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かがみの孤城 下

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。
なぜこの7人が、なぜこの場所に――
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

さて、下巻も順調に仕事のお昼休みを使って熟読。そしてついに最後のページまで。

ついにルールを破る者が現れた。
城のルールは17時までに現実世界に戻る事。
さもなくば狼に丸呑みにされるー。

以前から気になるキャラクターアキが17時をすぎても城を出なかったらしい。
このルールは「連帯責任」とされていていて、その日に城にいた人は全員丸呑みに.....

この本の主人公である「こころ」はその日城には行ってない!!だがしかし仲間が丸呑みにされていく!!?さて!?どうなる!!!!?!?!?


この辺まで読みました。ここに至るまでに、ある人物(真田さん)からのいじめを受けて学校に行けず引きこもっている「こころ」の元に幼馴染の萌ちゃんが現れ、数ヶ月ぶりに2人で話すシーンがアツかった。

実際、真田さんは自分中心の性格で、自分の恋愛とか目の前のことばかり考えているような人物。

誰かをいじめて、飽きたら他の子をハブにして。
好きでもない彼氏を作って恋愛ごっこをする。

こーゆう奴、
まじで学年に1人はいる(白目)


その真田さんに人生をめちゃくちゃにされているこころの前で、今真田さんからハブられている萌ちゃんは、

「あんな目の前のことしか見えてない子、見下すに決まってるでしょ」
「ロクな人生歩まないよ、10年後どうなってるかって感じ。」

可愛いルックスからはかけ離れた、あまりにも強くサバサバした発言にこころがあっけに取られていくシーンは清々しかった。

さいごの「喜多嶋先生」の伏線が回収されるあたりは感動したし、メンバーの下の名前が
"キラキラネーム"だったり時代の流れを感じるところも読み応えあったなぁ。


アキの記憶の中で"テレクラ"で知り合った彼氏。
が出てきて、聞いた事はあるけど結局なんなんだ?と思って「テレクラ」を思わずググッてしまった。ゴリゴリの風俗だった。ウケる。


ほんとのラストでこころが学校に行く途中で城のメンバーと遭遇するシーン、「ブレイブストーリー」の(映画版)ミツルと妹が学校にいるのをワタルが見つけるあのシーンを思い出した....エモいねぇ。



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