マネジメント本より、育児本を読もうと思った。もう子どもの癇癪に慌てない
3日前、上の息子にクツを履かせようとすると、玄関でえび反りになって「イヤイヤイヤ」の大号泣。゚(゚´Д`゚)゚。
下の息子は、昨日の夜中2時くらいに、久々の夜泣き( ; ; )
子育てをはじめると、子どもの感情の振れ幅についていけず、はあああああ😩と息を吐きたくなる(というかホントに吐いてる)ことがよくあると思います。
可愛くて仕方がないのと、子どもの”癇癪”についいらいらする気持ちは余裕で同居しますよね。
今回紹介する本では、
❶日常の接し方
❷癇癪発動時の接し方
❸親の気持ちの落ち着け方
の三つを習得することで、心の落ち着いた子どもに育てる方法を勉強できました。
親自身のアンガーマネジメントが入っている点が面白いかったです。
本書の肝: PCITトドラーとはなにか
まず、PCITについて説明すると、
Parent ペアレント
Child チャイルド
Interaction 相互交流
Therapy セラピー
の頭文字を取ったもので、therapyとあるように、【治療法】を指します。
1970年代のアメリカで開発され、言うことを聞かない、落ち着かない、乱暴といった問題行動を取る2〜7歳の子どもの育児に悩む親に受け入れられました。
この本では、そのPCITのノウハウを活かし、問題行動の対処ではなく【予防】に最適な形で開発された【PCITトドラー】を取り上げています。
日本語ではあまり使いませんが、トドラーとは2〜5歳くらいのヨチヨチ歩きの子どもを指します。ベビーとキッズの間の時期をトドラーと言います。
子どものアタッチメントの型
子どもが、オトナに対して見せる愛着表現をアタッチメントというらしいのですが、数多くの子どもを観察した結果4パターンに分類できるようです。
① 安定型
② 不安定ー回避型
③ 不安定ーアンヴィバレント型
④ 不安定ー無秩序型
詳しい解説は本書をお読みいただくとして、子ども時代に培われた他者への愛着表現は対人関係の基礎になり、さらに自分の子育ての型となって子どもにも伝わってしまうそうです。
影響大きすぎますね。
親の育児スタイルの4パターン
子どものアタッチメントタイプとの関係については明記されていなかったのですが、幼少期の育児スタイルによってどのような性格になり、大人になるとどうなるのか?という調査も記載がありました。
まず、育児スタイルは
縦軸に「子どもへの反応性•あたたかみ」
横軸に「子どもへの要求・制限」
の2軸でもって四象限に分類されるそうです。
結論から言えば、右上の「権威的な育児スタイル」が、親子関係を安定させ、自己肯定感や社会的スキルを持った子どもを育てる方法だといいます。
私は【許容的】が理想なのかな?と思いながら読み進めていたのですが、中身を読めば納得できる点が多かったです。
ちなみに、私の親は許容的で、私自身も本書で書かれている特徴に当てはまる部分が多く驚きました。
職場の上司部下の関係を見ても許容的な人が多いように感じましたので、このタイプだけ解説しておきます。
許容的な育児のデメリットとは?
許容的なタイプとは、子どものやることに対しての制限が緩く、子どもにルールを守らせることが苦手という状態を指します。
そのため子どもは社会でルールを守って生活するスキルを身につけるチャンスを逃しがちです。
そういった親の元で育った子どもは、小さい時こそ活発な元気者ですが、年齢が上がるにつれ自己中心的な行動が目立ったり、自分以外の考えを受け入れにくい大人に育ってしまいます。
本の中では、「クレヨンしんちゃん」の母親みさえや、「ドラえもん」の母親などが例に挙がっており、
悪いことをした時に子どもを叱るものの、子どもへの対応はやや一貫性に欠け、問題解決を手伝ったり、指示が抽象的でルール化にも失敗してしまっているとのことです。
こんな感じで、色々な子どもや親のパターンについて解説した上で、癇癪を起こした場合の対処や親のメンタルケアなど、具体的な育児の方針についても教えてくれる良い本でした。
ぜひ、お読みください!
今日のお昼ご飯載っけときます。何作るか迷ったら、ミートソース系はどうですか?笑