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それでいいんだよ

何度か書いていますが、うちのムスメは不登校です。
夏休み前に成績表をもらってきたとき、1学期の出席日数が9日という事実にびっくらいたしました。

ああ、がっつり不登校だなぁ。

わかっちゃいたけれど、現実を目の当たりにすると、ちょっとドキリとしました。
なんだろう、この感じ。

最近食べ過ぎだなぁ… → 体重計に乗った後

みたいな感じですかね。ご共感いただけますでしょうか。

親である私でさえ、わわ、っと思っていたのだから、きっと本人だって少なからず、わわわわ、くらいは思っていたと思います。

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小学校の終わりごろから休みがちになり、中一は葛藤の時期でした。
行かなきゃ、でも行きたくない。
担任の先生からは何度も「早くおいで~」と連絡があり、私も「学校いきなさーい!」とかなり強く言いました。時には言い合いになって半日口をきかない、なんてことも多々。

そして中二のいまは、完全お休みモード。
去年までは、「学校に行った方がいい」というスタンスだった私も、今年は「見守りモード」に変わりました。

「学校に行った方がいい」というのは、「学校に通っていた方が、進学などの心配が少なくなるから」という意図だったわけですが、ムスメにとっては「圧」でしかなかった。
学校も親も「学校へ!」という圧を与え続けた結果、本人が頑なになってしまい、殻に閉じこもってしまったのです。
これでは何の解決にもならない…。
ようやくそのことに気が付きました。
それで、しばらくやりたいようにしてもらおう、そして親は近くで見守ろう。
そんな姿勢に切り替えてみることにしました。

半年ほど過ぎたいま、それでよかったと思います。

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たまたまではありますが、現在休養中の私。
家にいることが圧倒的に多くなり、ムスメと一緒にいる時間が増えたことで、彼女の心のざわつきは、以前に比べてかなり穏やかになったようです。

自分のままでいられる安心感。
親の役割って、そういう空間を作ってあげることなんですよね。
今ごろ気が付いてしまいました。
でも気が付いてよかった。

さらに、今年の担任の先生との出会いが、大きく影響しています。

学校に行けないムスメと週に一回は面会して、話す時間を作ってくれている先生。
同級生と会いたくない、というムスメのために、部活後の時間に。
(先生には本当に感謝しかない。。。)

先生に大好きな歌い手さんのことを教えてきた、とか、youtubeの動画を一緒に見た、とか。
とにかく楽しい話をしながら、ムスメとの関係を作ってくれました。
そこから徐々に、勉強の習慣をつけるよう促してくれたり、学校の掲示物の作成を宿題にしてくれたり。

この間は先生からの依頼で、模造紙に大きな木を描いていました。笑

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ムスメにとって、「自分を受け入れてくれて、話すと楽しくて、自分のことを信用してくれる人」の存在は大きい。
親以外の大人で、そういう人がいてくれることは、本当にありがたいことです。


周りとうまくやれないのは、個性派のお子さんにも問題がある。
もう少し言葉はソフトだったけれど、学校でそんなことを言われたこともありました。
そのとき、そうか、そうだよなぁと納得してしまった私。
なんで納得しちゃったんだろう。
確かに個性派だけれど、ムスメの良いところはたくさんあるのに。

でも、後悔をしても仕方のないこと。過去には戻れません。

いま出来るのは、ムスメが安心して自分らしくいられるよう、環境を整えてあげることなのかなぁ。と思っています。
もう少しの間、「ママは病んでるからお休み中ー!」とか言いながら、一緒に家でぬくぬくすることが、ムスメにとっては良いのかもしれないなぁ。

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今日は久しぶりに大好き家族の写真を撮らせてもらいました。
その後は大好きな2人と集合して、あれやこれや。
彼女たちといると、いまはダメ人間でもいいんだなぁと安心することができます。

ムスメにとっても、こんな環境が必要なんだな。
帰り道、しみじみとそんなことを考えていました。
あなたはそのままでいいんだよ、ということを、まずは私が、言葉でも態度でも伝えていけたら。
そう思います。

何か楽しいことに使わせていただきます!