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【特化ライターの仕事】IT系案件って具体的に何を書くの?3年続けてみました

「特化ライター」という言葉を耳にしたことはありますか?

(ちなみにWebライターをはじめてから知った言葉の1つです)

なんでも、特定のジャンルで専門的な知見を有した記事を書くことで、単価が上がったり仕事をもらいやすくなるのだとか。

私は約3年前にWebライターとしてのキャリアをスタートさせましたが、そんな構造があると知ってからは早々に「IT系領域」に特化しようと思い、意識的に仕事を選ぶようになりました。(理由は後述)

とはいえ、結果が出なかったら恥ずかしいので、ゆるーく特化ライターを目指すことを決意しました。笑(ダサいw)

なぜIT系に特化したのか、そしてどのような仕事をしているのか。僕が3年半やってみた範疇に留まりますが、今日はそんなIT系特化ライターの世界をお届けします。

IT系特化ライターへの道のり

Webライターとしての私のキャリアは2022年1月にスタートしました。最初はライターコミュニティに参加しながら、目の前の仕事に挑戦していく日々。

ただ、当初から何かしらのジャンルに「特化」する重要性は意識していました。

コミュニティに所属する先輩ライターの影響もありますが、雑食的にいろいろ記事を書いてみてこう思いました。

記事の質が上がらない…

興味のない分野で記事を書くのは、精神的にも作業的にも大変で、その上出来上がった原稿の品質も高くない...いや、というより高めていくときの効率がとても悪い、そんな感じです。

実務経験を盛り込んだり、自分にしかない体験談を書いたり、そうした1次情報・独自情報を盛り込めないのがそう感じる理由の1つでしょう。

特化できるはジャンルはなんだろう。

そう考えて自分の経験を棚卸し始めました。

で、思い当たったのが以前の仕事である「システムエンジニア」の仕事内容とITという業界。

私は7年間、ユーザー系SIerでのシステム開発経験がありました。システムエンジニアとして、お客様の業務を理解し、システム開発を行う仕事です。

クライアントとシステム会社の橋渡し役として、要件定義や設計、導入支援をしたこの経験が特定のメディアで求められていることに気づき、IT系特化ライターを目指す大きな理由ともなりました。

IT系ライターの仕事内容

さてさて、ところでIT系の案件って具体的に何を書くのよ、とそれがこのコラムの本題です。

IT系ライターの執筆内容は多岐にわたります。そもそも「IT」=「医療」「金融」くらい粗い粒度なので、その下層部にはまたジャンルが多数あります。

私の場合は実務経験が活かせる

  • システム開発

  • SaaS(ソフトウェアアズアサービス)

  • クラウド(インフラ基盤)

などの関するテーマを得意にしています(が、これでも相当抽象的)

他にどんなテーマがあるかというと

  • プログラミング

  • Web制作

あたりが分かりやすいでしょうか?

こうしたテーマで、SEO記事を書いたり、取材記事、ホワイトペーパーを書いたりしています。

IT系のSEO記事とは

SEO記事では、システム開発やSaaSサービスに関する用語解説やノウハウ記事を執筆します。

例えば、

  • 「Web-EDIとは」

  • 「オンプレミスとクラウドの違い」

  • 「Swiftとは」

のような、専門用語の解説や

  • 「クラウドセキュリティで気をつけるべきこと」

  • 「テレワーク導入時のポイント」

などのノウハウ記事が多かったりします。

IT系の取材記事とは

取材記事では、システム開発や自社プロダクト・サービスを持つIT企業の強みや特徴を引き出すインタビューを行い、記事化する仕事をしています。

例えば、ある会社が医療分野のシステム開発に強みを持っているなら、その背景や具体的な取り組みを聞き出し、読者に分かりやすく伝えます。

主にBtoBマーケティングのメディアの中で、見込み顧客へのアプローチを支援しているような役割を果たしているといってもいいでしょう。

IT系のホワイトペーパーとは

ホワイトペーパーは、より製品訴求の要素が強いコンテンツです。読者の課題解決に役立つ情報を提供しつつ、クライアントの製品やサービスの魅力を伝えます。

IT系の場合は、訴求する商品サービスがSaaSだったりソフトウェアだったりしますし、読者の課題解決のテーマがシステム開発過程の内容だったり企業のIT投資の検討に必要なことだったり、そうしたものになりますね。

