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かがみの孤城


今更ながら、かがみの孤城を読んでいる。
まだ上巻が半分くらい読み終わった所だけど、この本を読んでいるとnoteを書きたくてたまらなくなった。

私はお昼休みにお弁当を食べた後、読書をするのがルーティーンだけど、今日の食後の読書でついにウレシノくんが爆発した。

恋多き男の子で、小太りで食いしん坊で、
いじられる要素が満載のいじられキャラの男の子。
その子が抱えていた
"結局みんな僕を馬鹿にしている"

その想いがついに爆発した。
実際他の登場人物も、ウレシノくんの話題で盛り上がり、仲良くなれた子もいて、ウレシノくんを小馬鹿にしている描写は度々あった。


この物語の主軸となる設定は、登場人物の主なメンバーが全員学校に行けていなかったり、海外の学校に行っていたり、
現実世界で一般的な生活をしてい子達。

それをあえて触れずにみんながプライベートな質問をあえて避けて関わってきたが故に、ウレシノくんは「どうせみんな学校に行けてないくせに!俺を馬鹿にするんだ!」と思いの丈を強烈な言葉に乗せてしまう。

ウレシノくんは現実世界でもイジられキャラで、
イジられがどんどんヒートアップし、いつしかお金を無心されたり、パシられたりするようになったらしい。

私はこの小説を読み始めた時から、主人公の
「こころ」の気持ちに痛いほど共感し、物語を読み進めていたけれど、このウレシノくんの爆発シーンには私も心に刺さってしまった。

「こころ」はとある事をきっかけに学校に行かなくなり、家に引きこもっている中学生。

正直私の実体験だって、学校に行きたくないくらい辛い事だってあった。行きたくないと言えない苦しさも何度も経験した。

学校に来ない子の事が話題になるたび、私だって来たくないのに...ずるい。
なんて思ったりした事もある。

けど私にとっては、行きたくない事を両親に告げる方が、学校に行くことより辛い事だったので、幸いにもズル休みをしたことは無かった。

ただ学生時代の心の繊細さと、
コミュニティの狭さで苦しんでいる子達の気持ちがこの本の中にギュッと詰め込まれている。

自分が大人に(ゴリゴリのアラサー)なったからこそ客観的に見れる事がなによりの救いで。

私が学生時代にこの本を手に取ってしまったもんなら、毎日鏡を見ては光るかを試してしまうだろう。



読み終わった後も感想書こう。
今んとこ、アキの生態が気になっている。

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