強く、ルート分岐があった。
今作は恋愛要素が少なくルート分岐もないため、同じ『魔女の泉』シリーズでも異なる楽しさを味うことができた!
人形の傷跡 : 姉の謎を追うサイコホラー
対応機種 : switch
クリア時間 : 5時間
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1998年に制作されたインディーズの先駆的なアドベンチャーゲームが、現代風にリメイクされて蘇った!
インディーゲームながらも、ミステリー専門誌『メフィスト』でも評価されるほどの本格的なシナリオが魅力。
ノベルゲーム形式のアドベンチャーで、選択肢次第ではバッドエンドに直行する。
だけど一本道のシナリオだから、エンディング回収する手間がなく遊びやすかった…!
ゲームのタイトルに『サイコホラー』と記されているだけあり、ゲームを起動するといきなりホラ緩和モードのON/OFF設定を求められる。
ホラーが苦手な人もこれなら安心!
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主人公の女の子「明日美」は、突如連絡が途絶えた姉の安否を確かめる決意をする。
明日美にとって姉は唯一の家族であり、姉との温かな思い出を糧に生きていた。
姉が所属しているはずの研究室やアパートへ向かったものの、なぜか姉の痕跡が一切見当たらない…
姉の身に何が起こったのか調べることにした明日美に、次第に恐怖が迫っていた。
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序盤から不穏な空気が漂う本作。
まるで、姉の存在自体が消されたかのように消息が掴めない。
そして、普通は聞こえないはずの恐ろしい声が明日美には聞こえる。
怖いけど真相が気になって、1日で一気にクリアしてしまった。
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そしてサイコホラーというだけあり、絶妙なタイミングで怖がらせてくる。
このホラー要素が良いスパイスとなって、最後まで油断することができない。
クリアまで約5時間というボリュームも、長すぎずコンパクトでちょうど良い。
間違った選択肢を選ぶとすぐに「GAME OVER」なのもテンポが良くて、リトライしやすい。
なぜ「GAME OVER」になったのかの説明やヒントが提示されるから、理不尽さも感じなかった。
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ただ、純粋なホラーやミステリーだけではなく、SF要素が入ってくるので好みは分かれそう。
とくに自分はSF要素が絡むと、どうしても頭がこんがらがってしまう…
なんと2月28日までセールのため、1500円が300円に…!お得すぎる…!
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Tokyo Dark -Remembrance-
対応機種 : switch / PS4 / PC / iOS
クリア時間 : 10時間
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こちらもインディーのミステリーホラーアドベンチャー。
『クロックタワー』のような2Dの横スクロール画面で、主人公を操作して探索するポイント&クリック方式のゲームになっている。
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ホラーといっても、オカルトや伝奇的な怖さが中心なので、
直接的な恐怖を感じることはほとんどなかった。
ビビりの自分にはありがたい…!
以前プレイした『フォーゴットン・アン』のように、アニメ風のグラフィックがなめらかに動く。
イベントシーンでは、まるでアニメを観ているかのようなクオリティのムービーが流れる。
どうやら世界的に名の通ったアニメーションスタジオが手掛けているらしい。納得のクオリティだ。
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テンションが上がる
主人公である女刑事「伊藤刑事」は、行方不明になった相棒を探すため、ある事件を独自に捜査していた。
しかし、その過程で奇妙で現実離れした出来事に巻き込まれていく…
このゲームでは、主人公の行動や選択よってステータス(正気値・プロフェッショナル値・探索値・ノイローゼ値)が変化する。
例えば、刑事としての職務中に「お酒を飲む」と、「プロフェッショナル値」が下がる。
同じ場所を何度も調べると、今度は「ノイローゼ値」が増える。
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ステータスの変化によって主人公の性格が変わり、エンディングの分岐にも影響する。
それなのに、オートセーブしかないため後戻りができない。
選択の一つ一つに重みがあり、常に緊張感があった…
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最初は操作方法がわからず、「同じ人物に話しかけ続ける」というに奇行に走らせてしまった…
その結果「ノイローゼ値」がどんどん溜まり、危うく主人公を病ませてしまう寸前。
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紆余曲折あり、11種類のエンディングのうち7つを回収!
オートセーブしかないから、オープニングからやり直す必要があり、周回はなかなか大変…!
だけど、苦労した甲斐のあるエンディングが見られた。
プレイした方は、どのエンディングが好きですか?
自分は隠しエンディングが好き。
もう2月が終わりそうなのに、まだ1月の話をしていますね。
はやく時間の流れに追い付きたい…
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