例えば、企業が自社のシステムを導入しようとした場合、まずはインフラの選定が必要です。具体的にはサーバーをどこに置くのか。

  • 自社の社屋に空調もバックアップも万全なサーバールームを用意してそこにサーバーを設置するのか(オンプレミス環境と呼ぶ)

  • Amazon(AWS)やMicrosoft(Azule)といったクラウド事業者が提供するパブリッククラウドの環境にサーバーを立てるのか

クラウドにサーバーを置くとなると、インターネット環境上に大切なデータを保管するわけなので当然セキュリティ対策が大切になってきます。

そこで登場するのがホワイトペーパーなどのお役立ち情報。

私が実際に書いたのは「クラウドセキュリティに関するホワイトペーパー」です。

そこでは、クラウド特有のセキュリティ対策のポイントを解説しながら、最後にクライアントの製品を紹介するといった具合です。
(ホワイトペーパーはマーケティング施策なので、見込み顧客の課題解決につながるクライアントのサービスを訴求します)

どうでしょう?
なんとなくイメージ伝わります?笑
難しいですよね。。。中身が。。。

全てに言えることですが、ちょっと調べたくらいだとよくわからんことも多いのですよね、IT用語←

IT系特化ライターの魅力と課題

どんなことを書くのか、少しわかってきたところでIT系特化ライターの魅力を語ります。語っちゃいます。

まずは、自身の経験や知識を活かせる点ですね。私の場合、システム開発やDXの業務改善の実務経験があるので、具体例を交えた説得力のある文章を書くことができます。

クライアント様にも満足いただける品質になりますし、専門性が高いので単価も比較的高いです。

また、IT分野は常に進化しているため、新しい知識を得続けられるのも魅力の一つです。

生成系AIの分野は私自身、お熱になっている領域でもあります。ChatGPTやClaudeなどは自分でも使用していますし、とても便利なツールですよね。

企業で使うには、セキュリティが確保された企業向け生成AIサービスが必要ですが、ここもやはり仕事が生まれるポイント。

今まさに企業向け生成AIサービスを提供する会社様からご依頼いただいて、ホワイトペーパーを書いています。


一方で、課題もあります。

IT技術の進歩は急速で、常に最新情報をキャッチアップする必要があります。(これが大変なんですよね)

自身がシステム開発していたのも3年前の状況なので、当時と状況が少しずつ変わっているでしょう。私は継続的に現場感を養えてはいないので、そこはシステム開発会社に勤めながら副業でライターをされている人の方が有利ですね。

また、ディレクターとしてライターを束ね、大量受注してさばくようなスケールアップは専門性の高さ故に難しい...と感じています。

なのでIT分野に特化して受注単価を高め、SEOだけではなく取材やホワイトペーパーなどスタイルの幅を広げて仕事を受けていく、個人プレーが今のところ最適解になっています。

カタカナが多いし、実務経験が簡単には得にくい業界がIT領域です。故に、IT知識とライティングスキルを兼ね備えた人材は貴重だと思います。(自分で言うのもあれですが)

確かに難易度は高いですが、自分の知見を活かせる点で、非常にやりがいを感じています。

なので個人的には、そうしたエンジニア界隈の方はぜひ副業としてライターをおすすめしたいところではありますね。笑

残業するより稼げます。
(とはいえシステム開発なんかを本業でしてると、まぁ忙しい…とうてい副業なんてできん、というのも超わかる)

まとめ

IT系の特化ライターの道は、自分の経験や興味を活かしたキャリアを築きたい人にとって、魅力的な選択肢の一つかもしれません。

なかなか好き嫌いが分かれる領域ではありますが、市場の需要は今後も減りはしないでしょう。

毎年毎年、技術は進化しますしSaaS製品は登場するしシステム投資も行われています。そこには企業のマーケティング活動があり、IT系ライターの存在価値が発揮できる仕事がある。

あなたも、自分の「特化」できる分野を見つけ、そこでスキルを磨いていくことを考えてみてはいかがでしょうか。

今回はIT系の案件の具体的な内容紹介でした!
(参考になったよーという方がいましたらいいねや拡散していただけるとめっちゃ喜びます!)

今回のオチ

音声の方でもIT領域の話はしています。

noteを書いたり音声配信してる狙いとしては、「IT系の強い」という側面をもう少し強化したいなと思ったからですね。

あんまりこれまで表に「IT系の専門性を持ってる」感を打ち出せるものがなかったので、今回言語化してみました。

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